埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

ごほうび「おばけキーホルダー」

2011年02月14日 | ピアノコンサート(発表会)
今年も「花をさかせよう」が始まりました。


ピアノコンサートに向けて、曲を仕上げていくのに、
「流れにのって」「イメージして」などの項目が書かれている葉っぱや花びらのシールを
クリアするたびに一枚ずつ貼っていきます。

曲の仕上がりって、目に見えないので、
これでいいのか不安になったり、逆にできていない部分が見えにくかったり…。

でも、一枚一枚シールを貼ることで、
モチベーションアップにつながったらいいなぁと思っています。

また私にとっても、ミスにこだわるレッスンではなく、
“音楽を作っていく”レッスンにつながっています

ソロと連弾、2つの花が満開になったら、
今回も生徒たちにごほうびを用意しています。


今年は、まだ誰も満開になっていませんが、
先にごほうびを見せてしまいます

おばけのキーホルダーです。


おばけと言っても、とってもかわいい

クラフトエイドのカタログに載っていたもので、
このキーホルダーの写真を見たときに、涙があふれました。
なぜだかは分かりません。

それから、気になっていたのですが、
使い道がなかったので、購入するところまでは至らず…。

それから数か月たち、「花を咲かせよう」のごほうびを考え始めたときに、
「おばけキーホルダー」のことを思い出しました


それが昨日届いて、実際の品物を見たら、また涙


キーホルダーと一緒に入っていた説明です。


タイ北部チェンマイ郊外にある「希望の家(児童養護施設)」には、
主にエイズや麻薬などが原因で親を亡くした山岳民族の子どもたちが暮らしています。
希望を持っていきているるように願いを込めて1997年に開設されました。
このキーホルダーは、寮で生活する男の子たちが作りました。
作った男の子と名前がタイ文字で彫ってあります。
売上は、寮の運営費になります。



こういうことを知ると、
こうやって“普通に”音楽ができる幸せがとても贅沢なものに思えます。

この子たちは、毎日を幸せに過ごせているのだろうか?
音楽を楽しめる環境になるのだろうか?

私たちは、幸運にも贅沢な国に生まれることができ、
家にピアノがあり、音楽を楽しめる環境がある。

そういった当たり前に思ってしまうことも、
当たり前ということは決してないのでは…と思えてきます。


私も、悲しいかな、赤字経営真っ只中ですので
たくさんの寄付や購入はできませんが、
こういう機会に「希望の家」の子どもたちの役に立ててうれしいです

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