Kaorism

演劇・映画感想&稽古場・スタジオ日誌

英国王のスピーチ

2011-02-28 23:37:34 | Weblog
昨日観てきたばかりです。アカデミー賞受賞式前に観ておきたくて。
観る前から作品賞監督賞取る!と豪語してましたが、やったあ!取りました!観た後は主演男優賞も取ると確信しましたが、こちらもやったあ。



役者が皆本当にいいです。見応えある映画でした。映画の中でジェフ・ブリッジス演じるローグが実践している吃音癖を直す為の発声訓練、RADAのワークショップの発声のクラスで私も実際にやったことがあるものが幾つもあったり、役者ならではの訓練方法があったりで、二重に楽しめました。
吃音癖のある人物、たまに芝居にも出てきますが、なかなか難しいのはよくわかります。私はまだやった事ないですが…。コリン・ファース、本当にいい演技でした。



派手さはなくても、堅実な作り方をしている人間ドラマや役者が評価されて良かったなあという感想のアカデミー賞でした。




「ファイター」も観に行かねば!

この頃徒然・・・

2011-02-16 00:52:03 | Weblog
オセロー、無事に幕を下ろしました。観に来て下さった皆様、ありがとうございました。

講師をしている学校の卒業公演や終了公演が目白押しで、忙しい毎日です。苦手な確定申告もしなくちゃならないし・・・

なので最近は芝居も映画も全然観に行けていません。

今年に入って観た映画は・・・


「30デイズ・ナイト」
数年前に映画館で観て以来ずっと頭から離れなかったホラー映画をDVDを借りてきて見直しました。やっぱり面白い!!!
アラスカ州バローという極寒の町で、極夜(太陽が昇らない夜が続く現象)と共に吸血鬼の集団が跋扈始めるというストーリーで、原作はアメリカのコミックスなんだそうです。
でもすごくよく出来た話で、映像も綺麗で怖いんです。この吸血鬼達のキャラは今まで観た吸血鬼ものの中でも珠玉の出来だと思ってます。
映画館では、何の予備知識もなく観たので、町でたった一人の敏腕保安官という設定の主人公を演じるジョシュ・ハートネットに馴染めなかったのですが・・・DVDで観なおすと、今度はすんなり納得できて楽しめました。いや~、ここ近年では「ディセント」と1~2を争う出来のホラーだと思います。DVD欲しくなりました。そう言えば、レンタルDVDには、映画館で観たはずのシーンがいくつか無かった気が・・・やっぱりDVD買おうっと。


「ソーシャル・ネットワーク」
そういえば去年の2月の誕生日時期も、デヴィッド・フィンチャーの「ベンジャミン・バトン」を観た覚えが・・・今回は「セブン」の頃のシャープな感じがあってテンポもよかったのですが・・・何せ私が全く興味がない分野の話しで・・・。SNSサイトのフェイスブックは聞いた事はあっても見た事ないし、パソコンのそういう使い方があまり好きではないもので、感想は「ふ~ん」という感じです。演技はなかなかでしたが、でもそんなに好きな映画ではないです。ただ映画冒頭で、主人公のマーク・ザッカーバーグがガールフレンドと延々すれ違いの会話をするシーンは最高に面白かった!そうそう、理数系の人と会話すると、ひっかかる観点が違って噛みあわなくなる時があるある!と思いつつ・・・ニンマリしながら観てました。ザッカーバーグ本人は、彼の役の衣裳が実にリアルで実際に自分も着ていると褒めたそうですが、GAPにはマイナスイメージかもしれません。私もうちに帰って、部屋着にして着古していたGAPのロゴTシャツを即効捨てました・・・。


他に「ロビン・フッド」・・・面白かったのですが、ラッセル・クロウでなくてもいいのでは、と思っちゃいました。ちょっと年が・・・話しの内容と合わない・・・。ケイト・ブランシェット、素敵だし、ラッセル・クロウとは釣り合いが取れてますが、ラスト山場の戦闘シーンの流れはとっても納得がいきません!マックス・フォン・シドーがとにかく良かったです。悪役のマーク・ストロングがラッセル・クロウを食うくらい活き活きして楽しそうなのも良かったです。


せっかくTVでアカデミー賞映画を流しているというのに、全然観られない・・・去年はこんなに忙しかったけ・・・?と思う今日この頃です。