maple valley ~乙女手芸部~

高校から再び特別支援学校へ
大好きなものづくりと日々のあれこれを
のんびりと綴っていけたらと思います(^^♪

お金の話②

2022-01-30 18:56:36 | 教材
消費生活の単元のはじめは
身近なお金の話から。

高校生のお小遣い事情やアルバイト代のことなど
個人的な内容を扱うので配慮しながら。


まずは基本的知識の部分で
卵やハンバーガーの値段あてから
就職前の生徒の興味関心の高い
初任給、免許取得費用、最低賃金なども
考えてもらいました。


次に消費行動の部分。
生徒の反応が大きかったのが
ジュースを買う行動について。
高校は校内に自動販売機が設置されています。
一見、街中の自販機より価格が安いので
お得だと感じている生徒もいます。
が! ラベルを確認してもらうと
気づきましたねー。
500mlではなく480mlになっている商品が
あることを。

そして“ちりつも行動”
生徒の行動を観察していると夏場は特に
毎日1~2本必ず自販機で購入している生徒がいます。
1本は¥100だけれど
1か月、1年、3年と経過していくと
卒業までにあの自販機に約¥60000を払っていることに。
(長期休みの期間を除いて1年を10か月で計算しています)
このあたりの反応はなかなかでした。
「1人¥60000だとして20人が同じ行動をしたら・・・」
「自販機の収入すげーな、無人なのに」
とびっくりしていました。
それと同時に必ず水筒を持参する派もけっこういて
その生徒たちの考えも共有してもらいました。

お金の使い方は経験によるところが大きいと思うのですが
身近なことから考えてみることは大事だと思って
授業の導入にそんなことをしています。



ちょっとめんどくさいけど、わいわいやる

2022-01-30 17:23:24 | 日記
今勤務している高校は工業高校が前身という
こともあり、年度末には教室のワックスがけ
だけでなく、1年間使用した教室の壁を真っ白に
塗り替える作業をします。
私も生徒も入学した1年目はここまでやるんだと
びっくりしていましたが、3年目ともなると
恒例行事のような感じです。
慣れるものですね(^^)

こうした作業はめんどくさいと感じるのが普通ですが
なぜか出席率がいい。ほとんど休まないです。
”ちょっとめんどくさいけど、わいわいやる”そんな雰囲気。

作業的な活動を考えた時
中学と高校では圧倒的な雰囲気の違いがあると思います。
中学でも全校草取りとか全校大掃除とか作業的な活動が
色々とあり、勤務していた中学では”労作”と呼ばれていました。
圧倒的な雰囲気の違いの正体は書くまでもなく
「しゃべらない」+「注意」!!
ちょっとしゃべったら即、注意される(怖っ)
作業の相談もNG・・・
水分を補給する時間も決まっていたりして
全然楽しくない。
でも作業が終わるとその作業の姿が美化されて
「とても良い時間でした」的なお言葉で終わる。
黙々と集中して作業をすることを否定する気はありませんが
張り詰めた緊張感が加わり、生徒側だった時も
教師側だったときも私はきつかったなぁ。と。

それに比べて高校の作業は気持ちがラクです。
遊んでいるわけでもなく
目的に向かって手を動かして作業をしているんだけど
和気あいあいとそれぞれが自分ができそうなことを見つけて
やっている雰囲気。
コロナ禍なのでもちろんマスクをして感染対策を
しながらですが、作業後のおやつを持ってきたり、
クラスによっては音楽かけたり、周りに迷惑がかからない程度に
リラックスしながら作業が進みます。
作業だからめんどくささはあるのだけれど
どこか楽しい。そんな感じです。
だからほとんど休まないしサボることもしません。
よほど危険なこと以外は注意することもありません。

中学の厳格にルールを守らせる指導。
私が中学にいたのはかれこれ12~13年前だけれど
生徒たちから聞くと、今も基本的にはあまり雰囲気は
変わっていない様子・・・
もうちょっと何とかできないものかなぁ・・・。
あの独特な雰囲気。
そんなことを書くと、高校生は精神的に大人だから
自由にできると言われそうですが
いやいや、やっぱり中学は独特の厳しさがあるって思っちゃいます。



自動車教習所での支援

2022-01-17 20:26:49 | 日記
今勤務している高校は
就職を希望する生徒が多いので
就職内定後、自動車教習所に通い
免許を取得する生徒がたくさんいます。
授業が終わると教習所のワゴンが
学校の駐車場に来てくれることも
高校に勤務して初めて知りました。


さて、今朝の新聞に自動車教習所の支援に
関する記事が載っていました。
栃木県にある教習所が宇都宮大学と共同で
発達障害のある人への支援方法を
研究し、教習所と研究会を立ち上げて
講習や事例共有を行なっているというもの
でした。

この新聞記事を読むまで
このような取り組みがあることや
“つばさプラン”という
支援プランが県内の教習所で受けられる
ことを知りませんでした。

都会と違い、移動手段の選択肢が
少ない田舎では、移動手段を獲得する
ことで、仕事の選択肢を増やしたり
生活の幅を広げたりすることができます。

今まで読み書きや難しい言葉の理解への
不安から免許取得を諦める生徒を何人も
見てきました。
また、発達障害だけでなく
日本語支援を受けている生徒も
同様です。

こうした取り組みが広がっていくことを
願います。




お金の話①

2022-01-16 09:14:14 | 日記
昔から思っていたこと。

一生懸命働くことの大切さは
幾度となく教えられるけれど
仕事の対価としてもらう報酬や
お金の使い方については
教えられた記憶がない。

高校に勤務するようになって
生徒とお金について話すことが
よくあります。
(就職を希望する生徒が多い高校なので
特に)
幸い、家庭科ではお金について
ガッツリと学ぶことができる
単元の設定があるので
授業内容を考えるのが楽しい✨
自分が教わりたかったことも含めて(^^)