Kaorism

演劇・映画感想&稽古場・スタジオ日誌

この頃

2008-02-23 01:39:12 | Weblog
稽古が始っています。
今回はリーディングシリーズではありますが、基本的には普通の芝居です、私のチームは。台詞も覚えるし、動きもするし、セットも組みます。う~ん、ここに標準を合わせてきたのに、先週から喉がおかしくて、咳が出ます。痛くはないんですが、布団に入るとずっと咳が出続けるため寝不足・・・病院に行けばいいんですが、痛くないもんでついつい・・・今日新しい薬をじっくり薬局の薬剤師のおねえさんに相談にのってもらって買ったやつがびっくりするほど効いています。今日は眠れるか・・・?


 なのに映画は観に行きました。「エリザベス・ゴールデンエイジ」。ケイト・ブランシェットは一番好きな役者さんで、これは見逃せなかったので稽古が始る前に観に行きました。全体的にストーリーというか、流れは「エリザベス」のほうがショッキングでした。計算されつくした画面や、音楽、衣裳はそれはもう見事で、藝術作品だと思います。大画面で見ておいてよかった作品です。
 でもどこか心が震えないというか、意外性がないというか・・・ついついエリザベスが軍を鼓舞するシーンは「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のアラゴルンのシーンを思い出しちゃったり・・・
 でもでもケイト・ブランシェットとクライブ・オーウェンの2ショットはもうもう憎いほど見事なお似合いぶりで、素敵でした。クライブ・オーウェン、日焼けして一歩間違うとギャグになるような豪快色男全快で、こんなにパーツが美男子なわけではないのにかっこいい人はそうそういないよなあ・・・としみじみ思いました。(私は「トゥモロー・ワールド:」のヘタレヒーローが大好きです、今回より)
 ケイト・ブランシェットはいつもより演劇的な発声と台詞回しだったように思います。それがすごく嵌っていて素敵でした。偶然ケーブルで後日「エリザベス」を放映してたので流し見していたのですが、この時はすごく少女っぽくて、可憐な気品があって改めてびっくりしました。映像も記憶していたより暗い画像だったんですね・・・今回は本当に映像が隅々まで綺麗なのでぜひ大画面で観て下さい。



 しか~し!ものすごく腹が立つ事が!!!!
六本木のシネコンで観たのですが、私の隣に小学5~6年生くらいの女の子とお母さんが座ったんですが、うるさいったらありゃあしない!!!帰国子女なのかおフランス語で会話なさってましたが、日本語もちゃんと喋れるようで、その2ヶ国語でコソコソコソコソずっ~と予告中から喋っていました。やばいな・・・と思いつつ、本当にど真ん中のいい席だったので移動せず、本編が開始になったのですが、やっぱり!コソコソ女の子がお母さんに耳打ちをしに動くので気が散って仕方ない!しかもお母さんの返答が女の子の囁きよりでかい!拷問シーンや殺戮シーンが前半にあるのですが、その度に女の子は「えええ~、こわ~いい!!!」ってな大きな反応で、「歴史を知ってりゃ、こういうシーンがあるってわかるだろっ!!!ってか子供に見せる映画じゃないんだよっ!!!」と何回か抑えましたが結局ぶち切れて、「静かにしてくださいっ!!迷惑ですっ!!」とすごいエネルギーで囁いたところやっと静かになりました。というか席を移動してくれました。
 子供に情操教育は結構ですが、やっぱりその年齢に相応しい作品と、そうではない作品があると思います。前回書いた「ウォーターホース」なら、子供の多少コソコソ話していても大らかな気持ちで一緒に観られたと思います。
 でもねえ、この映画はちょっと相応しくはないでしょう。まして母親もマナーが守れていないし、子供もおとなしく観られないんじゃ本当に邪魔者以外のなんでもありません。
 大人の場に子供を連れてきて統制できない母親って、本当にダイッキライ!!!
私はあれより小さい頃父親に連れられて「地底探検」とか「ジョーズ2」とか「巨大蟻の帝国」とか映画館で観てましたがそれはそれは大人しくいい子に観ていましたよ。その分、ホラー好きになっちゃいましたが・・・

あの親子がいなかったら、もう少し自分のノリが最初からよかったのでは?と思います。ムカつくな~、ほんと。

今日

2008-02-16 23:35:19 | Weblog
もう~!!!
確定申告やっと終わったと想ったら、計算間違えてた~!!!!
提出してから気がついてしまいました・・・とほほ。訂正書類を出さねば・・・
今までしたことがない大ボケ記入ミスです・・・あ~!もういやっ!

