beatitude

好きなことだらけさ…

『カメラを止めるな!』

2018年08月31日 | 映画 邦画

ゾンビ映画撮影のため、山奥にある廃墟にやってきた自主映画のクルーたち。
監督は本物を求めてなかなかOKを出さず、ついに42テイクに至る。
と、本物のゾンビが現れ撮影隊に襲いかかった。
次々とクルーの面々はゾンビ化していくが、
監督は撮影を中止するどころか嬉々として撮影を続行。
37分ワンシーン・ワンカットで描く
ノンストップ・ゾンビサバイブムービーを撮った彼らとは……。
(MovieWalkerより)


話題沸騰映画観てきましたw
あ~、こうなってたのか!!
だから"この映画は二度はじまる"なんだ!
エンドロールも入れると3度楽しい!

2館で劇場公開してた時「面白いらしいよ」と娘が言ってて
観に行こうよと言われたけど、ゾンビに二の足踏んでた。
そのうちどんどん上映館は増え、ニュース番組でも紹介され始め、
そんなに面白いんか?と、娘誘って行きましたw
なるべく情報入れずに行ったけど、なんかあるんだろうと最初から構えてまして、
これなんにも知らずにゾンビ映画だと思って観てたら、もっと衝撃的だったかもw

ゾンビ映画部分はいかにもな感じでチープ感満載。
変な間とかあるし、けっこうご都合主義っぽいなと思ってたら、
後半でそのわけが分かるしかけ。
これは面白いだろうww

監督がニュース番組のインタビューで、
「カメラマンが転んじゃったので、それ使いました。」って言ってたのは、
エンドロールムービーを観ると分かる。
なるほど、面白かった。



英国ロイヤル・オペラ・ハウス 2017/18シネマシーズン「白鳥の湖」

2018年08月27日 | バレエ

ロイヤル・バレエ団、31年ぶり新演出によるプロダクション
スカーレット版「白鳥の湖」
土曜に観てきました。

1幕が退屈じゃない!! バリバリ躍らせてました。
王子の友人ベンノと新しく加わった王子の妹2人によるパ・ド・トロワは
見せ場になってました。
ロットバルトと女王の側近が同じ人が踊ってて、
これは初めからロットバルトが王室に入り込んで画策してると見るのかな?

1幕から2幕に移行する演出が見事。
王子にスポットライトが当たってる間に、
王宮の庭から湖へ自然に場面が転換します。

衣裳もカッコよくなってました。
王子を含め男性陣は軍服っぽいデザイン。
コールドの長めのスカートはクラシック・チュチュ復活。
その昔は白鳥といえばみんなチュチュ履いてたと思うんだけど、
近年はどのバレエ団も長めのスカートが主流になってたと思う。
ロットバルトの造形なんかは
ちょっと「フランケンシュタイン」を想起させる感じ。

ムンタギロフのジークフリートは綺麗ですね~。
細く長い手足で優雅に踊る。
ヌニェスのオデットはなんというか、動きがゆっくりに見える。
凄い事してるんだけど、それを力いっぱいに見せない。
波打つ羽(腕)も大きく上がる足も品よくゆったり。かなりな筋力!!
だけどね~ww
生舞台で観ると気にならないのかもしれないけど、
映像になるとカメラが寄っちゃうから、体の筋骨がはっきり見えてしまう。
これって、なんか逞しくって
一発殴ったらロットバルトに勝てるでしょって見えちゃうww
あの筋力があればこそ、的確な技を繰り出せるんだけどね。

それと画面が暗い。
悲劇の白鳥全面押しの演出だからなのかもだけど、暗い、見にくい。
これも生舞台だと感じないのかもしれないけどね。

3幕の舞踏会シーンは各国の王女のお国が、分かりやすくなってました。
ここの舞台美術も素敵でした。

4幕の最後、ロットバルトにやられて王子舞台前方で倒れる。
あれ?という間にオデット投身自殺。
それを見たロットバルト、嘆き悲しんで死。
ややや、これは全員死亡で幕なのか?と思いきや、
王子起き上がり、岩の陰に消え、王子も自殺?かと思ったら、
人間に戻ったオデットの亡き骸を抱えて出てきました。
岩の上には羽ばたく白鳥で幕でした。

