そよ風に乗って

過ぎ去った思い出や、日々の事を
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私のファミリーヒストリイ③・・機関紙ギタリストで知る父の足跡

2016-10-31 23:01:11 | 私の事

 

手元にあるのは、父が設立した関西スペインギター音楽同好会発行の

機関誌ギタリスト5号と9号です。

1~8号までは父が発行し、9号は両親が亡くなった後に発行して頂いた

最終特別号になっています。

(左、9号本誌最終特別号、昭和26年3月10日発行、 右、5号、昭和25年1月発行)

色あせています。いつ誰に渡されて持っているものなのかは覚えていません。

今回、資料として、読んでみると、大変興味深いものがあります。

父は余命を知って、わずか2年の間でしたがクラシックギター界の発展に役に立ちたいと

命を燃やしたのではないかと、そんな思いが伝わってきます。

 

まずは5号ですが、この号は、武井守成(もりしげ)氏の急逝された記事と

第1回西日本ギターコンクールの記事特集です。

記事によると

武井守成氏は「ギターの父」と仰がれた、偉大なギタリストにして作曲家で

昭和24年(1949年)12月14日に急逝されました。60歳でした。

 

武井氏については、インターネットで名前検索して頂くと、詳しく知ることができますし

ユウチューブで作曲されたギター音楽も聴くことができるので、ぜひ聞いてみてください。

 

そして、父が武井氏の作品集第1号の出版にかかわり

18曲が曲集となって頒布されています。

この曲集の為の写譜が武井さんの最後の仕事となったそうで、

令嬢からのお便りとして載せられているので知ることが出来ました。

そして氏の随筆 〇アルアンブラの思いで、〇作品番号 の2点も載っています。

最後に書かれた随筆が父の機関誌ギタリストであったことは光栄です。

(5号、1面)

 (武井氏ご令嬢から寄せられたお便り) 

武井氏の最後の仕事の様子を書いて頂いています。

 (武井氏の作品集頒布を知らせる内容の記事。武井氏自ら写譜されて

筆跡が青写真として窺える と書いてありますね。)

  

父は事業部として、楽譜の頒布もしていたことを知りました。

両親は私が6歳の時に相次いで亡くなりました。

思えば、あの頃は父が座敷の大きなテーブルで

いつも書き物をしていた姿を思い出します。

 

次回は、父が主催の西日本ギターコンクールについて、

ギタリストの内容から書きたいと思います。

 

 


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