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ファウンテン 永遠につづく愛

2009-03-13 00:00:15 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ダーレン・アロノフスキー
キャスト ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン、マーク・マーゴリス、フェルナンド・エルナンデス
2006年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、SF

【あらすじ】
難病に冒された最愛の妻の命を救いたい……その思いだけを胸に、特効薬の研究に没頭する医師のトミー。妻のイジーは運命を受け入れ、残されたわずかな時間をトミーと過ごし、彼の心に自分が生きた証を刻みつけたいと願う。だが、妻の命が尽きる前に新薬を完成させようと焦るトミーには、その思いが届かない。そんな彼に、イジーが渡した最後の贈り物。それはトミーの前世を思わせるスペインの高潔な騎士が女王の命を受け、不死を約束すると信じられている伝説の<ファウンテン(生命の泉)>を探す旅に出かけていく、壮大な物語だった……。

【感想】
意味わからん。もっと酷評されるべき。

「意味がわからない」と書いてしまう前に本当にそうなのか慎重に考えてみたつもりですが結論は変わりませんでした。

人の「死」という題材をキリスト教的な観点や不老不死を織り交ぜてチープなCGに落とし込むという手法をとっていますが、そのためにどこか新興宗教的な雰囲気を感じてしまいます。これにハマる人は危ないのではないかとすら思ってしまう。不老不死を扱ったテーマといえば、映画ではありませんが、手塚治の「火の鳥」が有名かと思いますが影響を受けたのかについては定かではありません。

話は主演クレオ(ヒュー・ジャックマン)が脳腫瘍である奥さん(イジー)の病気を治すために研究をすることを中心に展開されます。その過程で望んでいない不老不死になれる物質を発見したにも関わらず奥さんは間に合わずに亡くなってしまい途方に暮れます。生前にイジーが執筆していた小説「ファウンテン」で中世スペインにおける過去の二人と書きかけのまま終わった未来をクレオが書き足す形で3つの時間軸がリンクする形となっています。

スペインでは不老不死を望む姿を描いたのに対し、メインとなる現世では不老不死なんかよりも愛する人の方が大切だと展開するのでこの二つはそれなりにリンクしていると思います。

やはり問題は未来・・・。完全に暴走していたと思う。前述した新興宗教的なノリのせいで激しい抵抗を覚えてしまいます。個人的には未来の話は不要で、それなら過去をもっと丁寧に掘り下げて描けば良かった。

その他ではセールスポイントでもあるヒュー・ジャックマンの一人三役もメリハリがなく、力量不足なのではないかと思いました。

テーマがテーマだけに軽々しく扱って欲しくないというのが本心。意味不明なのと多少の不快感が残ったので久々に最低点を出すか悩みましたが、現時点では2点にしておきます。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

ファウンテン 永遠につづく愛 [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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