吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

〈催事〉0496:「川嶋神社の絵馬」探訪①

2017-04-11 03:28:38 | 行楽催事

 

写真①:海上守護の神として地元漁民の崇敬が篤い「川嶋神社」
      =山口県下関市豊浦町宇賀字川島で、2017年4月2日午前10時50分撮影

 4月2日、下関市豊浦町観光ツアーに参加して
「川嶋神社の絵馬」探訪①

  私が所属する福津市の町興しボランティア団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」主催の観光バスツアーで4月2日、山口県下関市豊浦町の響灘に面した港町・室津を訪問。「豊浦地区まちづくり協議会」の方たちのガイドで「室津の鏝絵」巡りフットパスを楽しんだあと、同町宇賀字川島の「川嶋神社」=写真①=で奉納されている多くの絵馬を見学しました。豊浦町湯玉浦が発祥地とされる「大敷網」(定置網の一種)漁が約60Km離れた福津市津屋崎にも導入され、大正時代に筑前勝浦濱(現福津市勝浦)の漁民が、「川嶋神社」に豊漁お礼の絵馬を奉納したことも確認できました。きょう11日から「川嶋神社の絵馬」探訪の模様をリポートします。

 「川嶋神社」参拝

  午前10時50分、バスで「川嶋神社」に到着。神社の祭神は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、菊理媛命(くくりひめのみこと)、神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと=神武天皇)、応神天皇の5柱。創建年代は不詳ですが、『川嶋神社由来古老伝』によると昔、神霊が舟で川嶋の浜に着かれ、ここに宮殿の礎を敷くよう神のお告げがあり御鎮座になったという。

  「川嶋神社」は、海上守護の神として、地元漁民の崇敬が篤く、拝殿には江戸時代末期の文久4年(1864年)正月に筑前博多鰯町の萬問屋大島屋七兵衛が奉納した鶴と松を描いた絵馬が掲げられています=写真②=。また、同神社の参道の石畳は対州石が敷き詰めてあることから、九州・対州(対馬)との交易が海路で行われていたことがうかがえます。

  

写真②: 文久4年正月に筑前博多鰯町の萬問屋大島屋七兵衛が奉納した絵馬

     =「川嶋神社」拝殿で、4月2日午前10時50分撮影

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