埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

思い描いていた発表会

2009年06月12日 | ピアノコンサート(発表会)
私は、人前で出ることや目立つことが苦手。

それなのに、小さいころはピアノ発表会が大好きだった。

かわいいワンピースやドレスを着て、好きなピアノを弾けることが楽しかった


当時、私が通っていた教室の発表会は、朝から夕方までかかるほどの人数がいた。

でも、なぜか私の学年は、いつも人数が少なかった。

だから、何十人も演奏している子がいても、私が知っているのは妹と従妹くらい。

それが、なんだかさみしかった。


高校生くらいのころ、
それを見ていて、「もっとみんなで仲良くできる発表会ができるはず!」と思い始めた。

まだ、音大に入れるとも、ピアノ講師になれるとも分からないのに
「ピアノの先生になったら、こんな発表会をしたい!」と思い描いていた。

発表会をやりたくて、ピアノ講師になったといっても過言ではない。


in Yoriiの教室の生徒が6人になったとき、発表会をしよう!と思い立った。

そのころには、発表会のイメージはかなりリアルな状態になっていた。


2000年4月に初めての発表会を行った。


小さな生徒が「はじめのことば」でごあいさつ。

生徒の弾く曲を数曲まとめて、「森へでかけよう」というお話を作って、ナレーションも連弾もした。

「世界の旅へ」と題して、地図を使って、各国の作曲家や民謡を解説しながら演奏もした。

ちいさい子のリトミック

幼稚園児から高校生までの6名での、歌&ピアノ&エレクトーンのアンサンブル。

デビューや皆勤を祝って、表彰式もした。

最後は、大きな生徒に「おわりのことば」で締めてもらった。


プログラムは、生徒に表紙の絵を描いてもらい、中には生徒の顔写真のプリクラを貼った。


初めてでよくそこまでやったものだと、我ながら感心する


でも、それまで思い描いていた発表会だったので、自然にできた。

この形を発展させながら10回の発表会を行ってきた。


その間には、「こんな面倒な発表会は嫌だ」と言われたこともある


でも、このスタイルは譲れなかった。

確かに「弾く」だけでは済まないのだから、面倒ではあるかもしれない。

ピアノの練習をするだけでも大変なのに、全員のアンサンブルの練習まであったり、
みんなでアンサンブルするための何かを作ったり、
進行の練習をするためにレッスンが終わってから残ったり、
当日は、係の仕事があったり…。

でも、その「面倒」な中に、大切なものが詰まっているように思う。

私が子どものころに「さみしいな」と感じていた感覚は、生徒たちは感じていないはず。


その大切なものに気付けたら、「面倒」とは思えなくなる。


発表会のために、おそらく「面倒な」細かい作業を積み重ねていく私が、
「面倒」と思っていないのだから。

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2 コメント

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シンク (ちょこりん)
2009-06-12 21:05:04
こんばんは。
また、来ちゃいました。

だって、これってわたしのこと?って思ったんだもの。

私も、今年で11回目の発表会です。

11年まえの、第1回目のときのこと、思い出しました。

その時は、生徒は15人。

近くのレストランを借り切って、会費は1680円んケーキセットのみのコンサートでした。

小さい子の「はじめのごあいさつ」も、お話組曲は「星のターラー」というものをやり、大きなもぞうしに絵を描いて、紙芝居のようにした。
プログラムも、初回から、シールプリントを貼って、というところまでいっしょ。

また、今では「子供会?」と言われるような上下の中の良さと、他のお子さんもわが子のように成長を喜んでくださる親御さん。

そのために、いつもまわりはびっくりしていた。

まっみさんも、10年まえではずいぶん驚かれたのでは??

私みたいな人が、同じ時期に同じことやっていたって、すごく感動しました。

まっみさん、若いのに、すごいなぁ~
と、いつも思います。

これからも、頑張ってください。

ともに、自分の道を信じてあるいていきましょうね!!
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いらっしゃいませ! (まっみ)
2009-06-13 11:24:36
お忙しい中、いつも読んでいただいてありがとうございます。

私も、きっとちょこりんさんも、そうだったんだろうなぁと思っていました。

10年前は、異色でしたね

周りであれこれ言われることもありますが、
生徒たちの楽しそうな顔を見ている限りでは、
「これでいい」と信じています。

ちょこりんさんもがんばっていると思うと、心強いです。
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