玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

美女礼賛 -戸田菜穂さんは和風美人-

2005年03月13日 | テレビ鑑賞記
録画しておいたNHK「スタジオパークからこんにちは」戸田菜穂さん出演の回を見た。

感想。
美人はいいなあ。国の宝だ。

私は戸田さんのようにちょっと年増で地味で美人な女優さんが好きなのである。
戸田さんのほかに例をあげるなら、夏川結衣、稲森いずみ、森口瑤子、中江有里など。
…って、「義経」に出演中の女優さんたち(別名・平家美女軍団)ばかりではないか。そう、以前のエントリで「義経」のことを書いたときに「主役の滝沢以外のキャスティングも素晴らしい」と書いたのは、お気に入り美人女優がたくさん出ているからなのだ(それだけじゃないけど)。
このところ毎日曜日の約45分の間、女房装束(十二単)に負けない美しい女優さんたちの姿を拝んで、鼻の下を伸ばし心を桃源郷に遊ばせるのが習慣となっている。なにしろ美人は良い。国の宝である。

で、今回は(って次回もあるのか?)戸田菜穂さんについて語るのだが、戸田さんがああいう人であるとは不詳玄倉川、今まで知らなかった。お医者さんのお嬢様でおっとりした性格とは聞いていたが、和服の着付けはもちろんのこと小唄に三味線、俳句に書道と日本文化に広く通じた才女だったとは。俳句は句会で最優秀賞を取り、書は個展を開くほどでなかなか大したものである。そういったお稽古事への接し方も自然体で良い。「仕事のために」といった計算を感じさせず、自分が楽しむためにやっているのだと素直に思わせてくれた。能ある鷹は爪隠す。育ちのいい才女(しかも美人)は才能をひけらかさない。控えめな日本女性の美徳である。戸田さんのおっとりとした話し方もまた素晴らしい。自己顕示欲をあまり感じさせず、それでいて女優という仕事をきちんと考えているようにお見受けした。容姿に恥じない内面美人であろう。
戸田さんはオーディションを受けたとき「月のような女優になりたい」と言ったそうだが、すでにその願いは十二分に果たされている。「スタジオパーク」で見せてくれた「月」の一文字を描いた書もまことに美しかった。

なんだか褒めすぎのような気がするが、いや、あからさまな絶賛でわれながら気恥ずかしいのだが、ホリプロやNHKから広告料を頂いたわけではない(あたりまえ)。
すべて私の美人に対する純粋な賞賛の念から生まれたものである。
美人を見るのは気持がいいが、美人を褒めるのもなかなかいい気分のものだ。
……本当は美人と親しくお付き合いできれば最高なのだが、残念ながら今まで戸田さんクラスの美人とお近づきになったことはないし、たぶんこれからもないであろう。
実に悲しむべきことである。人生はままならぬ。ほりえもんが妬ましい(そうか?)。

明日は「義経」の放送日。
戸田さんは出演するのかな?楽しみだ。

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13 コメント

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Unknown (雪斎)
2005-03-13 06:41:48
昔、「華族令嬢」。今、「宝塚出身の女優」。拙者は、このように思っています。
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知的和風美人 (やすゆき)
2005-03-13 21:43:43
>玄倉川様

はじめまして。いつも拝見させていただいてます。戸田菜穂さんとは、よいご趣味です(笑)巷に蔓延るギャルとは一味もふた味も違う、気品がありますね。

多分、知的和風美人路線が盛り返しつつあり、現在その筆頭に仲間由紀恵あたりが居るのだと思います。(特技は琉球舞踊だとか。)



>雪斎殿

>今、「宝塚出身の女優」。

黒木瞳は、実は裕福な家庭のお嬢様ではなかったと聞きます。でも、どこか洗練された姿で芸能界に出てくる。宝塚はひょっとして「令嬢養成機関」かも知れませんね。
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お嬢様養成ギブス (とーます)
2005-03-14 00:24:54
こちらでは初めまして。

雪斎様のところから飛んできました。

タイトルに他意はありません(笑



>宝塚

だいぶ前にテレビで宝塚音楽学院(だったかな、ようするにタカラジェンヌを育てる学校)特集で養成の過程を見ましたが、まさに「お嬢様」を育てる観がありました。

(モノを恐ろしく丁寧に扱う、言葉遣い・作法をしっかり見につけるetc.)



