新ラ☆スーサの星

ラ☆スーサのいろいろ
  
 ここ数年はコスタデルソル暮らし。

カプシン市場

2022-09-23 01:46:56 | ボルドー旅行

観光案内所でもらった地図の広告欄に載っていたカプシン市場というのが宿の近くにありそうなので、滞在2日目の朝に行ってみました。

連れ二人はまだ眠っている朝8時過ぎに一人宿を出発。

歩いていると歩道のあちこちにゴミ箱が。

昼間は気が付かなかったから、きっと朝とか夜のうちに外にだしておいて、回収してもらう、というシステムなのかなあ。

歩道の真ん中に。

ゴミ箱だらけ。

こちらは公衆トイレ。

なんかデザインがイケて無くて、あからさまにばっちいイメージじゃない?

銀色とキューブで未来形!って感じで作ったのかもしれないけど。

出来立ての頃はきっと格好良かったに違いないけれど、

あたしからしたら新幹線の昔のトイレを彷彿とさせる銀色。

しかも外国の誰も管理してなさそうな男女共用のトイレなんてばっちそうで恐ろしい。。。。

と、ディスっているうちに到着。

カプシン市場。

地図の広告に載っていたのはもうちょっとおしゃれっぽい写真だったけれど、そこはあまり観光の要素の無い非常に庶民的な市場でした。

時間が早かったのかなあ。ガラ―ンとしている。

スペインの市場と変わらない感じだったので、あまり写真を撮っていないんですけれど。

 

かわいいチーズが沢山。

色味といい、形と言い、興味がそそられるしおいしそう。

が、スペインの場合、この手のおいしそうなお菓子はたいていおいしくないので、ちょっと手が出ませんでした。

フランスなんだから試してみたら良かったかなーと、ちょっぴり後悔。

建物の中にも八百屋さんは有りましたが、外にも並んでました。

ラディッシュのディスプレイがどこのお店もカワイイのよ。このラディッシュカワイイね。

そんなこんなで朝食になるものを物色して宿に戻りましたよ。

買ったもの発表、。

カラフルプチトマトと緑色のプラム。

チーズ2種。ハード系とソフト系。

何乳のチーズが良いか聞かれたので、スペインではあまり食べない牛乳のチーズにしました。(アンダルシアは山羊、羊乳のチーズ、或はそれらプラス牛乳のチーズが多いです(伝統的に)今はスーパーでもいろんなの置いてますけど。)

固いのはコンテだと思いましたけど、ソフト系はなんだったかわかりません。ちょっと癖がありました。パンに乗せるにはバターもあったほうが好みだったなー。

ワインとは最高でした。

お肉コーナー。

少ししか買わないのにいろいろ味見させてもらっちゃいましたけど。

ハム。普通の製法のハムとフランスならではだったかボルドーならではだったかのハムがあって、後者のハムにしましたよ。

鴨のリエット。あたしは脂っぽい物好きだから。リエット好物。濃厚な鴨味が良い。

レバーテリーヌだったかな。朝食にはちょっと重いけど、おいしいわ。

 

全部集合してこんな感じ。

一回では食べきれなかったので、翌日の朝食やら夜のワインのお供やらになりました。

 

もっといろいろ試したかったけど、胃袋には限界がありました。

 


美しいノートルダム教会とゴヤ。

2022-09-22 20:40:08 | ボルドー旅行

ボルドーの街をぶらぶらしていたら教会が出て来た。

地図で確認するとノートルダム教会と書いてある。

裏道にあるのに、ぶらぶらしていたら二回も遭遇。

一回目はしまっていたので入れなかったけれど、二回目は開いていたので入ってみました。

そんなことより、教会の前に見たことのある顔が。。。

フランシスコ・デ・ゴヤ。

そう、スペインを代表する画家ゴヤ。

なぜ、こんなところに。。。。あ、確かゴヤはフランスで死んでその後にスペインに戻ったんだったなーと、遠い記憶を辿ってみたら。。。

マドリッドのゴヤのパンテオンに行った時に書いた記事を見たら、確かにゴヤが亡命した先はボルドーだと書いてあって。

こんなところで伏線回収することになるとは!

