ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

カルフールで買ったシューズ、活躍!

2017-04-10 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


クルージュ国際マラソンで、女子総合5位、そして年代別優勝。総合のランキングは驚くべき数字、決して意図していなかったし予想もしていなかった入賞、表彰台。そんなことも起こるものです。



好天に恵まれ、ちょっと風が強かったけれど気持ちよく走り抜けた42キロ、最後は欲を出したものの3時間41分02秒。これでも大満足、何せシューズが急ごしらえ、レース当日の朝にカルフールで買った街歩き用。



スタジアムにゴールしてすでに午後1時に近かったので非常におなかが空いていました、ふらふらとエイドステーションに向かって歩いていると、フィールドの中からラン友のマリア・マグダが大声で私を呼んでくれています。「ヒロコ==、表彰よ==!」

年代別優勝はしっかり狙っていたので、そのことで呼んでくれているのだと思って近寄っていくと、
「ヒロコ、女子総合で5位に入ったよ==。」
「え!?まさか!このタイムで?何かの間違いでしょ!?」

マグダの傍らには、同じくランナーでマラソンを走った夫君がいて、スマホ片手にランキングを見せてくれました。
「上位を走っていたルーマニアの国家養成エリート選手のボテザンが途中でやめて、ヒロコが5位になっている。」と。

マグダは堂々のサブスリーで3位入賞。女子は5位まで表彰なので、5人の入賞選手が揃うまで表彰ができません。インターネットサイトにはリアルタイムで順位が確定していくので、マグダの次に誰がゴールしてくるか、今か今かと待っていたといいます。



が、待てど暮らせど、後続の女子ランナーはゴールにはいってきません。4位に飛び込んだのが3時間40分24秒、すでにマグダのゴールから40分が経過した後です。そしてすぐに続いたのは、この私だったのです。



「ヒロコ、前、見えてなかったの?ほんの30秒ほど違うだけだよ。追いつけなかったの?」

と言われても、リレーマラソンやハーフのランナーも混ざっているし、自分のマラソン総合順位など気にもしていませんでした。何度かの折り返しがあって、確認しようと思えばできたけれど、私が狙っていたのは年代別優勝だけ。私より年寄りの女性ランナーが前を走っていないかだけは、ちょっと気にしていたけれど。



例年クルージュマラソンの5位入賞は、3時間一桁くらいで勝負がついています。しかしながら、ルーマニア各地でマラソン大会が乱立してランナーも分散したのでしょうか、今年のクルージュマラソンには、中堅ともいえる3時間一桁以降の女子ランナーが参戦してこなかったようです。

そして廻ってきた「女子総合入賞」のぼた餅。4位に食い込んだ女子ランナーも目を丸くしながらも大喜び。まだ若い彼女、伸び盛りに違いないから、相当な励みになったに違いありません。

私のような老獪ランナーでも、「事実は小説よりも奇なり」を地で行くこんなことがあると、楽しくてしかたないです♪

この日は未明に目が覚めて、マラソンシューズを忘れてきたことに気付き、大慌てでスーパーに買いに走っていました。足りない食材を買いに急ぐのとはちょっとわけが違うぞよ。しかしながら、そのシューズでぼちぼち走り、大満足の3時間41分、入賞までしてしまいました。

「転んでもただでは起きぬ」といいますが、ルーマニアのラン友は「You always find your way.」と。

追記:
あとで手帳を調べてみると、昨年の同じマラソン大会は3時間44分で走って、年代別は優勝。女子総合順位は調べてもいませんでした。去年よりタイムが良かったとは驚き。

コース変更があって、10.55キロの4周回から、21.0975キロの2周回に。でも、市内を行ったり来たりするコース設定には変わりなし、曲がり角や折り返しも多し。

やるなあ~、カルフールで買った靴。でも、二度とこれで走りたくありません。誰にもこのシューズでランニングをすることを、お勧めしません。ほぼ、ゴム草履のような履き心地です。

しかしながら、膝はいつものように痛くなっただけ。いつも以上には痛くなりませんでした、良かった!

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