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あっちの水はうまいぞ♪

白蟻について調べています。
といっても生態とか防除法とかではなくで、業者さん探しているだけなんですが。
悪徳訪問販売業者なイメージの強いシロアリ屋さんですが、
某巨大掲示板でなかなか有意義な意見交換がされていて参考になりました。
いわく、「シロアリ業者でなくシロアリ駆除業者と呼んでくれ!」
いや、確かにそうですね。

そして世界中のあらゆるところ、自然界に人間よりずっと昔から住んでいるシロアリさん、
彼らはただ木の死骸が食べたいだけで、別に住宅を狙っている訳ではないらしいのですが、
運悪く彼らと行き会ってしまうとバリバリと食べられてしまうという人間とは因果な関係。。

ところで、シロアリ駆除業者さんって
これからの地球環境にとってとても大切なお仕事なんですよ。
(木造住宅の長寿命化=シロアリ対策必須!)
ということを主張している本がありました。

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南山和也

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著者は「日本しろあり対策協会」という社団法人の理事さんですが、
ご自身も白蟻防除業を営んでいらっしゃいます。
やや生々しい部分は避けているような雰囲気もなきにしもあらず、な内容ですが、
手軽に読める本としてよく纏まっているのではないかと。
ていうか、協会のHP読んだだけでは「蟻害・腐朽検査員制度」が何かとか、
きっと一般の方にはさっぱり分からないと思います。

まあ、協会に加盟している業者だから安心、加盟していないから駄目、
という訳ではないのはどんな業界団体でも一緒かもしれませんが、
どうもエンドユーザーとの距離感が気になるなあ。
がんばって啓発してください!!消費者も業者も。

あと、今回いろんな業者さんのHPを廻って思ったのは、
調査無料がほとんど、その上、防除工事費も安いなあ、という点。
そこに床下換気扇とか調湿材の販売が絡んできてしまう元凶がある?
(勝手に基礎はつるな!)
いきなり詳細調査をしても意味がないというのも分かりますが、
調査の段階や工事との関係を明確化して、
ちゃんとした技術料をとってしかるべき業界だと思います。
やたらと薬撒いてる(<某未加盟業者さんの主張)場合じゃないっす。
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徐々に

PC移行+LAN環境整備も徐々に整って来ました。
ネットワークHDDへのバックアップ方法も試行錯誤を重ねてようやく方向性が。
(とりあえず新しいPCとミラーリングでバックアップすることに)
プリントサーバーとしても使えるのでなかなか便利です。
事務所使用では音も全然気にならないし、今のところノープロブレム。

将来的にはもう一台位はPCを備えてデータは基本、ネットワークHDDに保存、
そのHDDにもう一台HDDをぶら下げてミラーリング、
というのが望ましい気がしているのですが、
うう、そんな設備投資をしている余裕はありません。

でもHPのminiNotePC欲しい~。
ってこれじゃあとても図面かけそうもないですけど。
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改築はエコ?(その3)

ところで建築のLCCO2を見るときに、注意しなきゃいけない点があります。
それは「廃棄」です。

引用した国交省の文章には「廃棄に至るまで」とありますよね。
これって、「処分場に持って行くまで」って言うことなんです。
つまり、最終処分場に埋め立てようが、リサイクルしようが、
その建物のLCCO2の計算には反映されない。
仮にリサイクルされたとしたら、その分は
それを使用して新しくつくる建物のLCCO2に反映されるんです。

んじゃあ廃棄物の処理・保管にかかる社会的コストはどこに反映されるんだ??
というのは・・・不勉強で知りません(爆)

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今は建築以外の分野でも、LCA(ライフサイクルアセスメント)と言う
環境評価手法の研究が盛んなようなので、
機会をみてお勉強してみようかな~と、一応言ってみたりして。
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改築はエコ?(その2)

