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お寺探しの旅~自分が求めるお寺とは?~

我々一般人にとって本当に「いいお寺」とは?
色んな情報を集めて、色んな角度から、色んな視点で追求してみたい。

京都のお坊さん達にお会いしてきました

2007-06-25 15:33:05 | お坊さんの気持ち
ああ、時間が過ぎるのは、本当に早いです。
今日はすでに月曜日じゃないですか・・・

みなさんに、お伝えしたいことは山ほどあるのに、ブログを更新もせず、すみません。

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前回の京都:大阪出張にいったおかげで、新しい空気を胸いっぱい吸わせてもらってきた。

何が新しいのかというと、関東とはちょっと違うお坊さんのお話。

時間の都合で18日は4名だけお坊さんにお目にかかった。

いつも関心するのは、京都のお坊さんは、本当にフットワークが軽い。これって、やっぱり月参りをなさっているからだろうか・・・

お坊さんそれぞれ、口をそろえておっしゃるのは、京都はね、町が狭くて30分もあれば、だいたい何処でもいけるんだよ。とおっしゃっていた。

そして、それぞれの宗派の本山が京都に多いことを誇りとしていらっしゃる一方で、何処か東京のお寺さんにライバル意識をもっていらっしゃるような印象を受けた。

京都弁のせいだろうか、みなさんの話方はとてもソフトでフレンドリーな感じもした。

4人目にお会いした御住職は、現在、肺ガンのため病院に入院中だった。検査でガンが発見されたときには、かなりの進行状況で、一時は覚悟をと医師より宣告させたらしい。ラッキーなことに肺以外のところに転移がみられなかったので、抗がん剤治療を苦しみに耐えながら行っているとのことだった。

御住職の言葉の中で、こころに残ったのは、

「死を目前にすると、葬儀の形なんかどうだっていい。って思ったよ。本当に家族だけでおくってくれれば、それでいいってね。」

禅宗のご僧侶だったので、それらに関する分厚い本を何冊も枕元に置かれていた。

ある意味、それは心の支えのようにも感じられた。

僧侶だって、1人の人間だ。だから、死だって怖いって感じたっておかしくないと思う。けど、世間では、悟りを開いているんだから、人前で泣いたり叫んだりすることは自然ではないと勝手に思い込んでいる。

いつも思うけど、大変な職業だな・・・

どうか、また、京都に来た時に笑顔で合えますように。と願いながら、病院を去った。


2007-06-18 11:18:07 | お知らせ
みなさん、今日は京都の空の下からこんにちは。

今朝、5時30分に自宅を出たときは、練馬の空は晴れていたが、新幹線で移動中名古屋を通過した頃から雨が・・・

げっ、傘忘れてきちゃった。

案の定、京都でも大粒の雨で、生憎案内人が降り立った駅には、お店らしきものが見当たらなかった。が、駅の隣にレンタサイクル屋さんがあったので、ひとまず、そこまで雨の中走りよって多分だめだろうなぁ~と思いながらも、そこに居合わせたおじさんに聞いてみた。

「あの~、傘のレンタルなんて、やってませんよね~・・・」

おじさんは、あったりまえだろ~。って顔して

「あのね、駅のあちら側に小さいコンビニがあるから、そこやったら売っているんちゃうかぁ~。」

と教えてくれた。

「おじさん、この大きいバックちょっと預かっててもらえます?」

といって、すぐに傘を目指して走った。

ようやく傘をゲットしてバックの元へ帰ると、おじさんはニコニコして
「売ってたか?いくらやったん?」

見知らぬ土地で、見知らぬ人にもお世話になった。なんとも有難い話だ。いろんな人に支えられて生きている事に感謝です。

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半年前、このブログでも救いの言葉に書かせていただいたご相談者からおとついメールが入った。

