花と文。(暮らしと本と花と)

日々の心に残る記しておきたいこと。

ひとりの主人公から学んだこと。~宮崎駿の世界~

2020年07月23日 | 夏空

長女が帰ってきていて、昨日は私とふたりだけの休み

ジブリの映画がずっと上映されているとのことで

「おかあさん、行く?」と誘われたので

「行きたいな・・」ということで行ってきました。

・・・・

映画館は西宮ガーデンズシネマへ。レディースデーだというのに、人も少ない

座席数の半分以上は空いています。千鳥格子調に座席が取れるようになっていて

前後も両隣も人はいないようになっている。

空間も広々しているので、マスクもしているし

安心なように思いました(この先はわかりません)。

・・・・

「千と千尋の神隠し」長女が6歳か7歳の時に上映されていて

次女がまだ赤ちゃんだったので、夫か義母かに預けて行ったことを覚えています。

「自分が子供だった時に観るのと、大人になった今、観るのって違うだろうし、毎回違うふうに感じるんだよね」

長女がそう言った。映画でも、本でも、その時の自分にとっての見え方というものがある。

そう19年後の今年、長女は10月で26歳になる。

・・・・

~奥が深い~なんて、誰もが言うセリフに暗示をかけられて

感想を口にすることはしないでおこう。

自分が感じたことを自分の言葉で表してみる

そうでもしないと、知ったような気持ちになるけれど、実際には考えていないことになるように思うのだ。

・・・

(以下内容に触れています)

小学校高学年の主人公の千尋は、ある日、不思議な世界に迷い込んでしまう。

両親ともはぐれて、一人生きていくことに。いつか両親を助け出すその日まで、生きるために働き

過酷な試練をくぐり抜けて成長していく冒険ストーリーだ。

そこには、手腕のある経営者、働く人々(現代の物質至上主義を表すけれど、よく働くし、普通の人たちだと思う)、強きを挫く魔法使いや、存在が消えそうな孤独な人(これは実体のないもので人が欲しがるお金を持っているが拒否されると化け物の姿に変わる)、

そして川の神様が主人公の運命の人として登場する。

ちなみに登場人物はすべて人ではない、魔法にかけられたものたち?

千尋の両親は豚にされてしまうのだけれど、おそらくほんとうに善良な普通の人として描かれている。

 

・・・・

不思議な世界に迷い込み、さまざまな試練に立ち向かっていく

自分の力を信じて、決して逃げないこと

そうすることで乗り越え

その結果

自分への信頼を勝ち取っていく。

物語の最後には、自信を得て成長した主人公の千尋の姿がありました。

その姿にただただ胸を打たれる。

たしかに、かつて観た時の印象より、もっと鮮明に、際立ってくる大切だと思うこと。

そこがはっきりとした感じです。

寝不足もあり疲労していた頭がすっきりとして

心が洗われたということなんでしょうね。

・・・

日々を一生懸命、また生きてゆきます。

 

 

 

 

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