良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

ママ達の挑戦

2009-03-22 23:14:49 | 良い子、良い親!
 午前9時10分、曇天の中、2009年の東京マラソンがスタート。ちょうどその時間、私は、横浜のみなとみらいのカフェに到着しました
 今日は、チーム・マナーズのハッピーランニングの日、です 4月26日、多摩川で開催されるチャリティーマラソン「パラカップ」を一つのきっかけに、ランニングの企画をたててみました
 初めてランニングをしようと決めたママ達 ただ走るだけではなく、ランニングの基礎、知識を学んで走ろう!というママ達 集合時間にはまだかなり時間がありましたが、すでに「ウキウキ、やる気」のママ達が集まり始めました

 心拍数や心肺機能の話し、血液の循環の話し、無酸素運動、有酸素運動の話し、LSD走法の話しなど、ランニングをするにあたり、知っていれば役に立つ話し、わかっていれば安心な話しなど、30分のランニングドリルのあと、しっかりと準備体操をしました
 いよいよランニング開始 大観覧車のコスモクロックを見上げると、10時30分でした。今日は風が強く、海のそばの公園を走る時には向かい風 一人であれば、かなり気分の萎える強風でしたが、初めてのランニングは笑顔がいっぱい
 若い頃は、箸が倒れてもおかしい・・・と言われますが、今日の私達は、向かい風であっても、今にも雨が降り出しそうであっても、何だかとても楽しい・・・ランニングに挑戦!みな、同じ思いを持ってこの「挑戦」をしている・・・その興奮が、すべてをハッピーにしてくれるのでした

 1キロ8分強という「ゆっくり」のペース。ハーハーゼーゼーしないランニング おしゃべりをしながら、冗談を言って笑って走れるペースは、心拍数から見てもまさに有酸素運動。
 みなとみらいホール前を出発した私達は、強烈な向かい風の中、新港パーク、赤レンガ倉庫を通り、できたてホヤホヤの象の鼻地区を左に見て大桟橋へ。そこでUターン。
 くるりと方向を替えたとたん、みなとみらいホールのある建物がはるか遠くに見えました 私達がどれだけの距離を走ってきたのかがよくよくわかりました
 「わあ、パシフィコがあんなに遠くに見える」そうなんですよね。じつはすでに2キロ以上も走っていたのです・・・
 帰りは、開港博会場の横を通り、コスモワールドを左手に見て、もとの場所へ。残り500メーターあたりでポツポツと雨が降り出しました。
 中学の新1年生になる卒業生のお嬢さんは「わー、私、こんなに走れると思わなかった!こんなに走れちゃった」と感激。ママ達もじんわりと汗をかき、爽快な気分・・・と話してくださいました
 スタートしてから40分間。私達は4.8キロを走りました
 ランチを済ませて帰ってくると、すでにメールが入っていました。
楽しかった あんなに走れてうれしかった また、絶対に走りたいと思った・・・私はうれしかったですねえ

 私は本当に思うのです
若い子ばかりではなく、大人の私達にも、実際には可能性がいっぱいあるのだ、ということ そのことを大人が実感できないのは、本当は「実感できない」のではなく「実感しようとしない」だけなのではないのかな?

 ランニングでなくても良いのです。他のどんなことでもいい・・・それがどんなことであっても、「到底、私にはできない」「そんなことは絶対に無理」「できるわけないじゃないか」こんなふうにさえ考えなければ・・・
 いつか重い腰を上げれば・・・必ず、新しい大きな可能性は生まれる きっとそうだと思います 要するに、限界を作っているのは、案外、自分自身なのかもしれません

 初めて4.8キロを走り終えたママ達の笑顔・・・その笑顔は、わが子がペーパーでたくさんの花丸をもらった時、成長を実感した時の笑顔とはまた違う、イキイキとした達成感に満ちた女性の笑顔でした
「無理」「できない(させられない)」「やれるわけない(させられるわけがない)」・・・そういう思いこみが、じつは可能性への道を閉ざし、自ら限界を作り、新しい世界を見るチャンスを奪っているのでしょう

 さまざまな学年の子どもを持つママ達 走っている時には、立派な「ランナーの卵」だったママ達も、ランチの時間にはすっかり「母親」の顔に変身し、いろんな子ども話し、子育て話しに花を咲かせました
 今夜ママ達はきっと、東京マラソンで完走したランナー達とまったく変わりない達成感を味わってくださっていることでしょう



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