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好きなことだらけさ…

シュツットガルト・バレエ団 『じゃじゃ馬馴らし』全2幕

2012年06月03日 | バレエ

2012年6月1日(金) 19:00開演 東京文化会館

ウィリアム・シェイクスピア原作による2幕のバレエ「じゃじゃ馬馴らし」
超面白かった(≧▽≦)!!!!
“爆笑ドラマティック・バレエ”なるものを初めて観ました!

裕福な商人バプティスタ家には二人の娘がいるが、おしとやかな妹ビアンカとは対称的に、
姉のキャタリーナは手が付けられないほどの強情で乱暴。

ビアンカには3人の求婚者がいるが、父バプティスタは姉のキャタリーナが先に結婚しなければ
妹の方も嫁にやれない、と宣言する。

3人の求婚者は結託して、気前がよすぎて娼婦たちに身ぐるみ剥がれた地方紳士のペトルーチオに
持参金の話をちらつかせ、キャタリーナを押し付けてしまおうと計る。
突如現れた求婚者に、キャタリーナは猛反発。
だが、ペトルーチオはそれを上回る強気なふるまいでキャタリーナを翻弄、
ついに従順で貞淑な妻に「調教」することに成功する。
(プログラム中、新藤弘子氏の文章より) 



主役だけでなくダンサー全員の動きが可笑しい。
にもかかわらず、素人目にも難易度高いだろうというパフォーマンス!
バランキエヴィッチとスー・ジン・カン、何てことなさげに
バリバリ踊ってて素晴らしかったです。
もう役者ですね。動きの一つ一つからセリフが聞こえてきそうでした。

そしてビアンカの求婚者のひとりルーセンショーのラドメーカー。
学生設定ですが、金髪王子様ですよ!
ビアンカのエリザベス・メイソンとのパ・ド・ドゥはガン見してしまいましたw
これは白鳥も楽しみだなぁ。
ほか二人の求婚者、グレミオとホーテンショーはかなりなおとぼけキャラで
ルーセンショーと三人での踊りは面白過ぎです。

バランキエヴィッチ、最後の方で勢いよく登場してジャンプしながら回り、
勢い余ってバランス崩したように見えましたが、
何食わぬ顔でサラッとつなげてましたよ。

〈キャスト〉

バプティスタ(裕福な紳士):ローランド・ダレシオ
キャタリーナ(バプティスタの長女):スー・ジン・カン
ビアンカ(バプティスタの次女):エリザベス・メイソン
グレミオ(ビアンカの求婚者):アルマン・ザジアン
ルーセンショー(ビアンカの求婚者):マライン・ラドメーカー
ホーテンショー(ビアンカの求婚者):ローランド・ハヴリカ
ペトルーチオ(紳士):フィリップ・バランキエヴィッチ
ふたりの娼婦:オイハネ・ヘレーロ、レネ・ライト
司祭/宿屋の亭主:マッテオ・クロッカード=ヴィラ

召使いたち:
オズカン・アイク、エドアルド・ボリアーニ、
ダニエル・カマーゴ、ルドヴィコ・パーチェ


パ・ド・シス(第2幕):
ダニエラ・ランゼッティ、アンジェリーナ・ズッカリーニ、
ラケーレ・ブリアッシィ、デヴィッド・ムーア、
ニコライ・ゴドノフ、ダミアーノ・パッテネッラ


パデュアの市民、結婚式の客、カーニバルで楽しむ客:コール・ド・バレエ

指揮:ジェームズ・タグル
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


振付:ジョン・クランコ
音楽:クルト=ハインツ・シュトルツェ
(ドメニコ・スカルラッティ作曲による)
装置・衣裳:エリザベス・ダルトン
世界初演:1969年3月16日、シュツットガルト・バレエ団






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