すべては「単純に！」でうまくいく

先月のコーチングセミナーで紹介されていた本。

“すべては「単純に！」でうまくいく”　　飛鳥新社
　　　ローター・Ｊ・ザイヴァード＋ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー


かなり厚めの本だけど、読みやすくて一気に読んでしまった。


シンプルにする＝分かりやすく単純に生きよう。
余計なものを身につけず、本来の姿に立ち返ろう。

身の周りのことから、自分の内面へ向かう。

各章の冒頭に６段階のピラミッドの絵が出てくる。

　あなた自身
　パートナー
　人間関係
　健康
　時間
　お金
　物　　　　　　

「物」が一番下で一番大きく、「あなた自身」が一番上で一番小さい。


その中で印象的だったものをまとめる。


“物”って思っているよりけっこう多い。

今まで２回引越しをしているが、「こんな狭い部屋にこんなによくしまってあった」と感心するほどの物が運び出される。

これらを整理し管理することで、探し物に時間を費やすこともなくなる。

目の前にたくさんの物があるだけで、脳みその一部がふさがれてしまうので、
物をスッキリさせることで、頭もスッキリする。


私は、整理は好きなので、身の回りがごちゃごちゃしていないほうだと思うけど、
スッキリしない場所は必ずある。

そのヒントになったのは、
・収納場所が７５％までふさがったら、満杯とみなしましょう。

…そうよね、そうすれば、洋服だってシワにならないし、書類も何かにまぎれないよね。

あとは、基本的に「使い終わったら戻す」ということだと思った。

今日も、やっと４月の発表会の資料を完全に収めたけど、
４月の時点でできていれば、探し物ははるかに楽になる。



“時間”は、
・一番大事なことを一番最初に！

　…目の前の細々したことに振り回されない「自分」をしっかり持つことだと感じた。

・長く見つめる。
　物を見るとき、最低５秒。
　見つめる時間をほんの少し長くすることで、人生の喜びや質が目に見えて高まります。


“健康”は、食事や運動だけでなく、
・空を感じる（自然を味わう）。
・気持ちよく微笑む。　　　　　ということも。

身も心も健康に、ということを心がけたいと思った。


“パートナー”は。
・カップルの資本は愛情。
・週に一度９０分、「２人きり」で話すこと。

一日にまとめて９０分の時間をとることは難しいので、夫とじっくり話す時間をまず３０分の時間を取ることにした。

おととい、初めてこの３０分をやってみた。
夫は普段あまり話す人ではないけど、私の質問の仕方で変わることや、
意外なことを気にしていたことに気づけた。


“あなた自身”は、
・「良心」を楽にしてあげる。
・信頼できる人を見つけ、悩みをフランクに打ち明ける。
・エニアグラムで常に自分が抱える問題を探る。

自分のダメなところ、その日のできなかったことを気にするのではなく、
得意なことに目を向け、罪悪感やプレッシャーを与える自分の中の「裁判官」を休ませましょう。と書かれている。

…自分に素直に、ということかな。

　やるべきときにはやらないきゃならないけど、身も心も負担に感じているのだとしたら、休ませる時間も必要。


これを書いていたら、スッキリしていない場所をいくつか思い出してしまったので、
一番下の「物」をなおざりにせずに、シンプルな生き方を見つけたい。