神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

新茶茶会2012

2012-05-31 | お茶会
毎年、この季節はワクワクします。
今年の新茶はどうかなー?と。
そんな思いを中国茶ファンの皆さんと共有したくて、
いつもこの時期に中国茶の新茶会を開いています。

台湾の新茶会は毎年別立てで7月頃に開いていたのですが、
今年は都合で春茶を買いに行けないので、
中国茶・台湾茶合同で「新茶茶会2012」を開催しました。

5月28日(月)はラ・アンジェ南青山、
5月30日(水)は自宅サロンにて。
どちらもお陰さまで満席をいただき、
和やかで楽しい時間を過ごすことができました。



センターのフラワーアレンジメントはいつもの通りアトリエ・オルタンシアの落合邦子さんにお願いしています。
華やかなシャクヤクを中心に、新緑に映える色合いで作っていただきました。



今回の茶譜は自分で言うのも何ですが、かなり自信あります
産地も様々、味も香りもバラエティに富んでいます。
なにより、どのお茶もとても丁寧にきれいに作っていることが茶殻からも伺えます。

1.ウェルカムティー 蜜香紅茶 水出し冷茶 2011 (台湾)
2.安吉白茶 2012 (浙江省)
3.文山包種茶 2012春 (台湾)
4.鳳凰単ソウ 蜜蘭香 毛茶 2012 (広東省)
5.金駿眉 2012 (福建省)

1の蜜香紅茶は「オリエンタリズム・ジャパン」のもの。
茶殻を見ると、しっかりウンカが作用したお茶だと言うことがわかります。
今回は水出しにしましたが、ちゃんとお湯で抽出しても素晴らしく美味しいです。
ここのところ気温が上がっていたので、まずは涼んでもらうため冷茶にしましたが、
続いて緑茶を飲むため、体を冷やしすぎないように紅茶を選びました。

2の安吉白茶は4月10日摘みの一番茶です。
緑色が目にも鮮やかで、一芯二葉を絵に描いたような綺麗な茶葉です。
一煎目は少しだけ温度を下げて、甘みを引き出しました。
自宅サロンではペコーグラスを使って入れたのですが、
茶葉の美しさに皆さん目を奪われていました。

3の文山包種茶は台湾茶LABを主宰するまうぞうさんのところから強奪したもの(笑)。
茶葉があまりにもきれいで美味しそうだったので、無理を言って分けていただきました。
入れてみると、これがまた清らかで爽やかで芳しい!
ちょっと悔しいけれど、今回の茶会では一番人気でした。
(まうぞうさん、多謝♪便宜一点~~♪)

4の鳳凰単ソウ蜜蘭香は徳田さんが先日ウートン山から持ち帰ったもの。
出来たてほやほやの荒茶です。
荒茶はまだ未完成品。
これから何度かゆっくり焙煎を施して、秋を過ぎた頃にできあがるお茶です。
荒茶は普通はなかなか手に入らないので、お化粧前の素顔を見ていただくような、面白い機会でした。
青くてワイルドな味と香りの向こうに蜜蘭香ならではの香りとスッキリ感が垣間見えます。

最後は金駿眉。
小町さんうらりんさんと行った武夷山旅行で購入してきたものです。
ゴールデンチップが美しく、とても丁寧に作られています。
カラメルのような甘さがあり、飲むと体がほんのり暖まります。
私自身はこのお茶が今回一番の押しでした。

お茶請けは南青山と自宅サロンでは少し変えています。



南青山は前半の緑茶に合わせて空也の最中、
最後の紅茶に合わせてねんりん家の季節限定品、ストレートバームオレンジフォンダンがけをお出ししました。



自宅サロンでは、茶会でたまにデザート作りをお願いしているTさんがいらしてくださって、
3種類のデザートを持ってきてくれました。
写真左下は五島列島紫芋の甘酒「かんころりん」のムース、芋圓添え。
写真右下はパイナップルのブランマンジェ、パイナップルのマフィン。

干菓子は共通で、ゴボウせんべい、新疆ウィグルのドライトマト、ドライなつめ、自家製和三盆ぼうろです。

今回はとても新茶らしいラインナップで
どれも素晴らしいお茶だったと思います。

ご参会の皆さま、ありがとうございました。



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