休校に入り、各学校では課題を配布したり
オンライン授業が始まったりと様々な方法で
学びを支えていると思います。
今勤務している高校も同様です。
が、休校が長引くにつれ、課題に感じることが
”情報の整理”です。
例えば単位制多部制高校の場合は
課題一覧表ひとつとっても
情報量が多くなり、自分に関係する情報は何なのか
分かりにくい状況になります。
提出物も基本的には各教科に任されることになるので
たくさんの教科からそれぞれ指示される、日がずれて出る
提出方法が違うなどの状況になると情報を整理することが苦手な生徒は
課題をこなす以前につまずき、困ってしまいます。
(教科担当制が強い高校だからこその課題かもしれませんが。)
休校で先の見通しも持てない状況の中
学びを支える方法やツールの話はたくさん出ますが
情報の伝え方や整理の方法についてはあまり話題になっていない
というのが現状です。
担任の立場で情報の整理を支援する方法として
登校日の配布物は封筒に入れ、順番をつけ、封筒の表に何が入っているか印刷して
見えるようにする。(どんな内容なのか簡単な要約もつける)
課題一覧などはクラスに関係ある内容に作りかえて配布する
次回の登校日までのスケジュール表・学習計画表を配布。(使用するかは生徒が決める)
課題の提出日には教科からの指示をのせた提出チェック表を配布し、セルフチェックして
提出できるようにする。(こうすると出せない課題があった場合にも過去の課題一覧を探さなくてよい)
学校の連絡ツールで課題の進捗状況や相談があるかなどをチェック。
などをしています。
高校では社会に出た時のことを考えて
このような情報の整理も自ら身につけていくという雰囲気が
ありますが、具体的にどんなふうに情報を整理するかも
生徒に合わせて段階に応じた指導が必要だと感じます。
まして今回の休校は再延長など予定が変更になったり
見通しがもてない不安があったりとまさに緊急事態。
まずは少しでも混乱しないようにできること、考えられることを
一つずつ。