今日のお菓子は、とっても香りのよいオレンジフラワー風味のマドレーヌです。
【L'eau de fleur d'oranger オレンジの花水】
オレンジの花のつぼみを蒸留して得たエッセンスで、南仏のお菓子の香り付けでよく使われます。清涼感のある独特の香りが特徴。
《マドレーヌ》
全卵 2個
グラニュー糖 70g
薄力粉 70g
B・P ティースプーン2/3
無塩バター 50g
オレンジの花水 ティースプーン1/2~2/3 (香りが強いので入れすぎないように)
1) ボウルに卵を割りいれ、グラニュー糖を加え、白っぽくなるまで少し泡立てます。
2) ふるった粉類を(1)に加え、泡だて器で混ぜ合わせます。
粘りが出るので、必要以上に混ぜないようにします。
3) 温かい状態の溶かしバターを加え、生地につやが出るまで、よく混ぜ合わせます。
オレンジの花水も加えます。
4) 冷蔵庫で2時間ほど生地を休ませます。生地を冷蔵庫に一晩おき、翌日に焼くことも可能です
5) バターをぬって、粉をはたいた型に生地を入れ、200℃のオーブンで15分ほど焼きます。
焼き上がってちょうど冷めた頃に食べる、表面はカリッ、中はふんわりのマドレーヌが私は一番好き。
すご~く幸せを感じる瞬間です。
もちろん、翌日以降に食べるしっとりしたマドレーヌも美味しいですけどね。
マドレーヌの焼き色がちょっと濃いのは、生地にグラニュー糖ではなく、ヴェルジョワーズという甜菜(ビート)を原料にした褐色の砂糖を使っているからです。精製度が低いので独特の風味、コクがあってとても美味しいの。普段の料理、お菓子作り、どちらにもこの砂糖を使っています。
定番のマドレーヌのレシピはこちらです。