誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

タオル

2020-07-12 04:20:28 | バドミントン

中一の夏。

筒井中バドミントン部の私は初めて他校へ練習試合に行きました。

 

心躍り、自信も気合いも十分で臨んだその試合の直後は、自分の弱さにしっかり太鼓判を押され、汗だくで、横内中学校の体育館の壁にもたれかかったまま泣きそうで動けませんでした。

 

窓からの陽の光が汗で反射させてたからでしょうか、歩み寄ってきたその勝者はキラキラして見えました。

 

すると、対戦相手のJ君。

なんと、満面の笑みで自分のタオルを私に投げてくれたのです。

 

 

この瞬間、壮大な映画の幕が開いた様な、確かにに大きな何かが始まった気がしました。

結果として、それが私の人生の幕開けでした。

 

 

J君と知り合い今日まで、とても書ききれない程の人の縁と、思い出と、経験を頂いてきました。

縁が縁を呼び、その縁がまた縁に繋がり、そして重なりと、私にとってかけがえのない壮大な人間関係はここから始まりました。

筒井中学校だった私が、今では横内中学校の同窓会に呼ばれる程に(笑)。

 

妻との結婚も、この縁からです。

 

 

あの夏から33年。

 

 

先日、J様邸新築工事の契約を交わさせていただきました。

あの時と変わらない満面の笑み。

 

本来、契約書(契約)はとても重いものですが、今回は1万円の印紙を貼った、ただの紙なんだなと思ってしまいました。

誤解なく。書面以上の信頼関係と責任を自覚しているという事です。

 

 

お互いが中学校で最初の他校の対戦相手でしたが、高校卒業前の一番最後の大会を一緒にダブルス組んで出場したのもいい思い出です。

高校も別々で、他校とダブルス組む事はとても珍しかったんですよ。

 

 

さて、今度ばかりはタオル投げられない様に、負けられませんね(笑)。

 

想い出講演会(完成見学会)は12月に予定しております。

お楽しみに!。

 


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