TBA

(仮)

中は空

2019-07-31 | 本と雑誌

 

またきれいな夕焼け。

はい、あしたもきっと暑い。

いただいたおはぎを食べたら元気でた。

やっぱり甘いものは最強。

 

 

きのうちらっと書いた「男女の怪」

 

「無思想の思想」というのはやっぱりおもしろい。

思想がないのではなく、思想を持たないという思想。

外国人の方のマンガエッセイにもあったような、

日本文化はたまねぎみたいにむいてもむいても芯が見つからない、みたいな。

河合隼雄さんの「中空の構造」というのともちょっと近いのかも。

 

で、思想は世間に干渉してはいけない、と。

イデオロギーを前面に押し出すとうまくいかないのは歴史が証明している。

思想と現実がずれたとき、思想を優先しても国はたちゆかないし、

現実にあわせて思想を曲げると、思想の信頼性が揺らぐ。

自民党には思想がない、っていうのも。

だから、野党の政策もあっさり取り込んでしまう。

 

憲法改正、っていうのは思想かもしれないけど、

現実にあわない思想である今の憲法を現実にあわせる、というところでは、

柔軟であるということも言えるのかな。

 

省庁が縦割り行政なのは「家」だからというのもおもしろい。

「家」のことは内々で処理しようとする。

だから、文書の改ざんみたいなことも起きてしまう。

 

中身がない、というか、核になるものがはっきりと存在しないのは、

強みでもあるけれど、弱みでもあって、

一度壊れたらもう取り返しがつかなくなったりしないのだろうか。

 

たぶん、それは言葉だったり、この国土そのもの。

前の戦争で自分を犠牲にした若い兵士たちは、

そういうものを守るために命を投げ出したのだろうと思う。

でも、それらが失われた時に、日本人は日本人でいられるんだろうか。

「日本沈没」ってもしかしてそういう話だったのかな。

やっぱりちゃんと読まないといけないかな。

 

あと、おもしろいなあと思ったのは、

男女の差を生物学的に考える、ということをしたくない人もいるらしいこと。

遠い未来、ビーカーの中に脳ミソだけが浮かんでいるような時代が来れば、

生物学的な性差というのはなくなるのかもしれないけれど、

やっぱり生きものとしての違いっていうのは無視していいものではないのかなあと思う。

今年の直木賞の候補には女性作家しか選ばれなかったけれど、

スポーツで性差を無視したらほとんどの種目で金メダルは男性しか獲れないだろうし。

同性であっても、体格の差で性格は違ってくるように思える。

 

さらに、ホルモンが性格を変えてしまうという説が出てきていることも考えると、

持っている臓器が違えば、脳に作用するホルモンも違うわけで、

考え方がちがってくるのはしかたないような。

 

もしかしてそういう考えの人にとっては人間はもうすでに、

ほかの生きものとは違う、格の違う存在、ということになっているのかも。

 

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なつはあつい

2019-07-30 | ブログ

 

たしかに去年とかに比べると今年の夏はまだましなような。

でも、油断するとまずいので外回りのときは、

保冷バッグに保冷剤を入れて2Lのスポーツドリンクを常備。

 

18時くらいになるともう夕焼けで、

まだ8月になってないのに夏の終わりを感じたけど、

そこから温度下がりやしない。

まだまだ夏はここから。

 

 

 

開き直ったらちょっと元気になって本も読んでる。

「残酷な王と悲しみの王妃2」と、

阿川さんと養老さんの対談本「男女の怪」

無思想の思想っていうのがおもしろいなあ。

 

 

 

味方ではないものを敵とみなす、っていうスタンスに見える人たちが、

「〇〇は敵ではない」と主張している、ということは、

その人たちは「〇〇の味方」ということでだいじょうぶなのかな?

