なんやかやと時間がかかってしまいましたが、完成しました。
キットは今更ですが、シンプルな部品構成でとても組み易いものです。
それまで三流臭かったトランぺッターのイメージを一新したキットだけあって、シンプルながらもフェンダーが別パーツになってたり、
バスタブ型のパーツに外側のパーツを貼って作る車体、ベルト式と垂れ下がり表現が施された組み易い連結式履帯など
なかなか良いアイデアが詰まってます。でも組み易さに特化したためか、エッチングパーツは一切ありません。
せめてエンジンハッチ横くらいはエッチングとプラパーツの選択式にしてほしかったですね。
お約束として、エンジンデッキのメッシュをエッチングパーツに交換。
砲塔部分にタミヤパテで鋳造表現を施しましたが、基本あっさりめだったので、その後の塗装作業の中でさらに控えめになってしまいました。
砲身はキットと一緒にストックしてあったファインモールドのアルミ製に交換。非常にシャープでライフリングもしっかり再現されてます。
履帯は、キットのものでも悪くないんですが、なんか違う感じがします。カクカクしてると言うか…。直線的な感じがします。
自分はKV・JS系のどこが好きかと聞かれたら、真っ先に「履帯」と答えます。
工業製品なのに、どこか有機的で実在しない巨大生物の骨のような造形が大好きな訳です。ということでモデルカステンに交換の刑です。
塗装はいつもの感じで。汚しもかなり控えめです。
基本塗装はNATOグリーンの缶スプレーをブワッと吹いてから、調色したロシアングリーンを3段階に分けてグラデーションをつけます。
最後の一番明るい色はタミヤアクリルの「スカイ」を生で吹いてみました。この色、中学の頃に買ったもので、なんでこんな色買ったのか
今では当然のように思い出せません。案の定、瓶の中には今でもタップリ残ってました。
剥げは、いつものように油彩でちまちま書き込んでます。
タミヤのキットもそうでしたが、砲塔横に貼る巨大なスローガンのデカールが付属してますが…。
いちおう締まるので貼りましたが、実際にこんな車輌あったんでしょうかね?
色々と実車の記録写真をあさってもスローガン書いたKV-2なんて見た事ありませんがな。模型的演出なんすかね。
横に置いた砲弾はミニアートのキット。木箱も精密に再現されてます。
潰れぎみですが、デカールも付いてます。
車体後部のかまぼこ状のパーツは上部を平に削りこみました。
実車では両方のタイプが混在しているようですが、生産時期の違いでしょうか?勉強不足ですいません。
完全に個人的な好みです。
履帯と脚廻りは、部分的に今流行の「アルコール落とし」をやってみました。履帯はいい具合に出来ましたが、
脚廻りはなんか微妙な感じです。慣れれば、いろいろ面白い表現が出来そうです。
ヘッドライトのパーツはモールドが大雑把&透明度もイマイチだったので、モデラーズのレンズパーツに交換しました。
ナターリヤも嬉しそうです。ちなみに機関銃はドラゴンのフィギュアから。
どうも普通に撮影したんじゃグラデーションが解りづらいので、フラッシュ撮影した画像です。
マスターモデラーズの海外のホビーショーレポートの記事に、いつもこういう写真載ってましたね。