SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画「スタンドアップ」 ~ 日本で撮れるか?

2006年07月10日 | 映画(サ行)
 最近めずらしい社会派の作品。女性の社会参画とセクハラの問題が正面から描かれている。

 日本では進歩的なはずの政治の世界でさえ、あえて「女性閣僚」と呼称される。そこが男の世界であるがゆえだ。アメリカの政界はその辺はるかにボーダーレスに見えるが、そのアメリカでさえこの作品に描かれたような時代が少し前まであったのだ。
 事実に基づく映画だそうだ。

 ヒロインと弁護士のラブ・ストーリーをある程度の比重で描くことも可能だったろうがそうはせず、硬派の作品に仕上がっている。そのためか主役はあくまで女性で、男優はショーン・ビーン、ウッディ・ハレルソンなどが出演しているもののとても影が薄い。
 監督が女性であることも見逃せない。

 一見地味な作品だがシャーリズ・セロンがタフなヒロインを熱演、果たして今の日本映画興行界でこういう企画は日の目を見るだろうか?

 原題は”North Coutry"だが久々に内容を良く表したまともな邦題が考えられている。


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2 コメント

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監督 (kimion20002000)
2006-07-17 03:20:12
TBありがとう。

この監督の前作の「くじら」も、民話調のファンタジックな少女物語かなと思っていたら、とても、社会派の骨太な映画でした。

今後も、期待できますね。
録画はしたけれど・・・ (mach)
2006-07-17 17:08:40
kimion20002000さん、



 コメントありがとうございます。

 「クジラの島の少女」はTV放送された時に録画したら、逆にいつでも見られると安心してしまって、いまだに見ていません。

 さっそく、じっくり見てみます。



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