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日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

インターネットの回線速度を測ってからの顛末 J:COM NETウルトラ160Mコース

2008-03-12 10:58:14 | Weblog
2月の終わりにJ:COMとの契約を一新した。J:COM TV + J:COM NETウルトラ160Mコース + J:COM PHONEのパックに切り替え、さらに従来から使用していたIP PHONEを継続したのである。パック料金なので少々安くなり、支払い窓口を一つにした分の利点があった。これでNHKのハイビジョンも観ることが出来るようになり、また無線LANブロードバンドルーターの性能をアップ(無線スループットが300Mbps)することでインターネットの使用環境をより快適にした(と思っていた)。

新しい環境になって10日ほど経ったが、メールの送受信が確かに円滑になったがインターネットの使用感に目立った違いを感じないので、一昨日(3月10日)インターネット上で回線速度を測定してみたところ、その結果に愕然とした。下りが4Mbps前後で上りが8Mbpsなのである。測定を繰り返してもだいたいこの程度の値である。下りに100Mbps程度を期待していたのに、その二十分の一以下の速度ではJ:COM NETウルトラ160Mコースに切り替えた意味は全くない。そこでJ:COMのサービスセンターに電話をした。

まず回線速度の測定方法を尋ねて女性スタッフに教えられたのがRadish Network Speed Testingという通信速度測定システムである。しかしシステムで測定してもすでに私が得た値とほぼ同じである。やはり私の回線速度が異常に遅いのである。ここから原因追及が始まった。

まずデスクトップに「BBTuner」というアイコンがあるかと尋ねられたが、そのようなものはない。しかし「J:COM NET ウルトラ160Mコースをご利用のお客様へ」という一枚の紙切れを貰っていたのを思い出した。これには「ブロードバンド最適化ツール」のダウンロードするまでの説明はある。私はそれに従ってダウンロード用のフォルダーにそのファイルを保存していたが、そのままになっているのを思い出した。そこで指示に従いこのアイコンをダブルクリックすると「ブロードバンド最適化ツール」のウインドウが開いた。「設定項目」のうち「RWN」の数値だけを変更してくれという。そして教えられた4種類の6桁数字をノートにメモした上でその一つを入力した。設定値を保存してPCを再起動する。そして回線速度を測定するのである。ところが測定結果はそれでもほとんど変わらない。次に2番目の数字を入力、保存、再起動、測定を繰り返す。今度は下りが8Mbpsほどになったが、それでも数値は低い。この件で私は気になっていることが一つあった。

私はIP PHONEを使っているので、外部からの信号ケーブルがまず「ケーブル・モデム」に接続され、モデムから出て行くLANケーブルが「IP PHONE Box」に入り、このBoxから出た電話線はIP PHONEに、LANケーブルは「無線LANルーター」に接続されている。そしてルーターのLANポートにPCが繋がっているのである。この「IP PHONE Box」の介在が回線速度を抑えているのではないかと私は最初から疑っていたのでその旨を女性スタッフに伝えていたが、関係がないと言われたのである。しかし気になっていたのでPCを直接「ケーブル・モデム」に接続し回線速度を測定すると110Mbpsの値が出た。ちなみに「IP PHONE Box」を外し「ケーブル・モデム」→ 「無線LANルーター」→ PC と接続しても80Mbsは出る。やはり「IP PHONE Box」がネックだったのだ。

IP PHONEを継続使用の契約にしているのでこれでは折角160Mコースに変えた意味がない。そこで技術者が状況を調べるためにわが家にやってくることになり日にちの打ち合わせを終え、ひとまず一段落となった。ところがしばらく経ってから地域担当者から電話があり、やはり「IP PHONE Box」を通すとどうしても速度が落ちるので、これを使いたければ元の30Mコースに戻すか、IP PHONEの使用を止るか、どちらかにしてほしいとのことであった。J:COMは私のようなケースまでを想定していなかったのだろう。いずれにせよこれはJ:COMの手落ちであり、契約前に利用者に伝えるべきことなのである。と言っても元の速度に戻す気にはならないのでIP PHONEを止めることにし、代わりにJ:COM PHONEをもう1回線増やすことにしてその工事の日取りを決め、これで一件落着となった(と思った)。