主役の他にもプリンシパル多数投入で見応えのある舞台。
古典の白鳥を踏襲した上での英国ロイヤルバレエの持ち味である
ストーリー性の高い流れと演出。
今度は自分の好きなダンサーで生舞台を観てみたいです。

〈キャスト〉

オデット / オディール:マリアネラ・ヌニェス
ジークフリート王子:ワディム・ムンタギロフ
ロットバルト:悪魔 / 女王の側近:ベネット・ガートサイド
女王エリザベス・マクゴリアン
ベンノ:ジークフリートの友人:アレクサンダー・キャンベル
ジークフリート王子の妹たち:高田 茜フランチェスカ・ヘイワード

~1幕~ワルツとポロネーズ
ティアニー・ヒープミーガン・グレース・ヒンキス金子扶生(ふみ)
マヤラ・マグリマシュー・ボールジェームズ・ヘイ
フェルナンド・モンターニョマルセリーノ・サンベ

~2幕&4幕~
2羽の白鳥:クレア・カルヴァートマヤラ・マグリ

~3幕~
スペインの王女:イッツィアール・メンディザバル
ハンガリーの王女メリッサ・ハミルトン
イタリアの王女崔 由姫
ポーランドの王女ベアトリス・スティクス=ブルネル

【振付】マリウス・プティパ&レフ・イワノフ
【追加振付】リアム・スカーレット&フレデリック・アシュトン
【演出】リアム・スカーレット
【美術・衣装】ジョン・マクファーレン
【作曲】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【指揮】クン・ケセルス




『ペンギン・ハイウェイ』

2018年08月24日 | 映画 アニメ

小学四年生のアオヤマ君(声:北香那)は、
1日1日、世界について学び、それをノートに記録する。
利口な上、毎日努力を怠らずに勉強するので、
大人になったときにどれほど偉くなっているのか、見当もつかない。
そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”(声:蒼井優)と仲良し。
“お姉さん”は大人びた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めて可愛がっていた。
そんなある日、アオヤマ君の住む郊外の街に、ペンギンが出現する。
海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、
一体どこから来てどこへ消えたのか……。
その謎を解くため、研究を始めるアオヤマ君。
そして、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。
ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんは告げる。
“この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?”
“お姉さん”とペンギンの関係とは……?
そして、アオヤマ君は謎を解くことができるのか……?
(MovieWalkerより)


待ってました、石田祐康監督の長編アニメ!!
期待を裏切らない作品でした。
石田監督といえば疾走感!
ペンギンワラワラ走ってましたw

ペンギンかわいい~、動きがバツグンにカワイイ。
そしてアオヤマ君、これが激カワイイ~。
ショタ好きじゃなくてもこれはカワイイだろ!!
自分はお利口で努力を怠らない、
故に将来は自明の理であると豪語するオッパイ好き。
なんともカワイイ。

原作は未読ですが、読んでみたくなりますよ。
しかし以前にも書いたけど、森見登美彦は苦手なんだよなぁw
「四畳半神話大系」「有頂天家族」「夜は短し歩けよ乙女」
これらはアニメで魅力を堪能できる。
(苦しみながらw読んだ「夜は短し歩けよ乙女」は
最終的には面白かったんですけどね)
劇場アニメにするためにカットになってるという
ウチダ君の「仮説」は読んでみたいなぁ。
ファンタジーの顔をしたなかなかのSF作品。
2010年の日本SF大賞取ってますもんね。

その森見原作の魅力を十分に映像化しているであろう本作。
今回オーディションで役を掴んだ北香那、
初声優だったらしいけど、上手いです。
蒼井優は言うまでもなく、びっくりだったのは竹中直人。
最初誰だか分からなかった。
声だけでもあくが強いのに、それを封印してたような普通のしゃべり。
これは使い方上手いなぁと思った。

夏休みお子様軍団を避けるため、
この夏公開のアニメ映画はまだこれしか観てないけど、
自分が一番面白い!って思うのを
最初に観ちゃった感じがするww

疾走男、石田監督
「フミコの告白」2009年 自主制作作品


rain town」2011年 大学卒業制作作品


「陽なたのアオシグレ」2013年 劇場短編作品


「ポレットのイス」2014年 ノイタミナ"10thスペシャルアニメーション


「FASTENING DAYS」2014年 YKKショートアニメ
「FASTENING DAYS」と「FASTENING DAYS 2」が石田監督作品で
FASTENING DAYS 3」3部作は柴山智隆監督作品です。
残念ながら3部作のデキが一番良かったw