あれから、ずいぶん時間がたっており、ご状態の悪かったお母様はあれから3度持ち直されたとのことだった。

しかし、いよいよ覚悟を・・・と医師より宣告されてしまったということと、仏壇を処分するにはどうしたらよいだろうかというご質問がメールにかかれてあった。

メールを返信するとき、悩む時がある。ご相談者の精神状態を考えると、どんな言葉を綴っても、偽善にしかならないのでは・・・

相談員として毅然たる態度でいるべきなのか、べったり寄り添うべきなのか正直悩むのである。

悩みながらもメールを送ったその日の晩23:00すぎだった。

ご相談者から再度メールが入り、看病をして病院から帰る途中で、お母様のご容態が急変し、病院を去って、たった1時間後のお亡くなりになってしまったとのことだった。

事前に心構えとして相談していたものの、いざとなると、とても考えられる状態ではなく結局ご相談者のご主人様が対応してくださったとのことだった。

案内人は、ご相談者のお気持ちを思うと、ただただ悲しく切なかった。

お母様が旅立たれるその時にどんなにか会いたかったろう。と想像したからだ。

相談員として、役に立てる事は実際には、本当にわずかだ。
それでも、何か相談員が必要と思っていただいた時は、どうぞ、いつでもご連絡をしていただきたい。と思う。

故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

練馬区役所で展示しています!!

2007-06-15 20:11:01 | お知らせ
みなさん、こんばんは。

昨日ニュースで梅雨入りしたと聴いたかと思って、それなりに覚悟(案内人は雨が苦手)をしていたら、今日の練馬地区は抜けるような青空で真夏なみの暑さでした。

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今日は、お知らせです。


6月12日(火)~6月16日(土)まで、練馬区役所にて練馬区のNPO活動展示会を行っています。

その一箇所にライフデザイン研究所も展示させていただいているので、機会がありましたら、是非ご覧になってください。

案内人も早速12日に見に行きましたが、2~3人の数人ではありましたが、記事の前で立ち止まって読んで下さっていた方がいました。

練馬区役所のHPはhttp://www.city.nerima.tokyo.jp/です。

少しずつではありますが、地域に根ざした活動を広げて行きたいと思います。

千葉市斎場での葬儀

2007-06-13 16:55:29 | 相談者の気持ち
みなさん、こんにちは。

あっ~~~ついですね。

日差しが強すぎて太陽アレルギー(日焼けすると肌に赤いボツボツができてしまう)の案内人にとって、非常に面倒な季節に突入してきました。

ですが、ついに事務所の冷房スイッチがONになり、快適に仕事をさせていただいております。

来週の月曜は京都、火曜は大阪へ訪問し、NPO支援活動センターへ訪問する予定です。何件かお寺様にもお会いできると良いのですか・・・


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普段、当直をしていて、いまかいまかと待っている時には、電話は鳴らないのに、ほんの少し、食事やトイレで席を外したこういう時に限って電話は不思議と鳴ってくれる。

ピピピ、ピピピ・・・

ああっ、待って待って、今すぐ出ます・・・

フリーコールの葬儀の相談だった。当方で契約しているフリーコールの場合、電話がつながる前に、おおよそのエリアを案内してくれる。

『千葉・千葉・・・』

「ちょっと、相談したいのですが・・・身内がすでに他界していて、今青森からこちらに向かっているのですが・・・」

お亡くなりのご相談だった。

お亡くなりともなれば、ご相談者にとって、私と話をするこの1分1秒の時間がとても長く感じる一方で時間が止まったようなあっという間でもあるようななんとも不可思議な時間ではなかろうかと推測する。

お兄様が突然青森でお亡くなりになり、現在、現地の葬儀社がこちらへ向かって、陸送しているとのことだった。こちらでの安置先に困っており、葬儀費用に関しては、費用負担を抑えたいとのことだったが、それ以外の宗教に関する事、葬儀の方法、人数などは一切わからない。という。

ご相談の様子から、ご相談者の年齢は20代~30代と推測された。

まず、お身内の方とお話し合いなさることをお勧めし、葬儀社に関しては、費用負担を抑えた提案をしてくれる所を探して折り返し連絡するということで、再度電話を切った。

結果、葬儀社をご紹介し、適切なアドバイスを伝えて、しばらくたって、時間にすると30分後くらいだろうか。紹介をした葬儀社から連絡をいただいた。

「ご紹介いただいたご相談者様なんですが、お母様が創価学会に入られているので、友人葬にするのか火葬だけの葬儀にするのか現在悩んでおられるそうです。創価学会ですと、ほとんど千葉では特定の葬儀社さんが施行しているので、こちらがお手伝いできるかどうかわかりません。」