 

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がんばる

2019-07-29 | ブログ

 

ふつうに暑い。

月曜になってもすっきりしない。

寝る前に録音してたラジオを聴くというのが日課だったのだけど、

ここのところまったく頭に入ってこない。

朝は暑くなると目がさめるから、

なるべく涼しいうちに寝て、涼しいうちに起きたい。

と思って、早寝早起きをしようとは思っているのだけど、

ラジオも聴けないまま早く寝つけるわけでもなく早目に目は覚める。

すこーしづつすこーしづつ、睡眠時間が削られてるなあとは思う。

昼寝、うたた寝ができる時はするんだけど、

やっぱりちゃんとふとんに入って寝ないとダメなんだろうな。

暑いのに慣れるともうちょっと楽になれるとは思いたい。

 

 

先週はJの試合があったのに放送がなかった「やべっちFC」

今週はJの試合はないのに放送はある。

新ビッグ3とか言われてまもないのにどんどん出てくる新しいアタッカー。

堂安選手も危機感は感じてるんだろうな。

日本の選手のレベルも上がっているけれど、

海外の選手もそれ以上に上がるからたいへんよね。

 

高校野球の話をちらっと目にしたけど、

監督さんとか張本さん以前に、日程がひどすぎないかな。

なんで準決勝と決勝が連戦なのか。

なんでもっと余裕を持った日程が組めないのか。

で、AERAが偉そうに書いてるのもなんかねえ…

 

「ヴィンランドサガ」を見て「THE ORIGIN」

トールズの決心。ティアンムの転進。

なんかどっちもすかっとしない。

映像はきれいなのに気持ちがどよーんとしてしまう感じ。

 

そのあと「ジョジョ」も見たけど、こっちもなんかすっきりしない。

 

運命は変えられないし、少しいじったせいで犠牲者が増えてしまったけど、

そこに至るまでの過程を意味のあるものにすることはできる、ってことなのかな。

 

精神的にゆとりのないときはあんまり重いのも見るのしんどいのかも。

寝る前に見た「らくごのお時間」もあんまりはまらなかったしなあ。

 

 

 

「NO安倍」は反日じゃないという謎の理論はなんなんだろう?

安部さんだけが憎いのなら、日本製品の不買をする必要もないし、

観光をやめる必要もなければ、民間交流をとめる必要もない。

 

日本国民が安倍をやめさせれば全部水に流してやる、とでも思っているのだとしたら、

それはとてつもない思い違いだし、とんでもない思いあがり。

もしそういうことができるとほんとうに思っているのだとしたら、

取り返しがつかないことになってしまったとしても、もうしかたがないのかも。

 

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合理的じゃないもの

2019-07-28 | 本と雑誌

 

台風といっしょに湿気がどこかにとんでいった。

やっと梅雨が明けたみたい。

 

 

図書館で限度いっぱい10冊まで借りられるのだけど、

ここんところはがんばっても6冊までしか読めないので、

今回は7冊にした。

 

 

最近読んだ本だと「すごい進化」というのがおもしろかった。

 

ちょうど読んでる途中で「彼方のアストラ」を見てしまって、

毒キノコ中心の生態系ってどうやったら確立するんだろうなあと思ってたら、

いつのまにか女の子が歌ってて、

コノコハナンデウタッテイルノ キュウニドウシタノ っていう状態になった。

 

スティーヴン・ジェイ・グールドの本をやたらと読んでいたころ、

なにを書いてるのかわからなかったことがちょっとだけわかった感じ。

まだあんまりよくわかってないけれど。

 

まあ、進化っていうとすぐれたものが生き残る、みたいなイメージを持ちがちだけど、

実際はそういうわけでもなくて、偶然にその環境に都合が良かったり、

たまたま生き残っただけという風にも見えるけれど、

実はそこにもちゃんとした理由があったり、なにがしかの合理性があるということなのかな。

 

あと、同じころに外国人の方の書いたコミックエッセイも読んでて、

最初はおもしろく読んでたんだけど、

だんだん日本文化への疑問点を「男女平等」とか「動物愛護」とか、

母国の文化というか信念みたいなものにからめて、

ごりごり押し出してくる感じがしんどくなってやめてしまった。

 

国とまで言わなくても、各家庭とか会社とかでも、

頭で考えただけでは納得いかないような「伝統」や「しきたり」があって、

一見不合理に思えるようなことでも、実は意味があることもあったりはする。

まあ、ないこともあるんだけど、それでさえ、

やっぱり長い歴史の途中で一瞬だけとおりすがる人には理解できないことも多いはずで、

それを表面だけ見て反射的な対応をするのはまちがっているのだろう。

 

