2003年(米)
監督 ゲイリー・ロス Gary Ross
出演 トビー・マグワイア Tobey Maguire
(ジョニー・レッド・ポラード)
ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges
(チャールズ・ハワーズ)
クリス・クーパー Chris Cooper
(トム・スミス)
エリザベス・バンクス Elizabeth Banks
(マーセラ・ハワーズ)
ウィリアム・H・メイシー William H. Macy
(ティック・トック・マクグローリン)
ゲイリー・スティーヴンス Gary Stevens
(ジョージ・アイスマン・ウルフ)
キングストン・デュクール Kingston DuCoeur
エディ・ジョーンズ Eddie Jones
エド・ローター Ed Lauter
マイケル・オニール Michael O'Neill
マイケル・アンガラノ Michael Angarano
ロイス・D・アップルゲイト Royce D. Applegate
アニー・コーレイ Annie Corley
ヴァレリー・マハフェイ Valerie Mahaffey
>ストーリー
1929年10月、株の大暴落で大恐慌時代のアメリカ。大恐慌前は自動車ディーラーとして成功を収めていたチャールズ・ハワードは、最愛の息子を交通事故で亡くし、妻も彼の元を去っていく。そしてチャールズ・ハワードは1933年、その後であった美しい女性マーセラと結婚。乗馬の愛好家であるマーセラの影響で、競馬の世界に足を踏み入れる。やがてチャールズ・ハワードは、馬に人並み以上の愛情を注ぐ元カウボーイ、スミスを調教師にであう。「少し怪我をしたからといって、 命あるものを殺す事はない」というスミスの言葉に惹かれ、彼を雇った。その後スミスは“シービスケット”と呼ばれる小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、ハワードにその馬を購入するよう進言する。そして、誰もが手を焼くその馬の騎手に、気が強くて喧嘩っ早い男レッドを起用する。。。
>感想
泣ける映画が観たいと言っていた時に教えて頂いた映画の一つですが、大分観るのが遅くなってしまいました。観終わった時、「なんでもっと早く観なかったのかしら?」と思う程感動しました。何度挫折してもまた立ち上がる強さ。見習わないといけないなと思います。
愛息を亡くしたチャールズ・ハワードと、時代の流れに取り残されてしまった孤独なカウ・ボーイのトム・スミス。自動車を売りまくって大儲けをしていたハワードと、それによって必要とされなくなってしまったスミスが組む事に皮肉な運命を感じましたが、この熟年の男性二人と若いレッド、3人がシービスケットを中心にして、互いにとてもいい影響を与え合っています。誰かが失敗をすると誰かがフォローして、また一歩前進する感じ。特にレッドはまだ若い分、短気で思慮が足りなくてどんどん突っ走ってしまうけれど、それをハワードが父親のように温かい目で見守り、力強く支えています。そしてスミスが二人に足りない馬に関する知識とか命の強さと尊さを教えています。
チャールズ・ハワードは大きな会社を経営していただけあって、(精神的に)逞しく、寛容性もあり、度量もある。すばらしい人物だと思います。短気で無茶をするレッドを宥めたり励ましたりしながら、彼の成長ぶりをどーんと腰を据えて暖かく見守っている素敵な父親みたいでした。こんなお父さんがいたらいいのにな~と憧れの目線で観てしまいました。チャールズ・ハワードを演じるジェフ・ブリッジス、中年太りした体格と優しい目や微笑み方がとてもこの役柄にハマっていたと思います。ジェフ・ブリッジスは精神的におかしくなっている役しか見た事がなかったのであまりいいイメージがなかったのですが、この映画を観てイメージが大幅に変わりました。(←超単純)
チャールズ・ハワードを支える妻マーセラも素敵な女性でした。美人なだけでなく、聡明で常に夫を支える「妻の鏡」のような人!
