Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

早川俊二展2015年に長野、札幌、新潟で開催!~2014年度カレンダー好評発売中

2013-12-21 | アート
今日は、パリ在住の画家早川俊二氏の日本での展覧会が2015年に3ヵ所で開催されるといううれしいニュースを報告したい。
新作はもとより過去の主要な大作の人物画や小品の静物画が集められ、6月の長野を皮切りに、札幌、新潟へと巡回されるという大規模な展覧展となる。
今まで早川氏はアスクエア神田ギャラリーのみで数年ごとに新作を発表してきたので、このような大規模な個展は初めての試みであり、早川ファンにとってこの個展は絶対逃せないであろう。
2009年のアスクエア神田ギャラリーでの個展の大作展の作品の一部はこれ。


「まどろむAmery-2」油彩 2008年


「まどろむAmery-1」油彩 2009年

長野展は北野美術館別館(北野カルチュアルセンター)にて2015年6月4日から28日まで、札幌展はHOKUBU記念絵画館にて2015年7月16日から10月4日まで、そして、新潟展は、砂丘館にて2015年10月30日から11月29日までという予定。
もしかしたら、3ヵ所回る熱狂的なファンも現れるのではないか。


去年この展覧会のことで一時帰国し、銀座でお会いしたときの早川氏

去年12月に銀座で早川氏からこの展覧会の詳しい内容を聞いたとき、早川氏は初めての大規模な個展に興奮した面持ちだった。
2010年11月に崇拝するミケランジェロのデッサン展をウイーンのアルベルチーナ美術館で観て、大きなインスピレーションを得て、自分の作品に取り組もうと思った矢先に、2011年3月の東日本大震災によって、被災した友達のことを考え、パリにいる自分自身も混乱状態に陥り、一時期作品に向かえなくなったという。
その状態は2012年春まで続き、夏ぐらいから創作意欲がわいてきて、「試行錯誤で絵具をつけたり消したりして、一段上がってこれならいける・・・ミケランジェロ(のデッサン)から得たオーラみたいなものが油絵にでてくるかという感触がでてきた」と去年の取材のときに語っていた。
しかし、この1年は展覧会にからむさまざまな雑用でまったく作品はできなかったらしい。
だが、「常に絵のことは頭から離れない。絵の具を閑があれば、つけては消してつけては消すという作業をして、イメージしている。そうするとだんだん見えてくる。蕪とか(に色を)つけている」と言う。
「いつも前回(前の展覧会の作品)できなかったところをやろうと心がけている。今現在の絵が見えない・・・一つ一つ解決しながら上に上がっていく。そういうものが芸術だと思っている」と熱く語る。
「日本の美術とは様式を作って完成する。琳派なら琳派の様式をコピーすれば絵ができる。でも僕は様式を作ることを拒む」ときっぱりと宣言する。
「ミケランジェロとかセザンヌとか世の中に芸術の世界を示した人たちに一歩でも二歩でも近づきたい」と言う。
ミケランジェロのデッサン展以来、そのとてつもない感動に値した作品には出会っていないという。
今は現在やっている好きな作家、ブラック展を観に行くのを楽しみにしているらしい。

この展覧会開催の発端は、長野出身の早川氏の同級生を中心に賛同して、昨年の7月に実行委員会が作られ、着々と準備が進められている。
美術と関係のない一般の人々が立ち上がって、展覧会の企画開催をして同級生である早川氏を励ますというめずらしい展覧会。
「俊二君は今もこれからも絵具をつくり、キャンパスに向かい物質の存在を追求していく。そんな哲学に定年などあるはずもない。そんな毎日から休ませてやりたいのです。そんな俊二君を生まれ育った信州長野に呼んで励ます会をやりたいんです。小さい頃から俊二君に絵の具を与え続けたおふくろさんの努力をたたえたいんです。」という同級生の強いよびかけが、去年8月の「早川俊二長野展会報No.1」の1ページ目に書かれている。

