ROMAのCAFFE'でおしゃべりを

Due chiacchiere al caffe’ di Roma

クリスマスの準備

2007年12月18日 | イタリアのこと
みなさま、コメントへの返事が遅れておりまして、大変申し訳ございません。きっとお返事しますので、もう少しお待ちくださいね。

さて、年末も押し迫ってまいりましたが、今年はあまりの不景気に、さすがの能天気イタリア人たちも「ナターレ(クリスマス)の雰囲気がぜんぜんないよ・・・(はふ~)」ともらしております。ローマでの冬のセールは、通常よりもかなり早く2008年1月5日(土)から始まるので、クリスマスプレゼントを定価で購入しても、その2週間後には半額!なんてことにもなりかねず、プレゼントの購買意欲もすっかり下がっている模様。うちのお店への客足も、12月中旬を過ぎたというのにイマイチって感じなんですよね。

ああ、なんかショボイ話になってしまってすみません。

今日は家に飾ったプレゼーピオの写真を数点ご覧くださいませ。イタリア以外にお住まいの方々はご存じないかもしれませんが、イタリアでは、この時期プレゼーピオ(presepio)というキリスト降誕時を再現した模型を飾るのが伝統です。もちろんツリーを飾る家庭も多く、プレゼーピオとツリーと両方準備するお家も少なくありません。ブログ・フレンドのきっこちゃんのところはすごいですよ。すべて手作りなんですって。

私個人としては、ツリーよりもクリスマスの意味をきちんと表現しているプレゼーピオに心を惹かれます。5年くらいまえに本体部分の馬小屋と主要登場人物の模型を、プレゼーピオの本場であるナポリで買い揃え、あとは年々少しずつ買い足しながら規模を拡大しております。このナポリ製のお人形たちはすべてテラコッタでできていて、プラスチック製に比べるとお値段は少々張りますが、いい味出しているんです。手作りだから表情も一体一体違うので、選ぶ楽しみもあるし。このナポリ製のお人形たちは、ローマのナヴォーナ広場でも購入できるので、わざわざ毎年ナポリまで買出しにいかなくっても大丈夫なんですよ。



全体図

写真が暗くてわかりにくいかもしれませんが、中心部分とその左右上方にに小さな街があります。それを紙で作った山でつなげています。今年はバロック風にしてみました。超自己満足の世界 お人形遊びの感覚に似ています 地面にひいてあるのは本物のコケで、この時期お花屋さんなどで手に入ります。



中心部分

上の写真がプレゼーピオの中心となる部分です。ジュゼッペ&マリーアの前にまぐさ桶が置かれておりますが、まだキリストはいません。赤ちゃんキリスト(バンビネッロと言う)は、12月24日の夜中にその位置に置かれます。この辺、模型といえども手が込んでいて、ちゃんとお約束ごとがあり、そういうわけで、キリストの誕生を祝って乳香、没薬、黄金を贈り物として捧げた東方の三博士もまだ不在。1月6日に幼子のもとに到着するので、いまのところは出演待機中です。天使はいろいろな天使がいたのですけど、私は「受胎告知」の天使を選びました。手に巻紙を持っているでしょう?その右上には、巨大なうさちゃんが!私にとってはうさぎはかけがえのない動物なので、毎年重要な位置をキープです



街の部分

向かって左側は街の雰囲気で作りました。おば様方がおしゃべり中。後方には焼き栗売りのおにいさんと、窯が置いてあります。



森の部分

そして向かって右側は森。プレゼーピオって、造る人によってかなり雰囲気が変わると思うのですが、私の場合は異常に動物が多いですね。人より動物。羊の群れに、1匹だけ黒羊(茶色だけど・・・)が混じっているのが私のこだわり(いつものごとくオタク入っています)。

こんなに気合入れて作りましたが、このプレゼーピオは1月6日にはすべて片付けます。その時は、いつも少し寂しい感じがするのです。





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