Daily Bread 日々の御言葉

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「聖書各駅停車」
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今日の御言葉 20170415 ローマ書9:14~21「何ものなのか」

2017-04-15 | Weblog
4月15日(土)
現在のテーマ「神の選びとイスラエル」
今日のテーマ「何ものなのか」」
■聖書 ローマ9:14~21 (20)
■聖句 「人よ、神に口答えするとは、あなたは何者か。造られた物が造った者に、『どうしてわたしをこのように造ったのか』と言えるでしょうか」。(20)
■解説
神の選びは約束に基づくものであること、さらに神の自由な主権の行使によるものであることをパウロは述べてきました。そこから2つの反論が生まれます。一つは選びの中で不公平や差別が生まれるのであれば、「神に不義があるのではないか」(14)という反論であり、第二は、もしこれが正しいとすれば「人間の責任を問うことはできないのではないか」(19)という反論です。第一の反論に対するパウロの解答は、神とは「何ものなのか」ということです。ファラオの例を挙げながら、「神は御自分が憐れみたいと思う者を憐れみ、かたくなにしたいと思う者をかたくなにされるのです」(18)と、主権者である神の自由を強調し、神の不義を否定します。第二の反論には、人間とは「何ものなのか」という視点から、今日の聖句のように述べています。パウロは陶器師と粘土の関係を例えに、造られたものが造り主の意のまま扱われたとしても不平を言う立場にないことを述べています。パウロは神が絶大な主権者であることと、人が造られた存在にすぎないことを、まず前提とするようにと私たちに勧めているのです。
■祈り
造られた者であることを認め、造り主であられる主の御名を心から賛美いたします。