そのマンガエッセイだと本編のあとにきちんとしたツッコミがあれば、

もうちょっとよかったのかもしれないけど、

そういうのはなくて、本人さんの一言があるだけ。

で、その一言がまたちょっとズレてるんじゃないかなあ、っていうところもあって、

なんか誤解されたまま、日本のことをキライになられてもなあ、とも思ったり。

 

ほんとに異文化共生って難しいと思う。

ヴィーガンにしても、別の宗教的な制約にしても、

自分が自分の努力の上でそういう生活をするなら好きなようにすればいいと思うのだけど、

他人に強制するのは絶対に間違っているし、

旅先や自分たちのテリトリー外でそういうもてなしを要求するのもちょっと違うように思う。

 

「彼方のアストラ」みたいな状況に、

もしヴィーガンの人がいたら、生き残るためにはなにを食べればいいのだろう。

特別扱いしてもらえるんだろうか。

 

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シビアな街

2019-07-27 | テレビ番組

 

涼しかったからか、ひさしぶりにゆっくり寝た。

うちのあたりは、雨も風もそれほどでもなく、

過ぎた後もそれほど暑くもない感じ。

 

一週間というか、先週、期日前の投票にいったあたりから体調を崩してた。

投票にいった時点で、選挙はもう終わってるつもりだし、

そのあいだに、ほかのこともいろいろあってか、

まだ一週間しかたってないのは意外な感じ。

 

笑えるときには笑っておいた方がいい。

 

 

ゆうべは録画してた「上方落語の会」

若い落語家さんは名前だけだと覚えられなくて、

どなたかと思ったら「イルカ売り」の方だった。

米輝さん、古典もおもしろい。

アホ役もうまいし「アホですな」もうまい。

輝くの字は本名からなのかな。てっきり別の理由かと。

落大出身?

 

三金さんは覚えてる。

なんで「お菊の皿」なのかと思ったら…

意外な展開でおもしろかった。

噺が分かれてからもう少し短いほうが好きかも。

この方も落大かな?

 

途中の「なぜ上方には怪談噺がほとんどないのか」という質問への、

大阪人は幽霊よりも実際の人間関係とかお金とかのほうがこわかったんちゃうか、

という小佐田先生の答えに、なんか納得した。

 

 

参議院選挙の大阪の結果。

実際に具体的に何をしてくれるのか。

ふわっとした公約もダメだし、終わったことは気にしないし、

自分たちに関係なさそうなこともダメ。

そして、知名度となんかやってくれそうっていうぼんやりした期待感に頼るのは、

夢を持った学生とか夢を持ったまま大人になってる人が多い東京ならともかく、

大阪ではもう無理なんじゃないかな。

 

『政治への関心』が低いわけではなくて、

なにに関心が持たれているのか読み切れないのもダメ。

石を投げれば社長に当たる町もある中小企業の多い大阪で、

「最低賃金の引き上げ」はなかなか難しいかと。

社長と社員は敵同士ではなくて持ちつ持たれつの関係。

ない袖は振れないってことはみんな知ってるわけだし。

 

そもそも統一候補で絞っておけば1人くらいは通ったんだろうけど、

立民はなぜこの人を大阪に持ってきたんだろうか。

しゅっとしてて標準語の人って、あんまり大阪で人気出ないと思うけど。

 

『組織ある候補には勝てない』っていうのも、

維新と戦ってたつもりみたいだけど、

維新はなんだかんだ結果は出してきてはいるんであって、

戦うのなら、もっと維新を上回るような具体的な政策を出さないと。

 

 

「土用の丑」だからウナギを食べるなっていう人もいるけど、

「土用の丑」にしかウナギを食べない人もいるわけで。

これもそもそも、一年中出回ってるのがおかしいんだから、

完全予約限定注文制とかがんじがらめにして、

この時期だけしか食べられないようにすればいいんじゃないのかな。

 

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