展覧会の資金は実行委員会やファンなどのカンパで、また資金の一部は、2014年度の早川作品のカレンダーやポストカード、一筆賤販売の収入でまかなわれる。
早川ファンの方はこの機会に吸い込まれるような美しいカレンダーを購入して、早川氏の展覧会をサポートしていただければと願う。



展覧会とカレンダーなどのグッズの購入の仕方は、早川俊二オフィシャルサイトにでている。
ここには2009年の早川氏の個展の際に私が書いたUS新聞の個展レビュー記事もプロフィールの欄にでている。

http://www.shunji-hayakawa.com/ 











「子ども国会」冬の討論イベント「ほっとカフェ」12月22日(日)開催!

2013-12-19 | 日本の教育一般
皆さま、大変ご無沙汰しております。
今年も12月であわただしくなってきました。

我が家は長男大学1年生、次男中学2年生なのでクリスマスもあっさりと過ごしそうです。
長男は早稲田大学文化構想学部に所属しており、本格的な純文学とサブカルとのはざまで両方を行き来しつつ、軟式野球、特撮評議会、ガンダム研究会のサークルで充実している模様。
次男はせまりくる中二病と闘いつつ(笑)、中学から始めた剣道を続けています。

今日は長男が所属する子ども国会の冬のイベント「ほっとカフェ」の情報をお知らせします。
(子ども国会のサイトより抜粋 http://kodomokokkai.web.fc2.com/003.html)

日時:2013年12月22日(日)

場所:askawaスタジオ
   (スローガン株式会社本社 東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル 3F)
     ※当日は道案内のスタッフが立ちます。

参加費:無料

対象:小学生・中学生・高校生

時間:開会10:00(開場09:30)
   閉会16:30

Q.ほっとカフェってなに??

 子ども国会ほっとカフェは、子ども国会が主催する冬の討論イベントです。
夏に開催される一泊二日のイベントとは異なり1日のみのため、誰でも気軽に身近なテーマで討論に参加することが出来ます!
討論未経験で不安な方も、討論会ベテランの方も楽しめる、興味深いテーマを予定しています!

開催分科会

 ・女子力 とは?(ファシリテーター あいきち)
 ・コミュ力(コミュニケーション能力) 分科会(ファシリテーター つばさ)
 ・電子書籍 分科会(ファシリテーター ちなっちゃん)

参加されたい方は、子ども国会のこのページから申し込みしてください。http://kodomokokkai.web.fc2.com/003.html

長男は11月に子ども国会の事務局長から副代表となり、精力的に動いています。
高校時代に生徒会で一緒に活動していたみどり君があいきちさんからバトンタッチして代表になり、軍曹(長男の通称)・みどりコンビで子ども国会を支えている模様。


活動報告会での代表のバトンタッチ、みどり君があいきちさんにご苦労さんの花束を渡す。

10月28日に子ども国会の活動報告会があり、私も参加してきた。
子ども国会実行委員たちが、子ども国会の今までの活動を映像などを使って詳しく説明され、参加した社会人の方々も熱心に聞き入っていた。
今後の活動をよくしていくためにどうしたらいいかという議論もグループに分かれてなされ、より一層の広報活動に力をいれることの必要性を感じた。


第10回代表あいきちさんによる説明

第10回子ども国会本会の活動記事 http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/student/mizukara/case09.html#co-top

第9回子ども国会本会の活動記事  http://daigaku.shingakunavi.jp/p/contents/student/mizukara/case01.html#co-top

私もささやかながら、長男が卒業し、現在次男が通う中学の校長先生や教頭先生に広報活動した。
朝の集会で長男たちが生徒たちに広報活動を行えるよう交渉中である。

この10月の報告会から第10回子ども国会実行委員から第11回子ども国会実行委員へとバトンタッチ。
今後の実行委員の人数も必要なので、興味がある高校生や大学生がいたら子ども国会にぜひ連絡をしてください。


第10回子ども国会実行委員メンバー10人