ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

「ずるい攻撃」をする人たち

2024-05-15 09:15:55 | 読書
本日も晴れです。
毎日良いお天気で有難い。
陽射しは家事をしようというエネルギーをくれます。
ま、雨の日は家事をサボれるという免罪符をくれるので
それはそれで嬉しい時もあるのですが。

先日「ずるい攻撃をする人たち」
という本を読みました。
被害者ポジションにたって、罪悪感で支配をしようとする人について
書いてあります。
直接イヤなことを言われた訳でもないのに、
関わるとなぜか疲れる、もやもやする、イヤな気持ちになる。
それは、ずるい攻撃を受けているからかもしれません・・・

ずるい攻撃については
昨年、息子と喧嘩をした時に(数か月、会話をしませんでした)悩み
ある日、ネットで受動的攻撃を知り、
とても腑に落ちた経験があるので、ある程度の知識はありました。
その時は、とにかく相手と同じ土俵には立つまい、
自分の感情を乱すことなく、淡々と日々を過ごそうと
心がけました。
自分の感情をぶつけたいと思ったし
その方が楽だとも考えたし、私にはなかなか難しい行動でしたが
結果的には、それが良かったと思えました。
息子を責めることなく、ただあなたの感情のゴミ箱にはなりませんよ、
と行動で伝えることになりました。
息子自身も色々考えたでしょうし
何よりも、私は自分が一皮剥けたような感じがしました。

今回、この本では
私はずるい攻撃をする側について考えました。
実は、私もずるい攻撃をする方なのです・・・
それは、私が両親からよくずるい攻撃を受けていたから
そういう感情表現で支配されていたから。
支配された居た時は、ひたすらに、それから逃れるために
愛想の良い子、誇らしい子、を演じて生きていました。
でも、家の中ではそれが出来ても
外での私は、いつも何かに飢えていて、不安定な子供だったと思います。
シンプルに、無条件で親に愛されている同級生は妬ましかったです。
私より成績が悪くても、行動が遅くても、可愛くなくても
なんとなく楽しそうに暮らしている様子には
何故?と思っていました。
だから、私はずるい攻撃をしていました。
優位に立ちたかったのです。

大人になっても、変わりませんでした。
というか、自分が満たされていない人だと認めたくなかった。
可愛そうな人と自分が認めたら、崩れそうだったからです。
だから、愛想も良かったけれど
心の中にはいつも不満がありました。
今思うと、勿体なかったですね。
ずるい攻撃を考える時間やエネルギーを、もっと他に向けていたら
もっと豊かに暮らしていただろうに、と後悔しています。

私がずるい攻撃をしないようになったのは
息子の問題解決で通い始めたカウンセリングで
初めて、母親との関係を打ち明けてからです。
そこで初めて、いなかったことにいなかったことに気が付き
また、そういう思いを抱いてもいいのだと理解しました。
罪悪感から解放された、という感じでしょうか。
実際には、一瞬で解放されたのではなく
徐々に、こういう自分でもよい、無理に傷つかなくても良い
と分かってきた感じです。

今でも、羨ましいと思う人はいます。
どの集団に行っても、羨ましい人はいる。
私は親との関係も話したくないし、息子のことも話したくない。
あからさまに家族の話ができる人はいいな~と思いますが
自分から話して無理に傷つくことはしない。
境界線を引くことは悪い事ではないから
快適な距離で接します。
自分自身の課題がわかり、ある程度解決の方向性がわかってからは
誰かを支配しようとか優位に立ちたいとか
全く考えなくなりました。

この本でも同じように書かれています。
ずるい攻撃をする人は
満たされていないのです。
だから、まず自分の中にある感情の基を知らないと
ずるい攻撃は止められない。

本当に、ずるい攻撃をしない側になって良かったと思います。
日々、とてもラクですから。
自分の楽しいだけを考えていられるのですから。

基本的に、この本は
攻撃を受けている側に立ち、対処法が書かれています。
良い人が攻撃を受けやすいそうです。
(私も外側だけではなく内側も暖かい家庭に恵まれている人が羨ましかったです)
毅然とした態度で、相手の感情のゴミ箱にはならないと決め
自分を雑に扱わせない。
自分を雑に扱う相手なんて、いなくても良いのですよ。
これは、攻撃をしている側にも言えると思います。
自分で自分を雑に扱うことも、しなくていい事。
結局は、自分を大切にしよう~ということでしょう。


※前回の記事で訂正があります。
手術の危険性を数字で表した部分
✕ 20匹で5匹以上 ⇒ 〇 20匹で1匹以上  です。

訂正してお詫びします。
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