先日、祖母の七回忌に行きました。
ぼくは宗教に興味は無いのですが、浄土真宗の住職がなかなか良い話をしていました。
そのお寺では最近、初めて仏式の結婚式を行ったそうなんですが、そこで話したことが
「人は必ず死んでいく。その別れを、あなた達は必ず経験しなければならない」
ということだったそうです。まあ結婚式らしくないこと。
でもこれは、何も意地悪で言ってるのではなく、
「どんなことでも変化していく。
それを受け入れて生きていきなさい。
そして、全てが変わっても、人が人を思う気持ちや願いは、例え相手が亡くなってしまっても、変わらずにあるものなんだよ」
…というような意味なんだそうです。
祖母が亡くなって以降、ぼく自身に訪れた凄まじいほどの変化を思い、きっとあの世で心配かけてるだろうな、などと思い、少し涙がこぼれそうになりました。
そんなことを思いながらも、ぼくはエイミー・マンの"Wise Up"という曲を思い出していました。映画「マグノリア」で使われた大好きな曲です。
ライブ映像
It's not what you thought
when you first began it.
You got what you want.
Now you can hardly stand it, though
By now you know
It's not going to stop,
It's not going to stop,
It's not going to stop,
'Til you wise up.
こんなはずじゃなかったって思っているんだね
欲しいものは手に入れたのに
今じゃたまらなく嫌になってる
なにも変わらないよ
なにも変わらない
なにも変わらないんだって
そのことに気づくまで
…意訳ですが、苦しい今を否定して反対を向くのではなく、それを受け入れれば別の道が開けたり、心が軽くなったりするということを歌っているのだと思います。
エイミーは、最後をこの言葉で締めくくります。
So, Just give up.
だから、受け入れよう。
…決してマイナスの意味のギブアップではなく、その先に進むためのギブアップなんだと思います。
いつか、ちゃんと訳して歌ってみたいな、と思ったりしてます。