トム・スミス役のクリス・クーパーもあの容姿のせいか、癖のある変わり者っぽい人物にピッタリとハマってました。馬を心から愛していて、たとえ走れなくても「他に出来る事はあるのだから」と命の尊さをストレートに訴えてくるのがいいなと思います。
レッド(ジョニー)役のトビー・マグワイア、観る前は密かにスパイダーマンにしか観えないかも。。。と思っていましたが、短気で思慮の足りない、いかにも若者という役を見事に演じていた気がします。ハワードにお金を借りようとしてあっさり「いいよ、いくら必要なんだ?」と優しくされた時の表情の変わり方が印象的でした。あと怪我をした時、自分が乗りたい気持ちを抑えて、一生懸命ウルフにシービスケットの癖や性格を教えている姿がとてもけなげで痛々しかったですねー。
ウルフ役のゲイリー・スティーブンス。前半は印象に残らない程どうでもいい感じの役どころに観えたのに、後半はレッドへの熱い友情をみせてくれて、素敵。さわやか好青年でした☆
この映画は、感動する場面やセリフが沢山あって、何度も心が暖かくなりました。
既に観た方も沢山いると思いますが、もしまだ観ていなければ、超オススメ映画の一つです☆w(^_^)w
監督 ゲイリー・ロス Gary Ross
出演 トビー・マグワイア Tobey Maguire
(ジョニー・レッド・ポラード)
ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges
(チャールズ・ハワーズ)
クリス・クーパー Chris Cooper
(トム・スミス)
エリザベス・バンクス Elizabeth Banks
(マーセラ・ハワーズ)
ウィリアム・H・メイシー William H. Macy
(ティック・トック・マクグローリン)
ゲイリー・スティーヴンス Gary Stevens
(ジョージ・アイスマン・ウルフ)
キングストン・デュクール Kingston DuCoeur
エディ・ジョーンズ Eddie Jones
エド・ローター Ed Lauter
マイケル・オニール Michael O'Neill
マイケル・アンガラノ Michael Angarano
ロイス・D・アップルゲイト Royce D. Applegate
アニー・コーレイ Annie Corley
ヴァレリー・マハフェイ Valerie Mahaffey
>ストーリー
1929年10月、株の大暴落で大恐慌時代のアメリカ。大恐慌前は自動車ディーラーとして成功を収めていたチャールズ・ハワードは、最愛の息子を交通事故で亡くし、妻も彼の元を去っていく。そしてチャールズ・ハワードは1933年、その後であった美しい女性マーセラと結婚。乗馬の愛好家であるマーセラの影響で、競馬の世界に足を踏み入れる。やがてチャールズ・ハワードは、馬に人並み以上の愛情を注ぐ元カウボーイ、スミスを調教師にであう。「少し怪我をしたからといって、 命あるものを殺す事はない」というスミスの言葉に惹かれ、彼を雇った。その後スミスは“シービスケット”と呼ばれる小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、ハワードにその馬を購入するよう進言する。そして、誰もが手を焼くその馬の騎手に、気が強くて喧嘩っ早い男レッドを起用する。。。
>感想
泣ける映画が観たいと言っていた時に教えて頂いた映画の一つですが、大分観るのが遅くなってしまいました。観終わった時、「なんでもっと早く観なかったのかしら?」と思う程感動しました。何度挫折してもまた立ち上がる強さ。見習わないといけないなと思います。
愛息を亡くしたチャールズ・ハワードと、時代の流れに取り残されてしまった孤独なカウ・ボーイのトム・スミス。自動車を売りまくって大儲けをしていたハワードと、それによって必要とされなくなってしまったスミスが組む事に皮肉な運命を感じましたが、この熟年の男性二人と若いレッド、3人がシービスケットを中心にして、互いにとてもいい影響を与え合っています。誰かが失敗をすると誰かがフォローして、また一歩前進する感じ。特にレッドはまだ若い分、短気で思慮が足りなくてどんどん突っ走ってしまうけれど、それをハワードが父親のように温かい目で見守り、力強く支えています。そしてスミスが二人に足りない馬に関する知識とか命の強さと尊さを教えています。
チャールズ・ハワードは大きな会社を経営していただけあって、(精神的に)逞しく、寛容性もあり、度量もある。すばらしい人物だと思います。短気で無茶をするレッドを宥めたり励ましたりしながら、彼の成長ぶりをどーんと腰を据えて暖かく見守っている素敵な父親みたいでした。こんなお父さんがいたらいいのにな~と憧れの目線で観てしまいました。チャールズ・ハワードを演じるジェフ・ブリッジス、中年太りした体格と優しい目や微笑み方がとてもこの役柄にハマっていたと思います。ジェフ・ブリッジスは精神的におかしくなっている役しか見た事がなかったのであまりいいイメージがなかったのですが、この映画を観てイメージが大幅に変わりました。(←超単純)
チャールズ・ハワードを支える妻マーセラも素敵な女性でした。美人なだけでなく、聡明で常に夫を支える「妻の鏡」のような人!
トム・スミス役のクリス・クーパーもあの容姿のせいか、癖のある変わり者っぽい人物にピッタリとハマってました。馬を心から愛していて、たとえ走れなくても「他に出来る事はあるのだから」と命の尊さをストレートに訴えてくるのがいいなと思います。
レッド(ジョニー)役のトビー・マグワイア、観る前は密かにスパイダーマンにしか観えないかも。。。と思っていましたが、短気で思慮の足りない、いかにも若者という役を見事に演じていた気がします。ハワードにお金を借りようとしてあっさり「いいよ、いくら必要なんだ?」と優しくされた時の表情の変わり方が印象的でした。あと怪我をした時、自分が乗りたい気持ちを抑えて、一生懸命ウルフにシービスケットの癖や性格を教えている姿がとてもけなげで痛々しかったですねー。
ウルフ役のゲイリー・スティーブンス。前半は印象に残らない程どうでもいい感じの役どころに観えたのに、後半はレッドへの熱い友情をみせてくれて、素敵。さわやか好青年でした☆
この映画は、感動する場面やセリフが沢山あって、何度も心が暖かくなりました。
既に観た方も沢山いると思いますが、もしまだ観ていなければ、超オススメ映画の一つです☆w(^_^)w