この日は、兄、両親、私の4人で作業しました。
すごーく表現が難しいのですが、私が苦手なブドウの木があります。
いや、正直にいうと、ブドウは冬の剪定直後以外は好きになれない苦手な枝ぶりです。
そのなかでも、この日作業したブドウの木はホントに苦手。
ブドウの枝は、棚の上をのたうち回って枝を伸ばすので、枝を追って作業をするとクラクラしてくるンです。
この表現は、ブドウ栽培をしている方でないと分からないだろうな…と、自覚しつつも表現が難しいです。
その中でも、この日作業した木は、のたうち回る枝が広範囲にあり、あまり集中し過ぎるとクラクラ感が強く出てきます。
苦手だー、と思うからこそクラクラ感が増すのかもしれません。
このブドウの品種は、藤稔(ふじみのり)といって神奈川県藤沢市で作出されました。
同じ県内で作出されたので当地でも育てやすい品種です。
藤稔は巨峰に取って代わって、今や日本各地で栽培されています。
私にとっては見慣れた花ですが、農業に関わりのない方にはちょっと珍しい花を写真に撮ってみました。
↑シャインマスカットの花です。
モサモサとした部分が雄しべと雌しべです。
お世辞にもキレイの部類の花ではないけれど、ブドウも花が咲くンです。
今、私が作業している房作りでは、この長さ20センチあまりのブドウの房のうち、先端(写真では右端)から7センチくらいは残すものの、他の花は軸から全部切り落としてしまいます。
咲いた花のだいたい7割は不要。
この後でジベレリン処理(1回目)→予備摘粒→ジベレリン処理(2回目)→本摘粒と進み、 袋掛けもします。
そういえば先日、メイン農産物の袋掛け(晩生種)をしましたが、強風でかなり落ちてしまいました。
ただでさえ、晩生種は不調なのに、こんなに落ちてしまって、今後は採算が見込めるかどうか…という岐路にいます。
それと1週間前に防鳥網をかけたビワの様子。
↑少しずつ黄色く熟してきました。
ビワはサブ農産物なので力をそれほど入れていません。
だがしかし、今年はカメムシの異常発生があり、産地の千葉県では被害拡大が懸念されています。
果樹園にとってカメムシはホントに悩ましい昆虫です。
私にはできることなんてほぼありませんから、経営者の兄がなんとか奮闘することになりそうです。
次回も楽しくお手伝いしたいです。