と、話を聞いているときに、再度ご相談者から葬儀社へ電話が入って急いで電話を切った。

その2日後、結果としてご紹介をした葬儀社で友人葬を千葉市斎場を利用して行うことになった。

告別式当日、練馬から電車で千葉市斎場へ向かった。

千葉市斎場は、電車だとJR鎌取駅からバスもしくはタクシーを利用する。
ところが、バスは本数が少なく、タクシーもなかなかこない(私は13分待った)

交通の便で考えると電車より、車の方が便利かもしれない。

千葉市斎場を訪れた印象としては、緑が多く何処かの美術館のような感じがした。こちらの斎場の特徴としては、施設そのものが新しいうえに、祭壇が常時併設されており、祭壇はとても立派で綺麗だった。

ご相談者へあいさつをさせていただくとき、必ず尋ねさせていただく事をいくつかある。

ご相談者は、私が伺った事に驚いていらしたが、すぐに「大丈夫です。ちゃんとやってくれています。」

この度は、突然の出来事でしかも逆縁ということで、さぞかしお母様やご遺族の皆様のお悲しみも深いように感じられた。その中で、弟であるご相談者は一生懸命気丈に振舞っていらっしゃる姿がとても印象的であり、ご家族の絆を感じた時間だった。


故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。





第三回葬儀仏事勉強会開催しました

2007-06-09 15:49:44 | お知らせ
みなさん、こんにちは。

夏が近づいてきたって感じでムシムシして非常に暑いです!!

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今月の2日(土)に練馬区役所19階会議室において、第三回目の葬儀・仏事の勉強会を開催した。

今回のテーマは葬儀後の諸手続きと法要の流れ、そして、お墓。

出席者は25名で、前回の勉強会にお越しいただいた方のほとんどが来て下さったから有難い。

練馬区民のお住まいの方がほとんどでしたので、諸手続きについては練馬区HPで公表されている情報をそのままお届けさせてもらった。

国民年金の手続き
死亡一時金
葬祭費の支給(国保)
国保脱退の手続き

諸手続きについては、厚生年金の方もいれば、共済年金の方もいらっしゃるので、もらえる金額はそれぞれ異なる。

ただ、一ついえることは、これらは必ず申請しなければ、お金はもらえないということ。せっかくもらえるのだったら是非、手続きしてほしい。


続いて、法要について

法要の段取り(日程の決め方や寺への依頼の方法など)やギフトや料理を頼むにあたって、注意をしなければならないこと。を伝えさせてもらった。


みなさん、真剣な面持ちでメモをとられていた。

そして、今回のメインのお墓について

どちらかというと、寺院墓地や霊園、納骨堂についてなど新規にお墓を建てる人への話が多くなってしまったので、すでに墓地をお持ちの方はあまり面白くなかったかもしれない。

散骨の話で岩村相談員が苦労して集めてきてくれた散骨グッズの品々をみなさんに手にとってみてもらったら、めずらしそうに興味津々でみていらした。

中でも、粉骨入り砂時計は人気?で、色んな意見が飛び交っていた。
(「死んでまで働かせるなんて、なんだか気の毒でならないわ。」とおっしゃる方も・・・)

良い石材店の見分け方
お墓を探す時のポイント
良いお寺の見分け方

みなさんに、「お墓を探すときは、家を1軒買うようなつもりで、お墓を建てる現地にも、石材を購入する石材店にも足を運んでくださいね。」と口をすっぱくしてお伝えした。(意外と石材店は葬儀社よりも悪徳なお店もある)
そりゃそうですよね。だって、子孫代々受け継がれていくものですもの、決して後悔があってはならないと思うので。

いつも通りQ&Aの時間を設けると、

●お墓にひびが入ってしまいました。メンテナンスにかかる金額はいくらかかりますか?
●菩提寺へ納める寄付金と管理費に疑問があるんですが・・・
●法要はいったいいつまでやり続けるのですか?50回忌まで終っても菩提寺から手紙が送られ続けてきて困っているんです。

などなど。

菩提寺がある方の質問が多く、お寺とのコミュニケーション不足により、誤解をまねいたり、お寺の都合を押し付けられているような感覚に陥っているのでは、と率直に思った。

お寺を存続維持させるには、檀信徒の存在は不可欠だ。お寺が檀家にペコペコする必要はないと思うが、お寺への価値観、それが建築物なのか庭なのか住職の人柄なのか教えなのか、いずれにせよ、それらを感じさせる努力は必要不可欠だと案内人は考える。