ケープ編んでました~

2018年08月19日 | ハンドメイド

バレエ観賞にうつつを抜かしてましたが、
暑過ぎて外に出たくなくて、家に居る時は編み物してました。
ここ2、3日は過ごしやすい天気ですよねー。

2015年夏号毛糸だま32ページに載ってたパイナップル編みのケープ。
以前この本からブリューゲルレースのベストを編んでます。ここ☆


オバサンが暑い夏にノースリワンピを着るためには
上に何かを羽織らないと外歩けませんからね~
模様がはっきり見えるように
紺のノースリワンピの上に着せて写真を撮ってみました。
ハマナカフラックスCを使用。
本にはかぎ針3号になってましたが、4号で編みました。

完成して、娘の前で着てみたら
「びみょ~、テーブルセンター着てるみたいww」と言われてしまった。
ぐぬぬ…。白で編んだのがいけなかったか…。
ガラ公演観に行く時、着ていこうかと思ったけど、やめたw



第15回 世界バレエフェスティバル〈ガラ- Sasaki GALA -〉

2018年08月16日 | バレエ

2018年8月15日(水) 開演17:00 東京文化会館 大ホール

今回は世界バレエフェスティバル創始者の佐々木忠次氏が2016年に亡くなって後、
初めての開催になるガラ公演ため追悼の意味を込めて〈Sasaki Gala〉なんだそうです。

― 第1部 ―

「ドリーブ組曲」
振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:レオ・ドリーブ
レオノール・ボラック ジェルマン・ルーヴェ

「ライムライト」
振付:カタジェナ・コジルスカ/音楽:ニュー・タンゴ・オルケスタ
エリサ・バデネス

「白鳥の湖」より グラン・アダージオ
振付:レフ・イワーノフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オレシア・ノヴィコワ デヴィッド・ホールバーグ
美しいジークフリート王子にほれぼれしてましたw

「アリシアのために―アリシア・アロンソに捧ぐ」
振付:タニア・ヴェルガラ/音楽:フランク・フェルナンデス
ヴィエングセイ・ヴァルデス
1976年第1回のバレエフェスに出演したアロンソの90歳を祝うガラに
ヴァルデスが初演した作品なんだそうです。
バックにはアロンソの映像が流れてました。

「タイス (マ・パヴロワより)」
振付:ローラン・プティ/音楽:ジュール・マスネ
マリア・アイシュヴァルト ロベルト・ボッレ
動く彫像ボッレ!!
マリア・アイシュヴァルトも上手い人だから完璧な二人でした。

「グラン・パ・クラシック」
振付:ヴィクトル・グゾフスキー/音楽:フランソワ・オーベール
ドロテ・ジルベール マチアス・エイマン

― 第2部 ―

「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
サラ・ラム マルセロ・ゴメス
本家ロイヤルのジュリエットとゴメスのロミオ様でした~
ちゃんと二人のドキドキ感が伝わるパ・ド・ドゥでした。

「デグニーノ」
振付:マルコス・モラウ/音楽:アレクサンドル・クナイフェル
マリア・コチェトコワ
こんなコチェトコワが観られるなんて。
なかなかセンスの光る作品で、面白かった。

「タチヤーナ」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レーラ・アウエルバッハ
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
このレヴァツォフはけっこう粗野な雰囲気をだしてるんですよねー。
「椿姫」の時とはぜんぜん違う!

