Kaorism

演劇・映画感想&稽古場・スタジオ日誌

ジハード

2007-08-31 20:45:10 | Weblog
昨日バルサン焚きました、稽古場!私の足と腕を無数に刺しやがったダニーを全滅させる為、薬局で特大サイズ1個と中くらいのを3個購入、皆に、親のかたきみたいだね、と呆れられましたが絶対に生かしちゃおかん!という私の意気込みが伝わったのか、単に楽しかったのか、男性陣が率先して準備をしてくれ帰りがけに噴射してき
ました。今日、自らカーテンの側の席に座って人体実験しましたが、全く刺されませんでした!勝った!〓高山佳音里〓


召命今日の私

2007-08-30 02:43:15 | Weblog
この稽古場には何かがいる!なぜだか知りませんが、私だけ刺されるのはなぜ?!るみちゃんにはたで食う虫も好きずきと言われました。AB型ってそんなに美味しいのか?それとも私個人の血の味が好まれているのか?買ったかゆみ止めは全然効かなくて、見かねた宣さんが鞄に入っていた薬をくれました。ヒスタミン入りじゃないと
ダメなんだそうです。もう足と腕が水玉だよ~!

リトル・チルドレン

2007-08-26 23:19:39 | Weblog
今週、稽古が2日続けて休みだったので、ずっと観たかった『リトル・チルドレン』を観てきました。トッド・フィールド監督は、大好きな作家、ジョン・アーヴィング原作の『ドア・イン・ザ・フロア』がすごく良かったので、期待大。感想は、さすが、いい役者が揃っていて、とても見ごたえがある一本でした。・・・が、ラストが・・・一瞬テロップが出るまでの間、「え?終わり?ほんとに?」と捻りをさらに期待してしまいました。監督の計算なんでしょうが、あまりに「あ~、悪い事が起こるに違いない!あんなことや、こんな恐ろしい事や、もしかしてもっと悲惨なことが~」という脳内イメージが膨らみすぎてしまうので、ある意味びっくりな終わり方でした。ケイト・ウィンスレットがインテリな人妻の倦怠感と居場所の無さをすごくリアルに演じていました。日本の予告だと、釈放された性犯罪者ロニー(ジャッキー・アール・ヘイリー)のエピソードを扇情的にピックアップしてるので、そっちがメインかと私も思っていましたが、メインはケイト・ウィンスレット演じるサラと、相手役パトリック・ウィルソン演じるブラッドの関係でした。『クラッシュ』のように色んな事情の人たちがそこを主軸に重なっていくんですが、端役に至るまで、よくキャラクターが書き込まれていたと思います。

 けっこうクスクス笑えるシーンも多くて、なかなかでした。パトリック・ウィルソンって、今回初めて認識しましたが、ポール・ニューマンの若い頃にちょっと似ていて、ああいう人が子連れで公園に来てたら、そりゃ気になるだろうなあ・・・と思いました。
 ジェニファー・コネリーが随分ほっそりして綺麗になった感が。『砂と霧の家』の演技がすごくよかったのが未だに忘れられません。今回は間逆の役柄。
 ジャッキー・アール・ヘイリーは、よくぞこんなぴったりな役者が!と感心しました。子役出身で、13年間役者を廃業していた過去があるそうですが、人生色々ですね。そして彼のお母さん役の女優さんがものすごくよかったです。

 やっぱり心に痛みをもった役って、魅力的なんですよね・・・共感するというより、演じたいと強く思っちゃいました。


帰りに友人とお気に入りのスパゲッティ屋さんに入ったのですが、隣に座ったカップルの女性が、「今時こんなぶりっこがいるんだ!」というべちゃべちゃした喋り方と笑顔で(でも服装は何となくバブリーな頃のお姉ちゃん風)「ガーリックってにんにくのことだよねえぇ?」とか言っているのを聞いて、食欲減退・・・「シャキッとしゃべんなさいっ!きぃ~!」っと腹の中で怒鳴っていました。
 「リトル・チルドレン」は大人になれない大人たちを描いた作品でしたが、こういうべちゃべちゃの方が大人になるつもりがあるのかないのか・・・情けない。

近況

2007-08-22 01:05:04 | Weblog
先週土曜日はRADA in Tokyoの打ち上げに参加してきました。馴染みなメンバーも沢山、初めてお会いする方も沢山・・・講師の先生達に再会できてよかった。

さて、稽古の日々です。
稽古場日誌、UPして頂いてますので、写真などはこちらを見てください。
暑いです・・・駅から稽古場まで歩くのがとっても苦痛・・・毎日保冷材を凍らせて、ハンカチでくるんだものを持ち歩いてます。もう手放せません。
今日はチケットの受付を事務所でやってまいりました。3件くらい承りました。少しは働いた感有。

