まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

秋の陽はつるべ落とし

2016年10月28日 | 日記

爽やかな秋の日でした。
暑からず寒からず、実にほどよい一日でした。
何をするにしても「ほどほど」が一番のような気がしますね。

仕事を終えての帰り道。
西の空が真っ赤に燃え上がっていました。
夕陽は沈む瞬間にひときわ明るく輝くと言いますが
あれは自然現象でしょうか、それとも単に目の錯覚なのでしょうか。
思わず自転車を止めて見入ってしまいました。
齢六十を超えて意味もなく夕陽を眺めるモノ好きな人間は
おそらく私ぐらいかも知れません。
思わず「人生の黄昏」などという言葉が浮かびました。

秋の陽はつるべ落とし・・・
などと言いますが、本当に日が暮れるのが早くなりました。
現在、時間はまだ午後五時前ですが
目の前のハナミズキの紅葉もシルエットしか見えません。
家に着く頃はもう真っ暗で
自転車もライトを点けなければ走れません。
まさに釣瓶落としの夕陽ですが
今や「釣瓶」などもうどこを探してもありません。
若い人にはこの言葉ももう死語ですね。
昔、わが家には井戸があって
あの桶を使って水をくむのが子供心に楽しみだったのですが・・・



石神井川沿いの道です。
遠く秩父の山の向うがあざやかな夕焼けです。
急に冷え込んで来たので
持っていたアノラックを慌てて羽織りました。
昔、「帰り道は遠かった」という歌がありましたが
朝は三十分ぐらいで着くのに
帰り道はその倍近くかかってしまいます。
齢六十を超えると帰り道がドンドン遠くなるような気がします。
単なる錯覚でしょうか。(笑)