まずは以下の引用文をお読みください。
当「玄倉川の岸辺」ではすっかりお馴染みになった人気ブログ「世に倦む日々」からの引用、ではない。
文中の「平沼氏」とか「左翼がかったリベラル勢力」とか「真の保守」といったキーワードに不審を感じた方もおられるだろう。thessalonike2氏であれば「野田聖子」「改革ファシスト」「アジア外交重視の良心的勢力」といった言葉を使う。だが、それらの言葉さえ入れ替えれば文章からあふれ出す反小泉の強い意志とロマンチシズムは「世に倦む日々」そっくりだ。
実は冒頭の文章は、ドイツ文学者にして新しい歴史教科書をつくる会名誉会長であり保守派の重鎮と呼ばれる西尾幹二氏のブログ「西尾幹二のインターネット日録」からの引用である。
ポスト小泉について(四):西尾幹二のインターネット日録
私はこれを読むうちに「いま自分が読んでいるのは『世に倦む日々』なのか」という奇妙な錯覚を抱いてしまった。
試みに文中のキーワードをthessalonike2氏好みのものに入れ替えてみよう。
しかし、先述の通り、小泉首相の今後の自民党に対する対応の仕方いかんで、政局は大きく動く可能がある。革命家気取りの彼の傲慢と暴政がさらに加熱し、ある限界点に達することをむしろ期待している。そのときこそ野田聖子の出番である。また裏切られて煮え湯を呑まされた安倍晋三が起ち上がる可能性もある。
小泉はどうでもいい。真の敵は自民党内の改革ファシズム勢力である。これを一掃するには党のある自壊現象が必要である。小泉首相は起爆剤になり得る。
野田聖子は次のように語っている。
「いまの自民党は、真の自民党ではない気がします。本当の自民党、弱者救済の政治というものを打ち立てることが必要になってくる。そのときには、民主党の一部も巻き込んで、アジア諸国民から信頼される日本を打ち立てる局面があるのではないかと考えています。」
まったくその通りである。私は大いに期待している。民主党の一部が一日も早く殻を破って良識派と大同団結する日の来るのを祈っている。
「世に倦む日々」の文章として全く違和感がない!
その他にも西尾氏の「ポスト小泉シリーズ」は「世に倦む日々」テイストがあふれていて興味深い。thessalonike2氏のファンであれば大いに楽しめることだろう。
ポスト小泉について(一)
ポスト小泉について(二)
ポスト小泉について(三)
ポスト小泉について(四)
それにしても、これほどまでに政局を読むセンスと文体の似た西尾幹二氏とthessalonike2氏が思想的には左右両極(?)にあるというのは面白い。
thessalonike2氏は「世に倦む日々」10月4日のエントリ“STOP THE KOIZUMI - 改革ファシズムを止めるブロガー同盟”において
「小泉打倒の意思」と「あふれんばかりのロマンチシズム」の二点で共通する西尾氏に対して、thessalonike2氏はいまこそ共闘を申し出るべきではないか。
創共合作とか共産党の党名変更とか他人事にかまけている場合ではない。
三木谷氏がTBSに呼びかけたように、大いなる勇気をもって反小泉の提携を西尾氏にプロポーザルしていただきたいものである。
しかし、先述の通り、小泉首相の今後の自民党に対する対応の仕方いかんで、政局は大きく動く可能がある。革命家気取りの彼の傲慢と暴政がさらに加熱し、ある限界点に達することをむしろ期待している。そのときこそ平沼氏の出番である。また裏切られて煮え湯を呑まされた安倍晋三氏が起ち上がる可能性もある。
小泉氏はどうでもいい。真の敵は自民党内の左翼がかったリベラル勢力である。これを一掃するには党のある自壊現象が必要である。小泉首相は起爆剤になり得る。
平沼氏は次のように語っている。
「いまの自民党は、真の自民党ではない気がします。本当の自民党、本当の保守というものを打ち立てることが必要になってくる。そのときには、民主党の一部も巻き込んで、真の保守を打ち立てる局面があるのではないかと考えています。」(前掲誌)
まったくその通りである。私は大いに期待している。民主党の一部が一日も早く殻を破って保守派と大同団結する日の来るのを祈っている。
当「玄倉川の岸辺」ではすっかりお馴染みになった人気ブログ「世に倦む日々」からの引用、ではない。
文中の「平沼氏」とか「左翼がかったリベラル勢力」とか「真の保守」といったキーワードに不審を感じた方もおられるだろう。thessalonike2氏であれば「野田聖子」「改革ファシスト」「アジア外交重視の良心的勢力」といった言葉を使う。だが、それらの言葉さえ入れ替えれば文章からあふれ出す反小泉の強い意志とロマンチシズムは「世に倦む日々」そっくりだ。
実は冒頭の文章は、ドイツ文学者にして新しい歴史教科書をつくる会名誉会長であり保守派の重鎮と呼ばれる西尾幹二氏のブログ「西尾幹二のインターネット日録」からの引用である。
ポスト小泉について(四):西尾幹二のインターネット日録
私はこれを読むうちに「いま自分が読んでいるのは『世に倦む日々』なのか」という奇妙な錯覚を抱いてしまった。
試みに文中のキーワードをthessalonike2氏好みのものに入れ替えてみよう。
しかし、先述の通り、小泉首相の今後の自民党に対する対応の仕方いかんで、政局は大きく動く可能がある。革命家気取りの彼の傲慢と暴政がさらに加熱し、ある限界点に達することをむしろ期待している。そのときこそ野田聖子の出番である。また裏切られて煮え湯を呑まされた安倍晋三が起ち上がる可能性もある。
小泉はどうでもいい。真の敵は自民党内の改革ファシズム勢力である。これを一掃するには党のある自壊現象が必要である。小泉首相は起爆剤になり得る。
野田聖子は次のように語っている。
「いまの自民党は、真の自民党ではない気がします。本当の自民党、弱者救済の政治というものを打ち立てることが必要になってくる。そのときには、民主党の一部も巻き込んで、アジア諸国民から信頼される日本を打ち立てる局面があるのではないかと考えています。」
まったくその通りである。私は大いに期待している。民主党の一部が一日も早く殻を破って良識派と大同団結する日の来るのを祈っている。
「世に倦む日々」の文章として全く違和感がない!