「モノ・リサ」
振付:イツィク・ガリリ/音楽コンセプト・作曲:トーマス・ヘフス、イツィク・ガリリ
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル
フォーゲルずーっとニコニコしてて、そんなに楽しいかっ!www
古典踊ってるより楽しいのかも。

「ワールウィンド・パ・ド・ドゥ」世界初演
振付:ティアゴ・ボァディン/音楽:ルドヴィコ・エイナウディ
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ

「ローレンシア」
振付:ワフタング・チャブキアーニ/音楽:アレクサンドル・クレイン
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
一番フェスっぽい二人がフェスっぽい演目で、キッチリ魅せてくれました。

― 第3部 佐々木忠次へのオマージュ ―

「月に寄せる七つの俳句」より パ・ド・トロワ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ エドウィン・レヴァツォフ
なんかメッチャ観念的だったけど、綺麗でしたw

「リーフ(葉)」世界初演
振付:大石裕香/音楽:アルヴォ・ペルト
ジル・ロマン

「ボレロ」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:モーリス・ラヴェル
上野水香 東京バレエ団

― 第4部 ―

「ウルフ・ワークス」
振付:ウェイン・マクレガー/音楽:マックス・リヒター
アレッサンドラ・フェリ フェデリコ・ボネッリ

「マルグリットとアルマン」より
振付:フレデリック・アシュトン/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー デヴィッド・ホールバーグ
コジョカルとホールバーグなんて、ここでしか観れないでしょ。

「プルースト―失われた時を求めて」より"モレルとサン・ルー" 
振付:ローラン・プティ/音楽:ガブリエル・フォーレ
ロベルト・ボッレ  マチュー・ガニオ
これどっちが貴族サン・ルーでどっちがヴァイオリニストのモレルなんだ?
男性同士の愛憎の世界なんだそうで、
美しい筋肉を見せつける二人。
やっぱりマチューが貴族様かなぁw

「アー・ユー・アズ・ビッグ・アズ・ミー?」
振付:ロマン・ノヴィツキー/音楽:ハズマット・モディーン
レオニード・サラファーノフ ダニール・シムキン ダニエル・カマルゴ
2016年に文京シビックホールでやった「バレエの王子さま」の中で
この三人が「同じ大きさ?」ってタイトルで踊ったものですね。
楽しい作品です。
サラファーノフの走ってる動きがカマっぽくて、なぜなんだろうと思ってたけど、
彼だけ腕を振ってないんですよww

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
タマラ・ロホ イサック・エルナンデス
ロホ姉さんの「これがドン・キよ!!」さすがでございました。

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル(「マルグリットとアルマン」より)

で、ガラ公演本編はここまで。
生演奏頑張ってきた東京フィルの皆様も退場していただいて、
いよいよ、プログラムには載ってない第5部のファニーガラの始まりです。
音楽はすべてテープ音源。
これが楽しみで、ガラ公演に来てるようなもんですw

ー第5部ー

『眠れる森の美女』より「ポロネーズ」
シチュエーションはオーロラ姫の結婚式のシーンですね。
そこで繰り広げられるディヴェルティスマン。
いろんなおとぎ話の人物たちが登場して、オーロラの結婚を祝うんですが、
本来なら出てこない方々も大きな顔して登場。
男女、役割が入れ替わって踊るのがなんとも楽しい。

王様はシルヴィア・アッツォーニ、女王様はマチュー・ガニオ
綺麗にお化粧したマチューはガチで美しいww
侍従長役が指揮者のワレリー・オブジャニコフ、ノリノリでした。
ちょこまか登場して看護役をやってたのがアレクサンドル・リアブコ
お腹の大きなキューピッド役がマリーヤ・アレクサンドロワ
そしてオーロラ姫役はいないwww

『フォー・ミー、フォーミダブル』
マチアス・エイマン ダニール・シムキン デヴィッド・ホールバーグ
この三人客席側からエイマンが歌いながら登場。
アラビアンな衣裳に化粧で誰だか分からなかった。
シムキンとホーバーグは月野うさぎ、Wセーラームーンです。
シムキンのオタクっぷりにホールバーグ巻き込まれたかっ!

「佐々木さんのために」
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
唯一まあ、マトモな格好で踊ってました。

「ジゼル」
マリア・アイシュヴァルト レオニード・サラファーノフ
これはもうサラファーノフの乙女っぷりに脱帽wwwww
ガチでカワイイwww(体ゴツイけどwww)
笑えるくらいジゼルをカワイク踊ってました!

