蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

碌山忌

2011年04月22日 | 安曇野とその周辺

碌山館の入り口上部に掲げられた藍染でしょうか?のれん
こぶり美術館ならではである。

夭折の彫刻家「荻原碌山」101回目の命日、4月22日のコンサートを初めて鑑賞した。
午後から曇天になり風は冷たく、館庭での屋外鑑賞にはちょっと・・・
途中から薪ストーブのあるグズベリーハウス内に移動した

リハーサル中のシンセサイザー演奏「影武者」さん


喜多郎氏に影響を受ける
作曲も手がけており、喜多朗さんに褒められたただ一曲の、
「~君の想い~青木湖にて」は、澄んだ緑の湖面のイメージがよく表現されていました。
刑務所でのコンサート活動も。シルクロードほか

西山紀子さんは安曇野市のいろいろな音楽イベントのプロデュースやピアノ・キーボード演奏。
体のよく動く方で、小柄ながら声がおおきいです。
本日は「信濃の国」や「早春賦」(これらはイベントの定番です)など
屋内では、明治時代のオルガンのペダルをギコギコふみながら「故郷」を。この曲も定番。


アンサンブル”ウインズ゛”は松代からおいでのアカペラ4人組。童謡と唱歌をオリジナル編曲で、素晴らしいハーモニーでした。
次世代に繋ぎたいと活動しておられます


被災地のお年寄りが聴けたら、きっと手をたたき一緒に歌いだすことでしょう。
ボランティア活動に登録し出前演奏会に活躍しておられるが、車で1時間以内で出かけられる範囲ということです(サイトから)

桂聡子さんは松本からでフルートソロをクラシックなど3曲
写真はとれなかった

最後に三浦久さん
私が一番魅かれた曲は「次郎」
穂高の明治の教育者・井口喜源冶の詩に、三浦さんが作曲された作品。
移住してきた頃に見学した井口記念館にも展示されていた。長い巻物のような紙が、うす茶色に変色していました。
文語体で歌詞は難しいですが、ギターとハーモニカの凛とした演奏が好きになり、CD(1000円4曲収録)を買いました。
喜源冶は「偉い人でなく良き人になれ」と教えた研成義塾の塾頭でした。


偉い人は今、不人気です

「碌山」は彼の短い人生に、数冊の本から得た印象を三浦さんご自身が作曲されました。
県外での演奏会で聴いた人が、碌山美術館を訪ねてこられることもあるそうです。

信州だけではないとは思いますが、何かと童謡と唱歌が歌われます。
作曲者や作詞家に信州人が多いこともあるかも?
そして決まって年配者の観客が多いけど、男性の参加者が結構多いのも特徴です。

余談1
県歌「信濃の国」はうんざりするほど長い(六番まである)のですが、まず完唱しますね。
今日発見したのは、なぜか四番だけがスローテンポになります。
お隣さんに聞くと、理由はわからないけど必ずその歌い方だということでした。

ご存じの方、疑問解決よろしく!

余談2
4月22日~9月4日の特別展はおもしろいです。
『近代日本彫刻の究極-荻原守衛の絶作《女》の全貌』展
「女」像の知られざる製作意図や、碌山を紹介した記事のスクラップ、当時のアトリエ模型などの
展示です
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