ところがその間に思いがけないトラブルが発生していた。回線速度が100Mを上回ったと喜んでいたPCのインターネット画面が動かなくなったのである。いつのまにかインターネットに繋がらなければメールも出来なくなっていたのである。LANの配線をいろいろとつなぎ替え、ついには前日のシステムに修復で戻したけれど事態は変わらない。ところが不思議なことに同じ無線ルーターに接続したもう一台のパソコンはインターネットに繋がっているしまったく正常に動いている。狐に騙されたような気になってJ:COMのサービスセンターに救いを求めた。

今度は男性スタッフで、まずは私が試みてうまく行かなかった「コントロールパネル」>「ネットワーク接続」>「LAN または高速インターネット」と入り、「ローカル エリア接続」の修復を指示された。もちろん失敗である。私が「IP PHONE Box」を外していることを説明して、これが何か問題にならないかと問いただしたが、無関係との返事が戻ってきた。言われるがままになにかと操作をし、LANボードのドライバーまで更新したがすべてがうまく行かない。そして最後にこれは私のコンピューターの問題なのでメーカーに連絡するようにと宣告されてしまった。一巻の終わりである。しかし私はあきらめなかった。

実は今使っているPCはMouse Computerの製品で、購入してから一月経ったほどのもので、これまで順調に動いてきた。そこで使用状況をブログにまとめようと考えていた矢先の出来事である。このLANボードに問題が生じたとはどうも考えにくい。あきらめきれないまま現在のLANの状況を把握することにして、「無線LANルーター」から無線で繋がっているはずの三台目のパソコンのインターネットへの接続を調べたが、やはり繋がらない。ところが不思議なことに気がついたのである。三台目PCはインターネットには繋がらないが、「マイ ネットワーク」ではなんとMouse Computerの共通フォルダーが見えるし、ファイルを開くことが出来るである。これでMouse ComputerのLANボードに問題がないことを確信した。となると問題はネットーワークで「IP PHONE Box」を外したことに関係があることになる。そしてあることを思い出した。

「無線LANルーター」を「IP PHONE Box」に接続して初期設定を行うときに、既にルーターが入っているからとかのメッセージが現れて、「無線LANルーター」のルーター機能を外して単にハブとして設定していたのである。ルーター機能が「ケーブル。モデム」にあるのか「IP PHONE Box」にあるのかその時は意識しなかったが、結果的には「IP PHONE Box」がルーターであったことになる。従って「IP PHONE Box」を外した時点でルーター不在になったのである。となると話は簡単で「無線LANルーター」を工場出荷時の初期状態にリセットで戻し、ルーター機能を回復させることですべてのシステムは「IP PHONE Box」を外した状態で正常になった。めでたしめでたし、である。

ネットワークに関しては私は素人同然である。それでも一応わずかな知識だけを頼りに、問題点に辿り着き、ようやく自分の手でトラブルを解決することが出来た。夕食も上の空でいろいろと調べては考え、おかげで久しぶりに考える楽しみを味わうことが出来た。このチャンスを与えてくださったJ:COMのスタッフに感謝である。これを皮肉に取っていただいては困る。スタッフとのやりとりを通じて、自分が考えていく道筋を探り当てたことの方が、言われるがままに操作してトラブルを解決するより遙かに面白く、大いに楽しめたからである。


追記(4月6日) この後の成り行きは以下の通り。

なんとも不安定なJ:COM NETウルトラ160M回線
やっぱり不安定なJ:COM NETウルトラ160M回線
やっと落ち着いたJ:COM NETウルトラ160M回線


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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新規加入予定 (マロ)
2008-05-03 19:57:07
初めてパソコンを購入。殆んど触れるのも初めてに近いんです。J-comケーブルTV加入者なので何の迷いもなくウルトラ160Mの工事予約をしました。結局の処…大丈夫ですよね?素人だから難しい機能は使いこなせないと思うし… 今、ウルトラ…のキャンペーン中みたいなんですけど締め切りが5月7日。でも工事予定日が15日過ぎ。これじゃあ応募出来ない(..)
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目下順調 (lazybones)
2008-05-04 16:55:47
毎朝回線速度を測っていますが、下りは80mbps以上、上りは8mbps以上と目下順調に働いています。地域によって違いがあるでしょうが、何はともあれ速度をモニターなさってください。
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