「カルメンズ」
イサック・エルナンデス ジェルマン・ルーヴェ
ルーヴェ、初めて面白いと思った!!
A、B、ガラと観て、綺麗に踊ってるけどつまんな~い、眠~い、と思ってた彼。
ノリノリカルメンでしたw
エルナンデスはまだテレが見え隠れして吹っ切れてなかった。

「ホセ」
ヴィエングセイ・ヴァルデス

『眠れる森の美女』より「猫」
レオノール・ボラック フリーデマン・フォーゲル
でっかいキティちゃん頭が誰だか分からなかった~
リンボーダンスの時もでっかい頭でスルッと通った人は誰!?と思っていたら、
フォーゲルだったーー!!

『ドン・キホーテ』より「パ・ド・トロワ」
タマラ・ロホ ダニール・シムキン デヴィッド・ホールバーグ

『眠れる森の美女』より「青い鳥」
マリア・コチェトコワ エドウィン・レヴァツォフ
これも爆笑!レヴァツォフ黒子っ!!
コチェトコワを高々と持ち上げて空飛ぶ青い鳥~

「スパルタクス」
エリサ・バデネス ダニエル・カマルゴ
男性ダンサーもお化粧してチュチュ着ると、けっこうそれなりになるんだけど、
カマルゴの女装だけはお笑い系になっちゃってるwww
動きは凄いんだけど、ゴツ過ぎて何者だよwww

『白鳥の湖』より 3羽の白鳥
ロベルト・ボッレ フェデリコ・ボネッリ ウラディスラフ・ラントラートフ
大きい白鳥…巨大な白鳥w
しかし、この三人綺麗に踊ってました!!
恐るべしトゥシューズ男子w

『白鳥の湖』より 黒鳥
ドロテ・ジルベール マルセロ・ゴメス
ゴメス本気ですね!!完コピの黒鳥wwwwwwもう何も言えないw
ドロテの王子も綺麗に踊ってましたよ。

「フィナーレ」

ファニーガラの印象がスゴ過ぎて、
本編の記憶があやふやになるくらい面白かった!!
すっごい疲れたけど楽しかった。家着いたら23時半回ってたw
あ~、お祭り終わっちゃったなぁ。



第15回 世界バレエフェスティバル〈Bプログラム〉

2018年08月13日 | バレエ

2018年8月12日(日) 開演14:00 東京文化会館 大ホール

Bプロ最終日行って来ました。
天気は曇っていて太陽ギラギラ猛暑じゃなくて助かったぁw
会場はいっぱいで混んでました。

― 第1部 ―

「眠れる森の美女」
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オレシア・ノヴィコワ デヴィッド・ホールバーグ
なんかもうクラシックバレエの見本のような二人~w
白衣裳で金髪細身の王子様とお揃い白衣裳の王女様。
デジレ王子は満面の笑み。少女マンガのようでした。

「ムニェコス(人形)」
振付:アルベルト・メンデス/音楽:レムベルト・エグエス
ヴィエングセイ・ヴァルデス ダニエル・カマルゴ
これ面白かった!!
人形ってだけあって、二人ともお人形さん。
カクカクした動きやブランブランの手足だったり、
感情が入ると滑らかに踊ったり。
アルベルト・メンデスの1978年の作品だそうです。

「ソナチネ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:モーリス・ラヴェル
レオノール・ボラック ジェルマン・ルーヴェ

「オルフェウス」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー、ハインリヒ・ビーバー、ピーター・プレグヴァド、アンディ・パートリッジ

シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
リアブコ雰囲気たっぷりに魅せてましたが、
いかんせん「ソナチネ」があまりにも眠くて、その流れのせいか
寝ないように必死に観てましたw

ローラン・プティの「コッペリア」
振付:ローラン・プティ/音楽:レオ・ドリーブ
アリーナ・コジョカル セザール・コラレス
コジョカル可愛いわ~。
なんの舞台美術もないステージでピンで踊ってるのに華がある。
途中から出てきたセザール・コラレスは若さ爆発w
やってやるぜ感がみなぎってて良かった!!

― 第2部 ―

「シンデレラ」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ

「HETのための2つの小品」
振付:ハンス・ファン・マーネン/音楽:エリッキ=スヴェン・トール、アルヴォ・ペルト
タマラ・ロホ イサック・エルナンデス

「白鳥の湖」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アシュレイ・ボーダー レオニード・サラファーノフ
安定感バツグンの黒鳥でした。
こうなんと言うかドシっとしてるというかw
サラファーノフがきょどってる演技をするもんだから面白かったなぁ。
白鳥の王子はこれだよww

「椿姫」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル
カッコイイフォーゲル堪能!!

