最近気が着いたのですが。
どんなときに、本(特に絵本)を衝動買いするかといえば、「ずっと自分が気にしていた
作家さんなのに、その作品は一度も目にしたことがなかった」、という時がほとんどです。
新作の場合は、まあ知らなかったとしてもしかたないかと思え、すこし心の余裕も生まれる
のですが、ずっとずっと前からあった本なのに、初めて目にしたときは、なんとなくショックを
覚え、手にとり、見入り、そのまま放さず‥がパターン化してきているようです。
先日トムズボックスへ行った時も、お店に入ったら絶対に何か買いたくなってしまうに
決っている→そのときの絵本は荒井良二作品にしよう→ 『ルフランルフラン』はサイン会の
予約本なので、別の本→そうだ!!今まで買うチャンスを逃していた『きっとみずのそば』にしよう‥。
そこまで、気持ちは固まっていたのに、私の目は、初めて見たこの絵本に、最初から
釘付けになってしまいました。
『ハナちゃんとバンビさん』
石津ちひろ 文 荒井良二 絵
声にはもちろん出しませんでしたが、心の中では叫んでいましたよ、「キャーかわいい」って。
シマシマ好キと書きましたが、水玉も、実は大好きなんです。(最近買ったご飯茶碗も
気が着けば水玉模様でした。)
しかも、この絵本のテキストは石津ちひろさんです。石津・荒井コンビの絵本で、この表紙
だったら、中味を見なくても絶対に買って帰りたくなりますよね?この画像には帯がありませんが、
平積みになっていた実物絵本には、同じ水玉模様の帯がついていて、「また、あえたよ!」
と書いてあるんです。キュートさ100倍です‥。
それに、このハナちゃんが乗っているバンビさん、見ているとなんだかとっても懐かしい気持ち
になってきて。なんだろうこの懐かしさは‥とたどっていくと、遠い昔の幼稚園の頃、B4
サイズで、はめ込むタイプのピクチャーパズルの模様が、バンビだったというところに行き着きました。
ディズニーの「バンビ」だったのかもしれませんが、それと、 「リボンの騎士」の2つが、当時
私の家にあったパズルだったんです。
お話を絵本に戻しますと‥。
ハナちゃんはなかよしのバンビさんに乗っておさんぽに出かけます。しばらくいくと、
ちいさな男の子に出会い、そのおかあさんに頼まれて、バンビさんを貸してあげました。
すると、男の子はものすごいスピードで、どこかへ消えてしまったのです。
でも、男の子のおかあさんは、ぜんぜんしんぱいそうじゃありません。
はずんだこえで、うれしそうにいいました。
「バンビさんをかしてくださって、ほんとうにありがとう。ほんの、おれいのきもち
なんだけど‥このビワの木になっているビワの実、すきなだけたべていいわよ。
ただし、おなかをこわさないようにきをつけてね!」
男の子のおかあさん、こんなことを言うのです。
まあ、ここからが、石津【ことば】マジックの始まりであったことに、読み終わった時に
気が着くのですが。
ほんとうに出会いたいもの、ほんとうに再会したい人とは、こんなふうに、めぐりめぐって
最後には「また会えたよ」となるのかもしれない。そうだったらいいなあ、とバンビさんに
会えて嬉し涙を流すハナちゃんを見ながら、思うのでした。
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その上は、今日はバトンのお願いなのです~。
勝手ながら「管理人の輪を作ろうバトン」を
まわさせて頂いてしまったのですが、いかが
でしょうか?
もちろん、ご迷惑な場合には遠慮なくおっし
ゃってくださいね。
ご検討、よろしくお願いいたします。
バトン…ですね。
リレー好きとしては、バトンと聞けば受け取らない
わけにはいきません。新歌さんや、はらぺーにょさんの
ように、上手に回答し、次ぎの方に回せるか自信は
ありませんが、明日挑戦してみようと思います。
とっても素敵にご紹介してもらって、
とっても嬉しかったです。どうもありがとう。