私の中のゴヤがようやく成仏しました。

 

調べてみたら、ゴヤはこの教会の近くに住んでいたそうです。

小さい教会ですが、厳かな雰囲気があって、パワースポットみたいな空気感がありました(語彙力の乏しさよ。。。)

薄暗い建物の中自然光によって浮かび上がる絵。

なんか美しい。

控えめなステンドグラスがこれまた美しい。

入ってすぐ右にある、あたしが気に入った美しい絵。


フランスパン事情。

2022-09-20 01:25:41 | ボルドー旅行

フランスに行ったら食べたかったもの。

それはフランスパン。

ボルドー初食事は宿のお兄さんお勧めのレストラン。

フランスに行ったら鴨肉よね。(なんかイメージ)

なんか洒落てるし、このお肉もおいしかったけれど、付け合わせのホームメイドケチャップというのが謎。

このローストされたジャガイモにも、鴨肉にも合わない。笑。

でも鴨肉はおいしかった。塩胡椒をもらってかけて食べたよ。

で、本題のフランスパン。

ジャーン。

なんか、クープがうまく割れてないし、パリッともしてないし、こんな焼け具合だから味だってそんなに際立ってないわよ。

えー。

フランスなのに?フランスパンこれ?

とがっくり。

なんか、「どこで食べてもおいしーい❤」ってなると思ってたのに。。。。

 

その後パン屋さんのPAULの前を通った時にディスプレイを見たけど、フランスパンが白っちゃけててまずそう。パリッとしてないよね。

買いもしないのに写真を店内入って写真を撮るのは憚られるので、駅の売店のPAULのサンドイッチを激写。

白っぽいでしょ。クープはまあまあ入っている方かな。これは。

それでもキッシュとかおいしそー。食べたいものは沢山あるけど、そんなに食べられなくて残念。小腹が減っている瞬間とか超沢山あったんだけど、そう言う時にはパン屋さんが無いのよねー。

 

翌朝、市場に買い物に行く道すがらに買ったクロワッサン。

普通においしいけど、普通。

市場の近くのパン屋さんで買ったフランスパンとクロワッサン。

クープが縦に一本という、日本ではあまり見たことのないタイプね。

バゲットとかバタールはクープの数が決まっているものだと思っていたけれど。

てか、お店の人とうまく意思疎通が図れなかったので、正確にこれが何パンなのかはわかりませんけど。

ようやくおいしいフランスパンに出会えたわーと言う感じ。とは言え、仰天の旨さという訳でありませんでしたけど。

嫌ね。あたし。贅沢病。文句ばっかり言って。

 

これはお昼に食べたスーパーのサンドイッチ。チキンサンド。

ワイン博物館に長居してしまったために、お昼ごはん時間が過ぎていてお昼ごはん難民になってしまいました。

スペインでもこんな感じのサンドイッチがスーパーに売っているんだけど、おいしくなさそうなので一度も買った事なかったのに、まさかのおフランスで買う事になるとは。。。

こういう三角のサンドイッチってパン屋さんでは売ってないです。だいたいスーパーの冷蔵コーナーに並んでいる。

別にまずくないのに、見た目が悪いよね。

嫌ね。あたし。また文句言って。。。

 

別の日にお昼ごはんに入ったレストランのフランスパン。

ランチ定食みたいなの頼んで、連れはデザートにプリンみたいなものを。あたしはチーズ。

食後にデザートかチーズか選べるのっておフランスって感じー。

でっかいブリーと追加でフランスパン(食事の時もあったけど追加されました)。

こんなに食べられないわーとパンにチーズを挟み込んでお持ち帰り。

レタスのサラダ(味付けは普通にビネグレットと言う感じ)にクルミがのってるのが洒落てるわ。

このフランスパンもおいしかったわー。普通に。

 