で、数年間の鍛錬の結果、立派なお嬢様が生まれるわけですね。
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美人が嫌いな男はいません (玄倉川)
2005-03-14 00:25:01
> 雪斎さん



華族の令嬢となると、私には「はいからさんが通る」の紅緒しか思い浮かばないのですが、あんなお転婆は確実に例外でしょうね。宝塚も「女性が男装するなんて変な所だな」というくらいの認識しかなかったのですが、「てるてる家族」を見て「心身ともに美しい女性」を作る教育機関の役も果たしていると知りました。



> やすゆきさん



こちらこそはじめまして。

つたない文章を読んでいただいてありがとうございます。

…実はそれよりも戸田さんを褒めてくださったのがうれしかったりします。

戸田さんはあんなにいい女なのに認知度が低すぎて悲しい。

仲間ちゃん(さん、とは呼びにくい…けど、そろそろ彼女も20台後半になるんですね)も好きです。戸田さんもそうですが、舞踊を身につけた女性は何気ない所作も美しいですね。



> 宝塚はひょっとして「令嬢養成機関」かも知れませんね。



最強の美人を作る「虎の穴」と呼びましょう。

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「富豪刑事」もよろしく (玄倉川)
2005-03-14 00:30:54
> とーますさん



とーますさんもはじめまして。

現在、テレビで見ることのできる最強のお嬢様は「富豪刑事」の神戸美和子お嬢様です。

フカキョンの浮世離れした美しさにうっとり。

やはり天然物(ドラマ上では)のお嬢様は一味違います。

フカキョン本人がお嬢様なのかどうかは知りませんが、なにしろ原作者も絶賛の配役ですから、私には文句の付けようがありません。
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年増で地味で美人 (佐倉純@桜日誌)
2005-03-14 01:17:03
それはなんのこれしきっ!のことですか?

(年増ではいかないか)



私は一時期、多岐川裕美さんが好きだった頃があります。火曜サスペンスとか良く出てた記憶があるんですよ。二重の目が印象的でした。

小学生の頃の思い出ですが、それは渋すぎでしょうか?



今娘さん(多岐川華子さん)がデビューしているようですが、ダブルスコアで母の勝ち。
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Unknown (雪斎)
2005-03-14 09:54:26
あ、やっぱり盛り上がっている〈笑〉。



今、五十過ぎた位の女優さんでいうと、拙者は、竹下景子さんと古手川祐子さんの若い頃の「美しさ」には、かなり衝撃を受けた記憶があります。どちらも、NHK大河ドラマでは、松本幸四郎さん演ずる主人公の「恋人」、「妻」の役を演じていました。



ところで、今、「絶世の美女」と来れば、誰になるのでしょうか。









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Unknown (雪斎)
2005-03-14 12:45:41
NHK大河ドラマでは松本幸四郎さん演ずる主人公の「恋人」、「妻」の役を演じていたのは、竹下景子さんと多岐川由美さんでした。訂正。



『黄金の日々』/桔梗〈竹下景子〉

『山河燃ゆ』 /エミー〈多岐川由美〉









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絶世の美女 (やすゆき)
2005-03-15 00:01:56
こんばんは。皆さん、よくドラマをご覧になってますね。



「絶世の」と冠が付くからには、国家が傾くぐらいの美女でなくてはなりません。しかし・・・

CMギャラがやたら高い(らしい)松嶋菜々子はチャーミングではありますが、絶世の美女かと言うと少し違うと思います。伊東美咲でも安禄山の乱は起きないでしょうし、仲間由紀恵を後宮に召しだそうものなら、「ごくせん」よろしく啖呵を切り返されてしまうでしょう。

絶世の美女は、現代日本では見出しにくいですね。
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求む、救国の美女 (玄倉川)
2005-03-15 00:27:57
たしかに雪斎さんのお題は難しいですね。

現代では、人並みはずれた美女はたちまちマスコミに目をつけられて消費されてしまいますから。

「絶世の」美女ともなると神秘性が必要だと思いますが、一般人や芸能人としてマスコミに露出しては難しい。



その例外としてはやんごとない方々がいらっしゃいます。

皇室の女性はいくらマスコミに取り上げられても神秘性を失い尊敬を得られなくなることはありません。

(最近ではそうでもないのかな?)

というわけで、秋篠宮 眞子内親王を絶世の美女(美少女)として推薦いたします。

「傾城」「傾国」ではない救国の美女に成長なさることを一国民として熱望しております。
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