Daily Bread 日々の御言葉

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「聖書各駅停車」
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今日の御言葉 20170303 ダニエル書12:5~13 「復活の希望」

2017-03-03 | Weblog
3月3日(金)
現在のテーマ「預言的部分」
今日のテーマ「復活の希望」
■聖書 ダニエル12:5~13 (13)
■聖句 「終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。時の終わりにあたり、お前に定められている運命に従って、お前は立ち上がるであろう」。(13)
■解説
ダニエル書の最後です。ダニエルは、また新しい光景を見せられます。川の両側に立つ二人の人の内の一人が「これらの驚くべきことはいつまで続くのでしょうか」(6)と尋ねると、もう一人が7:25でも述べたように「一時期、二時期、そして半時期」と答えます。さらに「千二百九十日が定められている」(11)、「千三百三十五日に至る」(12)と言って不思議な数を残します。これらの数字については、アンティオコス・エピファネスによる迫害の時期と期間を指していると考えて、数字を当てはめようと試みる人々と、ある一定の期間を指す象徴的なものであると解する人々があります。しかし、もっと大切なことは、「最後まで耐え忍ぶ」(マタイ24:13)ということです。それは厳しい試練の中で「多くの者は清められ、白くされ、練られる」(10)ためです。「白くされ、練られる」は「しみを消し取られ、精錬される(不純物が取り除かれる)」という意味です。ダニエルは天使の言葉は聴きましたが、彼自身は結局それが何を意味するか理解できませんでした。御使いは「ダニエルよ、もう行きなさい。終わりの時までこれらの事は秘められ、封じられている」(9)と、素っ気なく答えています。それは、現在のダニエルに直接関係のあることではなく、「定められた時」(8:19)に関することであったからです。「待ち望んで、千三百三十五日(定められた時に)至る者は、まことに幸いである」(12)と言って、未来の人々の信仰を励ますためであったからです。そして今日の聖句、ダニエル書の最終句は、最後まで主に従ったダニエルに対して、安息と復活が宣言され、大きな祝福の約束をもって終わっているのです。
■祈り
「ハレルヤ!」。ダニエルのように信仰を失わず、最後まで耐え忍び、安息の後に、主が約束しておられる復活の祝福に私もあずかることができますように。