父は、まだ頑張っている。
一昨日見舞いに行った後、酸素の管を鼻に通されたらしい。
そして、今日は、酸素吸入器が枕元に添えられたとの事。
父は、もうしゃべることも身体を動かすこともできない。
できることといえば、ぼんやりと眼を少しの間開くことと聴く事(耳はどうやら聞こえるらしい)。
見舞いには、姉と2人で行った。
「お父さん、わかる?由美と悦子だよ。」
と耳元で大きい声をあげると、ぼんやりしていた眼が少し大きく開いて
「ああ・・・」
と聞こえてきそうな表情を見せ、なんとも切ない顔をしてみせた。多分、娘達が会いにきたのをわかってくれたのだろう。
私は、もう一度生きてる父に会えるだろうか・・・?
毎日、母に電話をして「今日の父」について教えてもらうのが、ここ最近の日課である。
この二日間、母は父に歌を歌ってあげているのだそうだ。一昨日は2時間、今日は1時間。
父は、ぱっちり目を開いて懐かしそうに楽しそうに聴いているのだと母は言う。
だけど楽しい時間は、だんだん短くなって、高熱にうなされながら眠り続けるらしい。
昨日、母が父に
「家に帰りたい?」
ときくと、
「うん」
としゃべれないはずなのに、大きく返事したのだという。
帰ろう。そうだ、帰ろう。おうちに帰ろうね。
病気と闘って頑張ってくれて有難うね。
あと、もう少しでお父さんの誕生日だよ。あと、6日で75歳。頑張れるかな?頑張ってほしいな。
一昨日見舞いに行った後、酸素の管を鼻に通されたらしい。
そして、今日は、酸素吸入器が枕元に添えられたとの事。
父は、もうしゃべることも身体を動かすこともできない。
できることといえば、ぼんやりと眼を少しの間開くことと聴く事(耳はどうやら聞こえるらしい)。
見舞いには、姉と2人で行った。
「お父さん、わかる?由美と悦子だよ。」
と耳元で大きい声をあげると、ぼんやりしていた眼が少し大きく開いて
「ああ・・・」
と聞こえてきそうな表情を見せ、なんとも切ない顔をしてみせた。多分、娘達が会いにきたのをわかってくれたのだろう。
私は、もう一度生きてる父に会えるだろうか・・・?
毎日、母に電話をして「今日の父」について教えてもらうのが、ここ最近の日課である。
この二日間、母は父に歌を歌ってあげているのだそうだ。一昨日は2時間、今日は1時間。
父は、ぱっちり目を開いて懐かしそうに楽しそうに聴いているのだと母は言う。
だけど楽しい時間は、だんだん短くなって、高熱にうなされながら眠り続けるらしい。
昨日、母が父に
「家に帰りたい?」
ときくと、
「うん」
としゃべれないはずなのに、大きく返事したのだという。
帰ろう。そうだ、帰ろう。おうちに帰ろうね。
病気と闘って頑張ってくれて有難うね。
あと、もう少しでお父さんの誕生日だよ。あと、6日で75歳。頑張れるかな?頑張ってほしいな。