今週はやたらと稽古前も忙しくて寝不足・・・ちなみに稽古は夕方4時から10時までのスケジュールです。これは以前三百人劇場があった頃、稽古場を午後まで附属演劇学校が使っていた時のスケジュールと一緒なので、懐かしく、楽な時間帯です。正直昼稽古になると何だかリズムがよくわからなくなります。

今日は稽古終了後半数くらいのメンバーが飲みに行きましたが、私はパスして帰宅。眠くてぐったりなのでもう寝ます。

お休み中

2007-08-14 00:17:52 | Weblog
サード公演『召命』の先行稽古が終わって(こちらの稽古場日誌は近々HPで)、今はお盆休み中です。私は仕事が入ったため、田舎には帰らず、猫達とお家で過ごしております。

 先週の土曜日に『トランスフォーマー』を観てきました。これは映画館で観ないと絶対つまんないだろうな、と思って。う~ん、前半はなかなか面白かったのですが、後半、トランスフォーマー達の戦いが激しくなればなるほど冷めてしまいました・・・どうも私は原始的な戦いの方が燃えるようです。『ブレイブ・ハート』とか『ロード・オブ・ザ・リング』とか『キング・コング』とか。メカニックな戦いは子供の時から余り好きじゃなくて、『ガンダム』も『スター・ウォーズ』も嵌りませんでした。なんだか、この『トランスフォーマー』を観ていると、近い将来、『マクロス』の実写版もハリウッドでリメイクされちゃうかもと思いました。(『マクロス』も途中からついて行けなくなったんだった、私)
人間を守る!と言いつつ、あんだけおっきいモノ同士が戦ったら、ビルは壊れるし、一体何人が犠牲になっているのか・・・子供の時ウルトラマンを見て、彼がでんぐり返しをしたり、怪獣を投げる度に、「我が家があそこにあったらどうしよう」って思ったものでした。しかも、この映画、街中に入ってから戦いがずっ~と続いているのに、いつまでたっても周りに人がウロウロしていて、すんごく気になりました。逃げろって!もしくは逃がせって!
 もっとぐわっ~って盛り上がるかと期待していったのに、ちょっと外れた感じ。
でも映画としての質は高いし、好きな人は好きだと思います。アナログな私の血が燃えなかっただけで。
 役者は、ジョン・タトゥ-ロが血色よくちょっとふっくらして、実に楽しそうに軍人を演じています。ジョン・ボイドはいつ見ても、エラ以外はアンジェリーナ・ジョリーに似てないよな~と。新人の主役の彼は、あまり好みではなく(見た目も
演技も)ヒロインの子は、高校生にしては老けているジェニファー・コネリーのそっくりさんでした。レノックス大尉役のジョシュ・デュアメルが、マイケル・パレをちょっと彷彿とさせて好みでした。私が『マクベス』で演じたレノクスと名前が同じだし。
次回は『リトル・チルドレン』を観に行きたいと思っています。

RADA

2007-08-02 00:41:31 | Weblog
今週はRADA in Tokyoに参加しています。RADAはロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツの略で、英国王立演劇学校の事です。ここの先生を招いて、プロの役者の為のワークショップをここ15年、現代演劇協会の主催で昴の稽古場でやってきたのですが、三百人劇場が無くなってしまった今年は、JOKO演劇学校の教室でやっています。
 私が参加してるのは指導者養成コースという今年初めて出来たコースで、ワークショップや、養成所や学校などで指導をしている演劇関係者参加の1週間コースです。昴の俳優は私を含めて4人、他劇団の役者さんや演出部の方、高校演劇部の先生や大学のゼミの先生、福祉関係のお仕事の方、アマチュア劇団を率いている方、総勢16名です。すごく和やかな雰囲気で、役者として参加しているわけでは一応ないので、何だかリラックスムードです。
 が、休み時間は皆必死にノートを取っていて、「ねえ、あのエクササイズの前にしたのは何だっけ?」「あれは何を指導するのに向いてるゲームだっけ?」とお互いに補いあっています。
 
 俳優コースみたいに、台詞を覚えたりする必要がない分楽なはずなのに朝早いせいか何だか疲れています、毎日・・・で10時から4時って、普通に会社とかでお仕事している人には当たり前の時間帯なんですよね。いかに普段不規則な生活をしているか・・・ってことですね。

お隣の教室では、これも今年初のアマチュアコースが行われていて、年齢層も様々な人たちが受けています。私の教えている生徒も2校から数名ずつ受けていて、学校交流をしているようです。

 来週から例年通り、俳優コースが2週間始ります。しかし・・・昴メンバー、最近RADAを受ける人が少ないようで・・・なんで?・ワカテハナニヲシテイルンダロウ?
指導者コースも教える仕事をしている人が増えてきたので、もう少しいるかと思ったのに・・・

 久々に会った他劇団の友人と毎日お茶をしております。あちらはお茶、私はビールですが・・・後数日頑張るぞ!