玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

決戦は日曜日

2007年07月27日 | 政治・外交
気がつけば明後日29日は参議院選挙の投票日である。
立候補者と熱心な支援者の方々は暑さにも雨にも負けず最後の追い込みに懸命だろう。
高校野球じゃないけれど、各陣営とも悔いを残さぬようにベストを尽くしフェアに戦ってください。

新聞やテレビの選挙戦分析では軒並み「自民党大敗・民主党躍進」が予想されている。
私はマスコミの予想は話半分に聞くことにしているので、「そんなに極端な結果にはならないだろう」と思っている。特に根拠はない。もしかしたら予想を超える驚天動地の結果になるかもしれない。

郵政解散のときは小泉ファンとして自民党勝利を望んだが、今回の選挙では特にどこかの陣営を応援する気になれない。投票先は決めているけれど、「どうしても勝ってほしい」というほどの思い入れはない。
私は「政治は人がやるものだ」と考えているので、というと何やら立派だが実は単なるミーハーなので、個性的で面白い政治家がリーダーシップを発揮してくれないとつまらない。
今にして思えば郵政解散のときは役者がそろっていた。小泉さんは国際的スーパースターだし、岡田さんは小泉さんと正反対の生真面目さが好対照だった。色にたとえれば鮮烈な赤と地味な紺色である。だが今回の参院選は安倍さんと小沢さんだ。お二人とも能力のある政治家なのだろうが、なんだか地味である。色にたとえれば緑色と茶色というところか。
安倍さんは緑色の若葉、雨宿りするにはなんだか頼りない。
小沢さんは茶色の枯葉、というと失礼なので風雪に耐えた古木としておくが、どうもおいしい実を付けてくれそうには見えない。
帯に短しタスキに長し。命短し恋せよ乙女。


与太話はこれくらいにして少しは真面目なことも書こう。
参院議員の任期は六年である。三年ごとに半数が改選され、衆議院のような解散はない。
つまり今回の選挙結果は今後六年間の政治状況に強い影響を与えることになる。
願わくば有権者の皆様は「これからの六年」について長期的に考えて投票先を決めていただきたい。
マスコミが空騒ぎする当面の「○○問題」ばかりに気を取られず、冷静に、真剣に、そしてちょっとばかりの諦めをこめて(六年後のことが正確にわかるはずがない)、日本のため自分自身のため貴重な投票権を行使してくれることを願う。


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