前回の続き。
LCCO2(エルシーシーオーツー)、という尺度があります。
これは、国交省のHPにあった説明(ちょっと古いですが)を引用すると;
「建築物の建設(建築資機材の製造、運搬を含む)、運用の各段階から、廃棄に至るまで、
 ライフサイクルを通して排出されるCO2の総量を計算する我が国独自の手法」
つまり、建物の環境負荷を、CO2の排出量を尺度にして評価してみよう、ということですね。

さて、このLCCO2の内、建設や運用、廃棄といった各段階が
それぞれどの程度の割合を占めるのか、ということなんですが、
建築の話しに入る前に、鉄道の話をしてみます。
というのは、最近鉄道ってどんどん車両入れ替えてますよね?エコと言う理由で。
で、とにかく丈夫で長持ちがエコ、と思っていた私には
省エネ電車に入れ替えた方がエコ、というのはかなりショックなことな訳だったんですよ。
(ieさんのBLOGご参照→ 201系の撤退に思う

で、鉄道のLCCO2が建築のとどう違うのか、といったことは不勉強でよく知らないのですが、
(っていうか、建築だって怪しいもんです)
しかし、まあ、傾向だけでもね、ということで調べてみますと、
やはり運行段階の占める割合が圧倒的に大きい、ということが分かりました。
数値で言うと、都市部の鉄道とか地下鉄では、
「走行が95%、残りがインフラ建設と車両製造でだいたい半分づつ」
といった感じ。

余談になっちゃうんですが、別の資料でちょっと面白かったのが、東海道新幹線と北陸新幹線の違い。
東海が「走行・運用が87%、維持補修が5%、建設製造が8%」で、まあ、同傾向なのに、
北陸は「走行・運用が56%、インフラ建設が43%」で、
需要が少ないと走行・運用もされない=CO2排出量が少ない、という当然と言えば当然の、
やや笑えない結論になっていたことです。
(インフラや車両の寿命、廃棄の分がどうカウントされているかまでは理解していません)

因みに、建築ではビルもので運用段階での排出量は6割強、建設は2割弱、
そして廃棄(場への運搬まで)が1割弱、と言った感じだそうなので、
鉄道とは大分様子が違う、ということは確認できました。
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改築はエコ?(その1)

昨日の世田谷区長記者会見で「区庁舎は改築(建て替え)の方向で検討」
との発言があったのだそうだ。
同日に配布された区報でも大々的に改築が喧伝されているという段取りのよさ。
(因みに議会の特別委員会も同日に開催されているんですよぉ~)
着々と進めてきてますね。

ご参考→ 本庁舎等について改築の方向で検討を進めていきます(区HP)

ところで区は以前「改築がエコ」とかいうよく分からない主張をしていました。
正確に言うと「改築の方がライフサイクルコストが低い」と言う主張ですね。
まあ、相当恣意的な試算なんでこのラインはさすがにまずいと思ったらしく、
「現在の区庁舎には、老朽化により、環境負荷を減らす新技術の導入に限界がある」
「照明や空調などに省エネルギー効果の高いシステムを導入できない」
に変わったみたいですけど。
当然ですがエコ改修すれば改築よりライフサイクルCO2は減るに決まっていますから、
エコ改修できない、ということを前提に話をすり替えた訳です。やだやだ。
(因みに何で限界があったり出来ないということになったりするのか、
 何か特殊な事情でもあるのかと思って区の報告書(全5冊)を見てみたんですが、
 まったく分かりませんでした。技術的な検証の結果ではなく、唯の決め付けですね。
 コンサルが無能か、建替えたいか、建替えたい人の顔色見て
 報告書書いてるなだけじゃないの?・・・全部だったりして)
まあ、この寝ぼけた報告書に関してはいろいろ言いたいことはある訳なんですが、
せっかくなんで、これを機会にライフサイクルCO2と更新について考えて見たいと思います。

前振り長すぎちゃったので、続きはまた(笑)
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