ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

でかカボチャのシーズン♪ 

2010-10-27 | ルーマニアのご馳走

 
ルーマニアのピアッツァ(=市場)は、季節がはっきりしています。と言うのも、地元で採れた野菜や果物を並べているから。大規模スーパーでは、年中同じように同じ規格の生鮮野菜を供給すべく、最近ではトルコ産・スペイン産・イタリア産など、ヨーロッパ各地からの輸入品が並んでいるけれど、お味はルーマニア産に勝るものなし。
 


ルーマニアの農業は化学肥料を使わない有機栽培が基本。夏場に降り注ぐ太陽の恵みを受けて、完熟になるまで畑で実らせ、市場に運ばれてくる野菜&果物は、味がぎゅっと濃縮していてとても美味しいです。



時として形や大きさが不揃い、でも市場ではキロ単位の量り売りが基本なので、多少大きさがまちまちでも問題になりません。



表情が多少へんばくちゃ(←これはたぶん、大阪弁、どなたか通訳してください~)でも、だからそれなりのお値段で量り売りしてくれます。
 


いま、美味しいのはかぼちゃ。これ、日本のカボチャと違ってかなり大きいです。上の写真、スプーンを置いてあるけれど、これはリングリッツァ(=小さなティースプーン)ではなく、リングラ(=大きなスプーン、シチューやカレーなどを食べるときに使うサイズ)。友人が田舎から持って帰ってきたもの。余りにも大きいので、半分こして、私に持ち帰らせてくれました。
 


普通に売っているのは、こんな感じ。いずれもルーマニアのカボチャは水気が多くてべちゃっとしているので、煮物やシチューに不向き。そのままオーブンで素焼きにするか、または焼き菓子に使います。いつでも活躍するのがオーブン。
 


ルーマニアの普通の家庭に常備されている大きなオーブン。ガスレンジ台の下が必ずオーブンになっていて、その大きさたるや、40センチ四方のスポンジ台が軽々焼けるほど。このオーブンを料理に&お菓子作りにフル活用しているのがルーマニアのママたち。日本では余りオーブンを使いこなしているお母さんたち、少ないと思うけれど、ルーマニア式で、料理でもお菓子作りでも、材料を用意してあとはオーブンで焼くだけ、という料理は、意外に簡単♪
 


はい、これがカボチャの焼き菓子。バター成分が多くないのでパイ生地ほど層にはなっていないけれど、小麦粉を練りあげピザ生地(またはナン生地)に近いものを準備し、カボチャをおろし器で摩り下ろし、甘み(=砂糖)を足したものを、巻き上げていきます。
 
作り慣れない私から見れば面倒そうな作業でも、お姑さんはほんの朝飯前。小麦粉をこねてナン生地を作ることは、なんでもない作業なのです。というのも、お姑さんの田舎では、ちょっとした災害でしばしば食料品の供給が止まったそうです、パンを買うことが出来ないそんな時、買い置きの小麦粉でパンのかわりにナン(=ピタ、とも言うかも)を作るのは、日常のなんでもない作業。
 
いつも、旬のものを使って美味しいルーマニアの家庭料理、ありがたや、お姑さんとの同居生活♪

//@Bucureşţi


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