― 第3部 ―

「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
メリッサ・ハミルトン ロベルト・ボッレ
ボッレ上手い!!なに踊らしても上手い!!
このパ・ド・ドゥ難しい技満載なのに凄い事やってる感がぜんぜん無いw
難なく踊ってるようにしか見えない・・・だけど
もうロミオじゃないよねぇw
若いロミオが許されぬ恋に突っ走るってのが無いw

「ジュエルズ」より "ダイヤモンド"
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ミリアム・ウルド=ブラーム マチアス・エイマン

「マノン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
いやいやコボーさん髪生えてましたね~w
いいんです、ズラで。これで役の合わせて何色の髪にでもなれる。
この二人、文句なし!!

「アポロ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
サラ・ラム フェデリコ・ボネッリ
う~ん、どうなんでしょう。
この二人がマクミランのロミ&ジュリやった方が盛り上がったような。
ボッレが「アポロ」やった方が似合う気がする。

「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
本家の椿姫!! レヴァツォフに釘付け!!
この二人の椿姫、2月に観てるけどまた全幕観たい!!

― 第4部 ―

「じゃじゃ馬馴らし」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ドメニコ・スカルラッティ/編曲:クルト・ハインツ・シュトルツェ
エリサ・バデネス ダニエル・カマルゴ
カマルゴの演技力格段に上がってますね~!!
超絶技巧は当然繰り出せるんだから、最強になれるのではっ!
彼でいろんな全幕物みたいですね~。
日本で踊ってくれないかしら。

「ヌレエフ」より パ・ド・ドゥ
振付:ユーリー・ポソホフ/音楽:イリヤ・デムツキー
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ

「アダージェット」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:グスタフ・マーラー
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ

「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・クランコ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アレッサンドラ・フェリ マルセロ・ゴメス
ゴメスのオネーギン、待ってました~で、
老けメイクの割に枯れきってないオネーギンでした。

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン
シムキンはやはりドン・キが似合う!!
なかなか大人っぽく踊るようになったなぁと。

指揮:ワレリー・オブジャニコフロベルタス・セルヴェニカス  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル(「ソナチネ」「椿姫」)

今回のフェス、AプロよりBプロの方が面白かったかな。
印象に残ってるのはAプロ初っ端のカマルゴの超絶技巧と
何と言ってもレヴァツォフの椿!!もう何度でも観たい。
パリ・オペ組はイマイチ面白くなかったなぁ。
カーテンコールのあとの恒例タオル撒き、
シムキンがお腹にいっぱい抱えてメッチャ楽しそうに撒いてましたww

さて、今週水曜はガラです。
抽選申し込んで取れた席は2階席、オペラグラス持って行くぜ!!



第15回 世界バレエフェスティバル〈Aプログラム〉

2018年08月04日 | バレエ

2018年8月3日(金) 開演18:00 東京文化会館 大ホール

連日暑いけど、1日から始まってる3年に1度のフェスに行って来ました~。

会場ロビーに大きな花が飾ってありました。
よく見ると土台に白鳥が…
木彫りっぽいけど、ちょっとなんだかなぁって気がw

― 第1部 ―

「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
エリサ・バデネス ダニエル・カマルゴ
カマルゴの大技に度肝を抜かれました!!ww
フェスを盛り上げる要素満載~

「ソナタ」
振付:ウヴェ・ショルツ/音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ 
一変してアイシュヴァルト&リアブコは落ち着いた大人なバレエを披露。
はじける若さとは対照的なやわらかくしっとりした演技でした。

「ジゼル」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー/音楽:アドルフ・アダン
マリア・コチェトコワ ダニール・シムキン
シムキン「ジゼル」似合わね~とか思いながら観賞。
彼は王子キャラじゃないんじゃないか?
さすがに繰り出す技は一級品でしたが、何か地味。

「アポロ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
オレシア・ノヴィコワ デヴィッド・ホールバーグ
久々にホールバーグ観ました。
チケ取ってもケガで来られない事多々。
今回もホントに来るのか信用してなかったw
線が細くて折れそうだったけど、ボリショイっぽくなったなぁと。