ボルドーワイン組合の運営するワインバーのおつまみ、ホワグラのテリーヌについてきたパン。お代わり自由。も焼きたてでおいしかった。

ここのパンが一番おいしかったかも。

てか、このホワグラがメチャウマの感涙。

 

最終日にアルカションという海辺の町に牡蠣を食べに行ったんだけど、そこで出されたパンもおいしかったわ。

というか、久しぶりに有塩バターでパンを食べてしょっぱかったわ。刺激的だったわ。

 

と、そんなこんななフランスパン事情でした。

なんか、フランスのフランスパンは結構普通でした。

おいしいものもそんなにおいしいわけではないものもありました。

「やばい!劇的にうまい!この香ばしいクラストにとろけるようなクラム!鼻から上手くこねられた小麦の甘い香りが抜ける!」

みたいなものには出会えませんでした。

日本のおいしいパン屋のバゲットの方がおいしいな、と思うあたしは日本人。

 

 

 


カヌレ

2022-09-15 03:12:58 | ボルドー旅行

ボルドー旅行をすることに決めて。

インターネットで情報検索してまず最初に出て来たのがカヌレはボルドーのお菓子、と言う事。

へー。

 

という訳で、いろいろ食べてみました。

ボルドーの街中はカヌレ2大チェーンに支配されていて、ほんとうにあちこちにこのお店がありました。

ボルドーの空港からバスで宿のあるSaint Jean に行って、駅に出ているお店で買った初本場カヌレ。

Baillardran.

カヌレ自体、だいぶ昔に一度くらいしか食べたことなくて、味もあまりおぼえていないから、ほぼ初体験。

周りはカチッとねっちりカリッとした感じ。卵っぽい味がしっかりして、バニラとラム酒も効いていて、香りも良い。

びっくりするほどおいしいわけじゃないけど。

カヌレの中ではおいしい方じゃないかな、と数々食べて思う次第。

アールデコ風(ほんとか?)のカヌレのステンドグラスが素敵。

 

二大チェーンのもう一つ。

La Toque Cuivrée。

カヌレやさんに行くと、大体のお店でカヌレが数サイズ用意されています。

外のカリッとが好きな人はちいさいの、中のもっちりが好きな人は大きいのとか?

なんか大きい方が日持ちがするからお土産には大きいのが良いというのをどこかで読みましたが。ほんとうかはわかりません。

値段はどこのお店も忘れてしまいましたが、ここのお店のカヌレは安かったです。最初のBaillardranの半額ぐらい。

小さいの。かわいい。

デカい方。

味ですが。

ここのはあまり卵っぽい味が無くて、味全体が混ぜ物っぽいというか、練り物っぽい、得体のしれない味でした。(悪く言いすぎ?)

安いので大中小買いましたが。失敗。そんなにいらなかったなー。

お店の前には多少の行列が出来ていたので、人気店ではあるようです。あたしの好みじゃないだけで。

 

ワイン博物館の隣にあったフードコートみたいなお店で買った甘いものたち。

シュークリームとカヌレ。

雨が降っていたせい?外側ももっちりカヌレ。

味はもう覚えていません。なんのための食べ比べか、目的が謎になって来た。

シュークリームのクリームが飛び出してきた。おいしい。

 

サンテミリオンのお菓子屋さんで買ったカヌレ。

Matthieu Mouliérac。

マカロンももともとこの辺のお菓子らしく。

普通に日本で見るカラフルなマカロンもありますが、マカロンのオリジナルと言われるアーモンド菓子も売っていました。写真ないけど。

ただ、箱入りしかなく高いので、味見用サンプルをちょっとつまんだだけで買いませんでした。

ここのカヌレのあじももう覚えていません。

食べ比べのはずが、ぜんぜん比べて無くてただ食べているだけになりました。

しかももう4つ目くらいになると、カヌレのラム酒とバニラの匂いにだんだん飽きがきてしまいました。

 