その他にも西尾氏の「ポスト小泉シリーズ」は「世に倦む日々」テイストがあふれていて興味深い。thessalonike2氏のファンであれば大いに楽しめることだろう。
ポスト小泉について(一)
ポスト小泉について(二)
ポスト小泉について(三)
ポスト小泉について(四)
それにしても、これほどまでに政局を読むセンスと文体の似た西尾幹二氏とthessalonike2氏が思想的には左右両極(?)にあるというのは面白い。
thessalonike2氏は「世に倦む日々」10月4日のエントリ“STOP THE KOIZUMI - 改革ファシズムを止めるブロガー同盟”において
反小泉のブログ運動を首尾よくラウンチさせてモメンタムを作るためには、上の話とは矛盾するのだが、数の多い右翼のブロガーと共闘する可能性を考える必要がある。反小泉、反「改革ファシズム」の政治運動は、まさに日本主義(ナショナリズム)の運動であり、前に書いたように新しい尊皇攘夷運動である。これは米国による植民地支配の危機から日本の国富を防衛する運動だ。新自由主義の名の米国の侵略支配に対する迎撃行動に他ならない。だからその一点で右翼と組める。ブログに一日一万人が訪れていた二週間前、アクセス解析は西尾幹ニの掲示板からの大量の来訪者を捕捉していた。これまでブログに来襲する右翼と言えば、専ら2ちゃん経由の定点観測とか嫌がらせ目的が主だったが、郵政民営化反対の議論を展開し始めてからは攻撃目的以外の右翼の来訪も増えている。国を守るのに右も左もないのだ。敵は植民地化を狙う米ブッシュ政権と傀儡の小泉政権ではないか。と書いておられた。
「小泉打倒の意思」と「あふれんばかりのロマンチシズム」の二点で共通する西尾氏に対して、thessalonike2氏はいまこそ共闘を申し出るべきではないか。
創共合作とか共産党の党名変更とか他人事にかまけている場合ではない。
三木谷氏がTBSに呼びかけたように、大いなる勇気をもって反小泉の提携を西尾氏にプロポーザルしていただきたいものである。
反小泉という結論が最初にあって、それに合わせて論理を構築するから両者とも似たような構図になるのでは、と思っています
今のように、小泉首相には反対でも投票先がないという多数が動くためには。
投票先がないから動けない有権者が多いというのは民主主義として正しいとは思えません、小泉首相が正しいかどうかは別にして。
>す さん
お二人の文体もそうですが、取り囲んでいるファンたちの気質も似ている気がします。
>トントンさん
ほめていただいているようなのでありがたいのですが、残念ながら私にはトントンさんの文章がよく理解できません。
>LOUさん
もしthessalonike2氏が野田聖子を見捨てて転向したら私は失望します。
>Chic Stoneさん
反小泉共闘には「投票先」とかそういうポジティブな考えはまったく無いように思えます。thessalonike2氏も「とにかく小泉を倒す、その後のことはそのとき考える」(大意)みたいに言ってましたから。
……そんな意思が結集して、本当に現状を変革した例として、細川政権の誕生がありました。
あの経験があるからこそ、私は「批判のための投票」を一切しないことに決めています。
どんな候補者が並んだとしても、投票基準は「誰を選ぶか」であって、「誰を落とすか」
ではないと、自らに言い聞かせています。
「今が最悪だから、“最悪以下”を選ぶ」という行動は、もう二度と取りません。
「反小泉左右共闘」の崇高な理念を掲げる方々が「誰を落としたい」かは理解できます。
ところで……彼らは「誰を選ぶ」つもりなんでしょうか?
>ところで……彼らは「誰を選ぶ」つもりなんでしょうか?
選ぶのではなく、テサロニケ氏が出馬するかもしれません。
女性広報を探しているとのことですし。
やっぱりよくわかりません。
>uNKNOWNさん
> ところで……彼らは「誰を選ぶ」つもりなんでしょうか?
私もそれが知りたいです。
>LOUさん
> 選ぶのではなく、テサロニケ氏が出馬するかもしれません。
それこそまさにサプライズですね。
私は彼の適職は野田聖子の参謀じゃないか、と思ってますが。
そこまで考えたら御二方のような行動はできませんよ。彼らは手段に向かって突き進むのみです。その後、西尾氏陣営が後ろから打たれるのが定番ですが。西尾氏は次善では妥協できないのでしょう、最も現状は私にとって次善であり 西尾氏にとっては不可の範囲なのかもしれませんが。
>トントンさん
やっぱりよくわかりません。
わたしもよく解らないのですが、その構文上の理由としては、節のつなぎ目が翻訳の後の文に類似している文形式と宣伝形式の紋切り型の文末が原因かと判断します。