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おしゃべり機械の発展と栄光

アチコチで参考図書として出ていたので、ちょっと古い本なのですが、
レコードの歴史―エディソンからビートルズまで」を図書館から借りて読んでみました。
いやあ、面白い面白い。
ハードやメディアの変遷、これらの普及の様子などがバッチリわかります。

この本では「レコードの歴史」の対象として、
エジソンの発明(1877)以降の「蓄音機・レコードプレーヤー」と、
そのキカイで再生する「記録メディア=レコード(円筒と円盤)」の歴史が取り上げられています。
音・声を録音・再生する「トーキング・マシン」と呼ばれていた機械が
(そう、もともとは速記の代用としての音声記録装置として普及が目論まれたのです)
どの様な変遷を経て音楽再生するための機械「蓄音機→楽器」へと進化していったのか、
波乱万丈のストーリーが語られており、興味が尽きません。
初版が1955年、改定3版が1976年出版なんでCDとかデジタルの話はもちろん無いですけど、
磁気テープによる録音・再生に関しても要領を得た解説があり、目鱗でした。
(関係者には常識かもしれませんが、言われてみれば、見たいなこと多数)

著者自身がレコードの文化は「クラッシクのレパートリーの深化で計られる」
見たいな事を序文で明言してるんで、
「それじゃあどんなものがレコードとして発売されていたのよ?」
という疑問に関してはクラッシック方面のみに多くのページが割かれる結果になっていますが、
ポピュラーミュージックに関しても最低限のポイントは結構的確に押さえてある感じなので、
それより詳しい話はその方面の研究書などを見る、と言う事で納得したいと思います。
(あるのか?ジャズはありそうだな。)
その他ラジオとレコードの関係や、ジュークボックス(及びその前身)の占めていた位置など
実際の売上げなんかを元に解説しているんで、ハタと膝を打つような話がてんこ盛り。

そうは言ってもちょっと古いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、中身は全然古びていません。
なんとなれば、19世紀末~20世紀始めの創世記に活躍した人たちがギリギリ存命だった時期なので、
文献資料の調査と合わせて関係者へのヒアリングが可能だったのです。
結果、記述に奥行きが生まれ、歴史的なドキュメンテーションとして価値を生んでいると思うのですよ。
(つまりもっと古い話がちゃんと書かれていて、視点も明快なので古びないっていうこと)
唯一残念なのは図版が少ないこと。
これで図版が豊富だったら言う事ないのにな~。面白いものいっぱいあったみたいなので。

んな訳で「ジャズエイジのジャズ」シリーズになかなか復帰できません。
本来はそっから気になりだしたんだよなあ、ラジオとかレコードのハナシ。
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おえかきゴシック

先日拝見させて頂いた下北沢の富士見丘教会。

のほほんとあっさりした子供の絵みたいな教会で、いい味を出しているのではないかと。
バラ窓風の飾りに、ちょっとずんぐりですけど塔まで付いてますよ~。
庭側の開口部はステインドガラスの入った尖頭アーチになっていて(写ってません)、
内部は「ハンマービーム」という架構方法に似せたトラス構造。
いろいろがんばって教会テイスト出しています。

内部もなかなかいい感じですが、HPで写真を公開しないでと言われましたので、
残念ながら外観だけ。公道上からだからOKということで。
1936年竣工で登録文化財になっています。
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ゴシックじゃなくて

学校ゴシックシリーズ改め学舎で楽器を弾く乙女シリーズ

*過去エントリ「のどかなゴシック」写真替えました。

一橋大の伊東忠太設計の校舎は様式的にはロマネスクといっていいと思うのですが、
(ロマネスックって怪獣いるんかいな?ようわからん)
なんでゴシックじゃなくてロマネスクにしたのかな?
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空が広いんです♪

一昨年のGWに北海道に行きました。
まだ全面オープン前だったけど、モエレ沼公園にも行ってきました。
とにかく広い!
そして余計なものがない!
ノグチ展行ってまたウズウズしてきていますが、冬は雪があるからね~。
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艶がいい

ガスタンク、見れば塗り替え作業が終り足場を解体中。
秋空に緑が映える。
でも何でグリーンなんだろう。嫌味がないからかな?
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