今日は私の父の誕生日です。おめでとう!!!
金正日と同じ日です。電話したら「オダギリジョーとも一緒」と言ってました。
ちなみに私はジェームス・ディーンと同じ日です。

ネコたち・・・

2008-02-15 23:37:07 | Weblog
一生懸命、パソコンで資料を作っていたら、どこからか異様な重低音が・・・・
ネコのイビキでした。
それはもう、おっさん並のすごい音で、どうやったらあんな小さいカラダからあんな大きな音が出るのやら・・・

ちなみにうちの子たちは2匹とも女の子です。イビキをかくのはだいたい三毛のメルモ嬢です。

最近

2008-02-14 22:41:13 | Weblog
 先週末には駒ヶ根に村田さん演出、奥田君出演の共同公演「メアリーと不思議な冒険」を観に行き、火曜日には文学座の友人の芝居、「パイドラの恋」(文学座+青年団自主企画交流シリーズ)を観に行き、今日はJOKO演劇学校2年生の卒業公演「死せる魂」の稽古を観に行ってきました。

 その合間の日々は講師をしている学校の卒業公演や学年末発表会の稽古、模擬授業などなどあって、もう大変・・・


 久々に「芝居づくし・・・?」と思いました。
 来週から稽古始るし・・・頑張らなくては・・・

2月8日

2008-02-08 23:51:07 | Weblog
 今日は私の・・・回目のお誕生日でした。
だからと行って、仕事だったので、いつもの金曜日通り講師の仕事をしてきました。この時期はどこの学校でも卒業公演が間近なので、稽古も切羽詰っています。
やっていると、段々ヒートアップして脳内が煮えてくる感じがするんで、今日は糖分補給の為、チョコを頬張りながら授業しました。いやあ、偉大だ、糖分!おかげであまり疲れませんでした。

 年齢を重ねるって、上手く楽しく年齢を重ねてる人と、そうじゃなく見える人とすごくはっきり分かれてくるんだなあと・・・最近男女を問わず、まずそこが気になります。容姿も内面も、上手く年を取るのは難しい。けど楽しい。経験を重ねても、地位が上がっても(後輩が増えても)、おごらず、ひねくれず、斜に構えず、前向きでいられるようにいたいなあ、と強く思います。とりわけ、頭が固くならないよう、新しいことに果敢に挑戦していきたいなあと思っています。

なあんて、真面目なことを書いていますが、まあ誕生日の意識表明です。

 やっと去年の夏頃から、芝居に前向きに向き合う気持ちが戻ってきたので、今年は脳内芝居色に変換して頑張りたいと思ってます。
 
 三百人劇場がなくなるのが判ったあたりから、色々あって、後ろ向きというか、気持ちが芝居から離れてしまった・・・やりたい芝居がわからなくなってしまっていました。
 最近やっと、自分のやりたい芝居、興味がある芝居がはっきりしてきました。
若い頃は「やりたい役・やりたい芝居」が客観的に見えなくて、随分つらい思いをしました。恋愛と一緒で、どんなに想っても、あちらが自分を必要としてくれるかどうかはわかりません。片思いで終わってしまう時の方が多くて、時には物凄い高嶺の花に憧れていたり、相性が悪いのわかってるのに好きになったり・・・
 傍から見ると、すご~く合っていないのが良くわかるんだけど自分ではわからないんですよね。
 「やりたい役」に自分の柄(容姿、背丈や体格、声、年齢、特殊技能、演技の持ち味とか)が合っているかどうか・・・あまり判りすぎるのもつまんないけど、少し冷静になれた分、焦らず、じっくりと自分に合う自分だけの素敵な人(役)がどこかにあるって、前向きにやっていこうと思ってます。
・・・って、実生活は結婚しているので、いいんですけど、舞台ではまだまだ恋愛していきたいです。あ~、恋愛の芝居したいなあ・・・そういえばずっと恋愛とは程遠い役か芝居ばっか続いてました・・・今年こそ!!!

