これって慢性疲労症候群?

無意識に有意義な生活を営んでいた頃に戻りたい願望から、色々な情報や励まし、出会いを期待して、私の今の不満や葛藤を綴る。

呼吸の意識

2009-12-01 | Weblog
 昨年引越しをした。
意外にも、寝込むような事無く過ごせていたが、年末の寒さが厳しくなり、「風邪引いたかな(熱でたかな)」と横になりがちになる。
 けど風邪の症状は全く無く、1週間くらい過ぎ、横になるほどでもなくなってきた。
 少し動いては、うわ~っ、ときて、まさにその場で横になり、「あー、でもお水一口飲みたい。トイレも行かなきゃ」と思うが、その体力を取り戻すのに、最近は1時間くらいかな。そうなる事自体が、だいぶ減ってきたとも思う。

 時々、ウルトラマンのように、エネルギーが減ってフラフラしてきてしまう事があるが、きちんと睡眠をとっていれば、食事をとるとすぐ回復する。でも睡眠がきちんととれずに、出掛けたりすると、出先では食事も喉を通らない。(これは、ドイツの食習慣が自分の口に合わない事が大きな原因でもある)

 引越し前夜は、緊張もあり、寝た気がしなかった。
そんな日の引越し移動の車の中は、やはり酔った。夫が全て運転してくれて、ひたすら目を閉じ、目が回ってる感覚をやわらげるようにした。
でも、こんな感覚も最近の中では久し振りで、「今だけ」と、立ち直れないどん底に落ちて戻れなくなった感覚ではない。たいていそんな時に起こるパニック発作も、予感がある感じなだけ。
 こうやって、体調に少し余裕が出て、気持ちにも余裕があるみたい。
 引越し道中約3時間の途中、「休憩所に入ろうか」と言われても、トイレにも歩く自信がない。けど、一度止まってもらって、重い足取りでも歩いて行け、食事は入らないけど、持ち帰りを買って、新居に到着し安心してから食べる事が出来た。

 やはりこの時も意識したのは、呼吸。
「吸う、吐くを5秒毎に10分間」と読んだが、それはちょっと苦しいので、3秒くらい毎にひたすらする。10分間、かなり意識しないと続かないけど、効果は感じる。

 最近、気にし始めた事は、物事に集中するだけでも、色んな場面である意味の緊張があると、呼吸が浅くなると思う。真面目に時間をかけて調べれば過呼吸や鬱の事としっかり説明ができるのだろうけど、自分の感覚では、呼吸をゆっくり深めにとる意識をする必要があると深く感じる。
 テレビの体操の効果を気に入っているのも、常に呼吸も意識させられるからだと思う。
 悲しい事や嫌な事があったりするだけで、呼吸は浅くなると思う。息を停めて集中する事だって多いなと自分は思う。

 今まで生きてきた中で、睡眠時間が少なかった反省がある。遊んでた訳ではなく自分の意思での事なので後悔はしてないが、自分の体調不慮続きは、これが大きな要因だろうとは思う。
 けど、睡眠時間を削っても、ここまで体調崩さず生きている人は沢山いる。自分の食生活も良い方だったと思うぶん、少し嫉妬があるが、ふと気になるのは、自分は小さい頃から呼吸が浅かったと思う。
これもかなりのポイントだろうと思う。

 2010年の年明けくらいから、薬を飲まないでいる。
本当にゆっくり、毎月、2日に半錠から、3日毎、4日毎、と延ばし、6日毎と数えるのが面倒と感じるようになって来た頃から、飲むのを辞めてみた。
 時々、脱離症状のようなフラツキがあるが、この「呼吸法」の実行がかなり効いていると感じる。
 薬を4日おきの時、3日目、4日目くらいにフラツキがあり、薬をまた飲む事により楽になるわけで「まだ断薬は無理かな」と思ったが、この頃から、いや、呼吸法でセロトニンを増やせるのなら、やってみよう、と、かなり意識して実行して、症状の和らぎを感じられた。
ちょうど、具合が悪く横になりがちで、体操も億劫で、好きな音楽もうるさくて疲れ、精神的には辛かったけど、特に色々な予定があったわけでもない時期だったので、そんな時だからこそ、それでも試せた呼吸法だった。

 探し読めば、色々細かい呼吸法が勧められているが、とにかく「ゆっくり深めに」を意識する程度なら、いつでもどこでも出来るので、頻繁に実行できる。
体操より労力度は軽いのだから、もっと頻繁に実行し、無意識に深い呼吸が出来るようになったらと思う。
 自分は吹奏楽器を専門にしてきたので、「腹式呼吸を勧めます」なんていうただの一文には、「今さら私がそんな事・・」と、素直に受け止められなかったが、吹奏楽器のレベルではなく、全身の血液循環の為の健康を意識した「定期的な呼吸法」を実行し、その効果には驚いた。

 有意義に「生き」る為に、「息」も有意義にしていこう。
歌も辛ければ、せめて朗読してみる、それも辛ければ、呼吸法の実行、と、また低いレベルを発見した。でも辛い課題は継続できないので、自分なりには、それで道が見えてきたと思う。