まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

年の終わりの駅弁

2016年12月30日 | 日記

いよいよ押しつまって来ましたねえ。
年の暮れの恒例行事で
昨日は久しぶりに都心に出かけて参りました。

お馴染み「にほんばし島根館」です。
正月になるとふるさとが恋しくなるのが地方出身者の常で
決まってこのアンテナショップを訪ねます。
店内は人でごった返していました。
年越し用の出雲そば、名物の野焼きカマボコ、地酒に和菓子。
懐かしい故郷の味をあれやこれやと買い込みました。
今年も田舎へは帰れませんでしたが
せめてもの故郷ごっこです。

師走の街を日本橋から八重洲方面へブラリ。
東京駅もごった返していました。
世の中は昨日が帰省のピークだったそうで
ふるさとへ向かう人の上気したような表情が印象的でした。
そう言えば石川啄木にこんな歌がありました。

  故郷の 訛り懐かし 停車場の

     人ごみの中に そを聞きに行く

啄木の場合は東北弁ですが
私の場合は出雲弁を聞くとアドレナリンが噴き出します。
郷愁が極まってこんな余計な買い物まで・・・

ここ何年か旅行もしていないので
駅弁を買うなど本当に久しぶりではないでしょうか。
啄木にちなんで東北の駅弁と
ちょっと豪華な東京弁当を買い込みました。
家に帰って家族と駅弁をパクつきながらテレビを見ていると
俳優・根津甚八さんの訃報が・・・
唐十郎の状況劇場時代からのファンだっただけに
思わず「え?」と声を上げてしまいました。
決して器用な俳優ではなかったものの
寡黙でひたむきで男の色気のようなものがあって
雰囲気のあるいい役者さんでした。



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