「ウォーター・ホース」

2008-02-04 00:45:21 | Weblog
最近TVでよく宣伝している、ネス湖のネッシー伝説の映画です。

雪の為、予定が狂ってしまい、時間が空いたので、映画館で観て来ましたが、これが思ったよりも面白い!お子様映画かと侮っていましたが、ストーリーも人物描写もしっかりしてるし、セットや小道具も凝ってるし、肝心のモンスターも、想像以上にいい動きでした。(卵から孵りたては「エラゴン」のドラゴンにそっくりで、もしや一晩で大きくなるのでは・・・?と心配になりました。)

 特殊効果うまいなあと思ったら、そりゃそうだ、テロップ見てわかりました、WETAが関わってるんですね。どうりで「グエムル~漢江の怪物」を彷彿とさせる良いヌメヌメ感だと思いました。そして、何かナルニア国とテイストが似てるなあと思ったら、そっちのスタッフも関わってるんですね。そう言えば看板にもアカデミー賞のスタッフがどうのこうのと書いてあったっけ・・・
 真剣に見る予定があまりなかったので、ちゃんとチェックしてなかったんですね~。

 この映画を観ようと思った理由は、「舞台がスコットランドだから」。
イギリス、スコットランド、アイルランドが舞台のものって惹かれるんです、無条件に。
 以前スコットランドに行ったとき、ネス湖にも寄りました。到着したのが午後遅く、そこから更に北のスカイ島を目指していたため、ネッシー博物館は断念。
(すごく見たかったのに・・・未だに悔やまれます。そうです、秘かにネッシーファンです。)ネス湖の岸辺で買って来ていたマックを食べ、石投げをし、記念に水際の石をいくつか拾ったのが思い出です。

 スコットランドの景色が素晴らしくて、大画面で見てよかったな~と思いました。映画は、現代からの回想で、第二次世界大戦中のネス湖周辺の村が舞台。この回想するパブのおじいさんが、何とブライアン・コックスでびっくり。スコットランドのダンディ出身の名優です。そして少年のお母さん役がエミリー・ワトソン。大好きな役者なんですが、最近とみにオバサンっぽくなちゃって・・・もともと美人で売ってたわけじゃないし、そこが好きだったんですが、もう少しすっきりしてたほうがいいかと・・・でも、この人、母親役が昔から嵌ってたので、こういう体型も武器なのかな・・・
 主人公の少年と心を通わせる住み込みの使用人、ルイス役の役者さんが、アントニオ・バンデラスのNG版みたいでした。
 で、主人公のアンガス少年が、絵本に出てくるような無垢な整った顔(姉役の少女よりずっと整ってる)なんですが、何だろう・・・「僕、ぼく・・・どうしたらいいの・・・」という表情があまりにも狙いすぎでちょっと鼻につくカンジ・・・子供の癖に、「フッ・・・」という笑い演技を多用するとこも気に入らず・・・が、なかなかいい演技をしている場面もあったので許そう。(何を?)

でも、全体的に図らずも何回かグッときたり、ホロッしたり、最後まで楽しめました。ほんと、なかなかいい映画ですよ!

親の顔が見たい

2008-02-01 23:45:57 | Weblog
・・・といっても私個人の事ではございません。

本日昴ザ・サードステージ公演の初日でした。

しかし・・・講師のお仕事で大泉学園に行っていた私は、ついつい何だかんだと授業が伸び伸びになってしまい、終わったのが6時10分、もう間に合わない・・・


残念!


6日と7日に受付に入っています。