FootprintFile

気が向いたら書く

Jason Falkner / "Can You Still Feel?"

2019-06-10 18:48:25 | 音楽
90年代シリーズ。
アメリカンなのにUKっぽい、で思い出したジェイソン・フォークナーです。



元ジェリーフィッシュ、の肩書きなんだけど、ぼくは実はジェリーフィッシュとか特別好きでもなくて。あまりキラキラしたパワーポップ?っての?はちょっと好みと違う感じなんですよね。基本的にブルース風味がある方が安心すると言うか、ロック成分が足りないと言うか。

だけど、このジェイソン・フォークナーはなんか好きなんですよね。とにかくメロディが素晴らしい。でも彼自身のヴォーカルレンジそのものはそんな広くないのだと思うんです。それで、音域に頼ることなく美しいメロディを紡ぎ出してる感じがありつつ、声質も割とロックしていて。

このアルバムは、確かレディオヘッドにどハマりしてた頃に、CDショップでかかってたんです。確か川崎の(笑)。で、誰ですかこれ?と店員さんに訊いたら教えてくれて。更にプロデューサーがレディオヘッドと同じナイジェル・ゴドリッチだったので即買いしました。

ソロ名義ですが、ものすごくキャッチーなバンドサウンドです。でもほとんどのパートを自分で弾いてたと思います。完璧主義者みたいで、自分のアタマの中の音を再現したいタイプ。何気なく聴いていると、ハッとするほど鮮烈な展開、美しいメロディを聴かせてくれます。

完璧主義者ゆえの寡作で、アルバムの発表ペースは遅いようですが、その間、ゴドリッチ繋がりなのかポール・マッカートニーの"Chaos and Creation〜"に参加してたり、ベックのバックバンドにも参加してましたね(なんとヤマハのSXを使用してる画像が!かなりギターマニアっぽい気がします)。やはりアメリカよりUKのミュージシャンと相性がいいんですかね。

Wikipedia 見たら、エイミー・マンの"Lost In Space"に参加してるじゃないか。全然知らなかった。知らないところで繋がってるもんですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