「コッペリア」
振付:アルチュール・サン=レオン/音楽:レオ・ドリーブ
サラ・ラム フェデリコ・ボネッリ
これはもうサラ・ラムの可愛さでしょ!!キラキラでした~

― 第2部 ―

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ヤーナ・サレンコ

「カラヴァッジオ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディより)
メリッサ・ハミルトン ロベルト・ボッレ
さすがのボッレ!!
演目もあって二人ともミケランジェロの彫刻が、まま動いてるようにしか見えない。

「くるみ割り人形」
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レオノール・ボラック ジェルマン・ルーヴェ

「・・・アンド・キャロライン」
振付:アラン・ルシアン・オイエン/音楽:トーマス・ニューマン
オレリー・デュポン ダニエル・プロイエット
これ音楽にのせてナレーションがずーっと入ってるんですが、
それが何を言ってるのか分からない。そこがすごく残念。
「アメリカン・ビューティー」って映画から着想を得て振付って書いてあったけど、
ダンサー二人が男女ではなく親子だったのかと。
字幕流して欲しかった。

「ファラオの娘」
振付:ピエール・ラコット(マリウス・プティパに基づく)/音楽:チェーザレ・プーニ
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
いやもうフェスといえば、ボリショイのこれでしょってくらいだw

― 第3部 ―

「カルメン」
振付:アルベルト・アロンソ/音楽:ジョルジュ・ビゼー、ロディオン・シチェドリン
タマラ・ロホ イサック・エルナンデス
エルナンデスが若くってロホと踊ると母子に見えてしまった~

「ルナ」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
エリザベット・ロス
ベジャールだなぁ、衣裳のせいもあって、
人工知能搭載ヒューマノイド型ロボット的な…人っぽくないw

「アンナ・カレーニナ」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
レヴァツォフかっこいい~

「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン/音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク
アシュレイ・ボーダー レオニード・サラファーノフ

「アフター・ザ・レイン」
振付:クリストファー・ウィールドン/音楽:アルヴォ・ペルト
アレッサンドラ・フェリ マルセロ・ゴメス
これまた文句ない。フェリ凄いな、50代半ばにしてこれですか。

― 第4部 ―

「ドン・ジュアン」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:クリストフ・ウィリバルド・グルック、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
この日2度目のリアブコ。
この二人世界感ガッチリ表現してました。
片手で横になってるパートナーを胸の前で持ってるって
胴体浮遊にしか見えないぞwマジシャンか!?
言葉足らずでどんな格好になってるか伝わらないと思うけど

なんかこんな感じでしたw
アッツォーニが片手を胴体に回していると思うけど、体幹凄いわ。

「シェエラザード・パ・ド・ドゥ」【世界初演】
振付:リアム・スカーレット/音楽:リムスキー・コルサコフ
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
幕が上がってセンターに座ってる、えっ!!コボー!?
山海塾いやいや、マルコメ君いやいや、ボーズ…
すっかり出家なさった様子w
コボーそんなに好きじゃなかったけど、こっちの方がいいのでは。
で、この二人のために創作されたシェラザード。
二人にしか出せない世界を表現してました。コジョカルはいいなぁ。

「ヘルマン・シュメルマン」
振付:ウィリアム・フォーサイス/音楽:トム・ウィレムス
ポリーナ・セミオノワ フリーデマン・フォーゲル
フォーゲル、フェス宣伝のためにNHKのごごナマにチラッと出てましたね。
王子オーラ振りまいてました~いやカッコイイです。
ヘルマン・シュメルマンでは王子ではなく、
セミオノワと黄色いスカート姿でダンスパフォーマンス。
何履いてもカッコイイですw

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ 
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
ドロテ・ジルベール マチュー・ガニオ

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ミリアム・ウルド=ブラーム マチアス・エイマン

指揮:ワレリー・オブジャニコフロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
チェロ:伊藤悠貴(「瀕死の白鳥」)
ピアノ:原久美子(「瀕死の白鳥」「タランテラ」)

今回、初っ端のカマルゴが超絶技を繰り出し、
レベルを一気に上げまくってしまった感がw
4幕目は全演目が短い時間で
キッチリ世界感を表現できる内容で揃えてきて見応えありました。
さて、次はBプロです。