有難う

2007-06-08 06:16:36 | 雑談
みなさん、おはようございます。

久しぶりに練馬から朝を迎えます。

おかげ様で、無事に母も退院して通常通りの勤務が出来そうです。

留守中、多くの方にご心配やご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

ライフデザインのスタッフには、自分の仕事以外にも付加がかかったり、慣れない事をしなければならなくて本当に大変だったと思いますが、文句一ついわず、一生懸命、協力しあってカバーをしてくれたことに、本当に心から感謝します。

どうも有難うございました。

自分が相談者になった日

2007-06-05 23:44:00 | 相談者の気持ち
みなさま、こんばんは。

すっかりご無沙汰してしまいました。

先週の土曜日についに第三回目の葬儀・仏事の勉強会を開催することができた。

この日のことを、今度ゆっくりみなさんに、ご報告をしたいと思います。

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「救急車1台お願いしたいのですが・・・
 こちらの住所は、●●市○○・・・。
  母が意識が薄く・・。
   生年月日は・・・年齢は・・・。
    私は実の娘で、ササキエツコです。」

最初の第1声以外は、救急隊員の質問に答えるべく、必死に冷静に応えなければ。と何度も心に言い聞かせながら、いつもの数倍冷静に的確にしかも手短に応えることに全力を注いだ。

その一方で、胸の奥底から湧き上がってくる「これからどうなるんだろう」という不安と母の笑顔と幼い頃からの思い出が一機に脳裏を駆け巡る。

その瞬間、声が震えるのが自分でもわかった。

「これから救急車が向かいますから、外に出てわかるように合図をしてください。」

電話を切り、すぐに階段を駆け上り、「お母さん、今すぐ救急車がくるからね。もう大丈夫だよ。」と声をかけ反応のない手をギュッと強く握って、また階段を一目散に駆け下りた。

家の門前で救急車の到着を願う気持ちで待つ。
遠くから聞きなれたサイレンの音が聞こえたとき、救われたような気がした。

救急隊員が到着して、小走りしながら、状態、状況を説明する。
「お母さんは、普段1人暮らしなんですか?なぜ、こういう状況になったのかわかりますか?」

質問をされるたびに、罪悪感を感じる。苦労かけて、ごめんね。

結局、住宅事情により、ストレッチャーでは、運び出す事が不可能で、応援を呼び、総勢7人の隊員が2階から救急車へ運び出してくれた。

私はといえば、母の保険証やら何やら入っていそうなバックをパッと握って首からぶらさげ、家中の戸締りに走り回った。家をとびだすと、いったい何処からこんなに人がでてきたの?っていうくらい見物客がでていて、驚いたが、

「救急車に一緒に乗ってもらえますか?」

の一言で、他の人の顔は全くみえなくなった。

*****

救急車に乗り込んだとき、ふと、ご相談者はこんな気持ちや状況を乗り越えて、私達の所に電話をかけてくるんだろうな。と思った。
果たして、自分に相談をしようとする精神的に考える余裕があるかどうか自身がない。

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救急車にのって、驚いたのは、救急車に乗り込んでから、受け入れ先の病院を探すことだった。あらかじめ、決まっているのかと思ってた(へぇ~)

自宅から車で7分くらいの距離の総合病院へ担ぎ込まれた。

担当の医師や看護士へ救急隊員に話したことと同じ事を伝える。新しい人に会うたびに同じ事を伝えなくてはならず、結局6回くらい、話した。

結果的に母は一命をとりとめ、完全看護付き添い状態で今を迎える。

こういう時、本当にたくさんの人にご迷惑をかけ、支えられている事を痛感させていただく。

救急隊員の方、病院関係者の方、親戚、母の友人・知人、そして、私の大切なスタッフの仲間。

心から感謝です。本当に本当にどうも有難う。

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時間がたって、少し落ち着いた今、ようやく相談できるような心境になってきた。「死」という言葉が近い存在になったとき、人はいろんな思いを経て相談電話をかけてきているのだろう。

ご相談者のために、相談員としてしなければならないことが少しずつ明確になってきたような気がする。

案内人として、今一度原点に戻ってみることにしよう・・・