一番おいしかったのは、海辺の町アルカションのマーケットに出ていたカヌレ屋さんかなー。

あたしは写真すら撮りわすれてるんだけど。

ここで焼きたての小さいカヌレをいくつか買って、それがおいしかった。

 

どうしてカヌレがボルドー銘菓なのかと言うと、

ワインを作る時に出来る澱を取り除くために、昔は卵白を使っていたので、卵黄が大量に余る。

それをお菓子にした、と言う事でした。だからカヌレはワインの樽の栓の形をしているそうです。

(ワインのシャトー見学の時に教えてもらいました。その時のグループの中にスペインのワインの産地から来ているお兄さんがいて、彼の地元でも同じ理由から卵黄を使ったお菓子が有名だ、と話してくれました。そこではどんなお菓子なのかな。)

ワイン樽の栓の写真。

余談ですが、これらのワイン樽の栓のある部分の色がワイン色になっているのはわざわざ着色しているのではなくて、ワインを移し替えたり足したりしているうちにこぼれたワインで染まって行ったそうです。

それでは、メルシー。ボンソワレ。

 

 


初おフランスでカフェオレ。

2022-09-12 21:28:40 | ボルドー旅行

なんか、外国で歩いていて「ボンジュール」と声をかけられたことが3回くらいあります。

どこでだったか忘れましたけど、それぞれ違う土地で。

なので、あたしってフランス人に見えるんだわー。

と思っています。

あたしのどこにフランスの香がするのかを解明するために、あるいは前世の記憶を辿る為、初おフランスに行ってきました。

というか、夏休みにどこに行こうかなと思って飛行機のチケットを見ていて、一番安かったのがボルドーだった。と言うだけの話ですけどね。

夏の高いシーズンに、ぽつんとお手頃価格の往復99ユーロ。

お!何があるかわからないけど、ワインはおいしいに違いないし、行ってよう!

と決めて、もたもたチケットを買っていたら(というかストライキが多い飛行機会社なので、いろんな条件とか読んだり考えているうちに)よし、買おう!となった時には多少値上がり。結局110ユーロくらいになっちゃったのかな。失念。

仕組みがよくわからないけど、ウェブサイトの飛行機の値段て、秒でどんどん上がって行くから焦るわー。

 

そんなこんなで写真はボルドーのオシャレカフェで飲んだカフェオレ。

あたしは普段は牛乳を飲まないので、カフェオレにするかアメリカンコーヒー的な物にするか迷ったんだけど。

やっぱりフランスに来たらカフェオレよね。と。頼みましたよ。

なんか、コーヒーが豆豆しててミルクとよく合っておいしかったわ。

糖衣されたヘーゼルナッツがお供についてきてお上品だったわ。

まだクロワッサンとかクッキーをカフェオレにじゃぶじゃぶして食べる程上級者ではありません。

 

で、帰ってから数週間経って昨日突然思い出したんだけど、

フランスのカフェオレって、お給仕さんがコーヒーの入ったポットとミルクの入ったポットをテーブルまで持ってきて高い所から二つ同時にジャーっと注いでくれるんじゃないの??

そこのカフェは既に混ざった、エスプレッソマシーンで作ったようなコーヒーだったわそう言えば。

トラディッショナルなカフェでは今でもそのように(お給仕さんが注ぐ方式)しているのかしら。

それともそれは日本人の妄想なのかしら。

あたしが子どもの頃近所の「エスカレーターのある喫茶店オスカー」に行くと、お給仕の紳士がジャッーと注いでくれていて。へー。あれがカフェオレね。と思ったものだけれど。(あたしはまだ子供でパフェ専門でしたので、カフェオレは頂いた事はありませんでしたが)

そんなこんなでボンソワレ。(良い宵を)