僕は、例えば工具類を意味もなく欲しがったりする面も持っていますが、男の子としては機械オンチです。
だからマニアからすると、デザインやブランドイメージだけで車やオーディオを選ぶのは邪道だと思われるかもしれません。
車は運転もヘタだし、メカニックな部分はまるで分かりません。
(だから、古い車は欲しいけれど、たとえお金があっても所有する自信があまりない)
オーディオも、自分なりにいい音が聴ければそれで満足ですし、そもそもわずかな音質の差を聞き分けるほどの耳も持っていないんです。
そんな僕が欲しいもの、オーディオではバング&オルフセンで”決まり”です。
北欧特有の、押しつけがましくなくミニマムなデザインでありながら、あの優雅な雰囲気…。
それ相応の家でないと合わない商品でありますが、センスの良いインテリアの中でバング&オルフセンを使って音楽を聴けば、機械的な優劣を越えて至福の時を過ごすことが出来るでしょう。
そう、バング&オルフセンは美しいインテリアともなる得るんですよね。
カタログの中にも、どこかの国のオーナーが紹介されているのですが、漆喰の白壁に、まるで絵画を飾るようにバング&オルフセンのBeoSound 9000を据えつけている写真が見られます。
オーディオに限らず、凡百の家電製品、とくにテレビなどはせっかくのインテリアを台無しにします。それ専用の、オーディオルームとしてコーディネイトしない限り、生活のなかでなじむことはありません。
でも、バング&オルフセンにはそれが可能なのです。

BeoSound 9000(CDプレーヤー)
※機会があったら、ぜひ動くとこ見て下さい。
僕が欲しいモノの例に漏れず、バング&オルフセンも高価です。
(もしかして高いモノを欲しくなる癖があるんじゃないかといぶかって、自問自答してしまいますが…。でも、タバコだと最も安いゴールデンバットが好きだったりするんですよ。…タバコ吸わないけど)
BeoSound 9000は確か、90万円くらいだったと思います。
しかも、もちろん単体の値段で…。スピーカーなどは別売りです。
訂正とお詫び BeoSound 9000の価格は50万円くらいでした。すみませんでした。
最終的な夢としてはテレビにも繋げてホームシアターシステムを組みたいし、設置しているのとはべつの部屋にもリンクさせたいので(例えばリビングに本体を置き、台所で操作して音を聴ける)、配線とか設置をスマートに美しくするためには、理想を言うと家の設計段階から依頼するか、リフォームするのが望ましいと思われます。だから工賃を含めるととんでもない金額になります。
ちなみにリモコンも付属しておらず、3万円くらいで買わなければいけません。
…いや、でも、生粋のオーディオマニアの人がかける金額と比べれば、まったく可愛いものじゃないでしょうか。違います? それを考えると、まんざら僕が「高いほどいい」という考え方でもないような気もします。
現在の僕は、10数年前に東京に来た時に、新宿のビックカメラで値引きさせて買った、パナソニックのCDラジカセを使っています。まだ使えてますよ。現役です。当時の製品はまだ丈夫に作られていたんでしょう。
…今住んでる家じゃあ、いくら音がいいオーディオ買ったって、近所迷惑だから大きな音出せないもん。
ましてやバング&オルフセンなんて不相応なこと甚だしい。買うなら当然引っ越してからです。