Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

3月11日2時46分黙とう!~曽我梅林にて

2012-03-11 | 日本生活雑感
東日本大震災発生から1年。
今日のテレビは追悼番組一色。

今もNHKスペシャルで生中継中で、あの日のすさまじい体験を同じ場所で人々が語っている。

東日本大震災1周年追悼式に参加した宮城県遺族代表・奥田江利子さんの「ことば」がニュースで何度も流れ、その心の痛みを思うと言葉を失う。
胸に突き刺さる奥田さんの言葉の全文を読んだ。(以下一部を記す)


受けとめがたい現実、やり場のない怒りと悲しみ、そして限りのない絶望。
最愛の人を失ったというのに自分が生きているという悲しみ。「生きることがつらい」。そう思う申し訳ない気持ち。生きていることが何なのか、生きていくことが何なのかを考えることさえできない日々が続きました。
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY201203110163.html

死者1万5854人、行方不明者3155人・・・書きながらもう一度心に刻む。
何をどう書いていいのかわかない・・・


今日は曽我梅林の梅を見に行った。
1年前の震災が起こった時間2時46分に、主人が「黙とうを」と言うので、二人で梅を前に黙とうした。
日本全国の人々がいろんな場所で黙とうしたのだろう。

梅は美しかった。
満開に近く、調和を保ちながらたおやかに咲いていた。
白い梅林、ピンクの梅林・・・その中にひっそりとピンクがかった一輪の梅の花。



震災で亡くなった人々の霊を慰めるかのようだっだ。



枝に縦につながったように咲いている梅の花々。
この梅の木が印象に残った。




まるで桜のようだ。
作業をしていた農家の人の話だと、樹齢30年の梅林もあれば、100年のもあるという。
この美しい梅林が繰り返し花咲くことを願う。





しだれ桜のような梅。
日本情緒あふれる形である。






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