北海道装甲戦闘車輌模型日記

趣味の戦車模型製作記。自身の模型生活の実体を見つめ直し、その傾向と対策を探る。

T34/76 1940年型

2007年07月19日 18時14分03秒 | 大戦ソ連
キットはドラゴンの1/35。これは今年に入って最初に作ったものです。製作はキットの出来がいいため、スラスラ組み上がります。ロシア物は実車同様部品も少なくシンプルなキットが多いため気軽に作れます。ただ、エンジンメッシュはプラ製で実感に欠けるため、ライオンロアのエッチングに置き換えました。車両に関しては特にこれ以上書くことは無いので、塗装について詳しく書きます。
ロシア車両の塗装にはいつも明るめに作ったグリーン(ザクみたいな色)を使っていますが、どうも最近まんねりぎみです。次は、たまに見かけるカーキ色っぽい塗装に挑戦したいと思っとります。
塗装手順は、サーフェイサーを吹いて、基本塗装はタミヤアクリルで作ったザク色をブラシで吹きます。細部もアクリルで塗ってから、汚しに入るまえに一度、缶スプレーのつや消しクリアーを吹きます。最低一晩乾燥させてからウォッシングに入ります。ウォッシングには、油彩の黒や焦げ茶系の色をペトロールでしゃぶしゃぶに溶いてスペアボトルに作り置きしてある特製ウォッシング液を使います。昔はエナメルでやってましたが負荷のかかっている所や小さな部品が一瞬にしてバラバラに…。まあドバドバ塗ってたのも悪かったんだと思いますが。以来油彩にしました。それでも多めにドバっと塗るとプラがやられますので気をつけて下さい。その後濃い鉛筆で塗装の剥がれを書き込みます。錆や雨水のすじ、排気管などはピグメントで。隅に溜まった土ホコリは泥色をペトロールでしゃぶしゃぶに溶いたものでウォッシングの要領で再現します。しゃぶしゃぶに溶いたアクリルのバフを全体にブラシで吹いて調子をととのえて、最後につや消しクリアーでコートして終了です。だいたい基本的にはこんな感じで、毎回細かなところで試行錯誤しながらやってます。
フィギュアですが、プラトーンの「ロシア戦車兵1940-42年」です。まあ、最近はインジェクションキットもそうですが、レジン製フィギュアも出来がいいですよ。ほんとに。
「レジン製のフィギュアは高いし…」と言って作ったこと無い人は一度トライしてみる事をオススメします。もとの彫刻がしっかりしてるだけで細部(特に顔)の塗装はものすごく楽ですよ。

AB41 アウトブリンダ

2007年07月13日 18時58分19秒 | 
イタリア軍装甲車、AB41です。イタレリの当時の新製品を買ってすぐ作ったものです。キット自体はシンプルですぐに組み上がります。気になったのがリベットで、車体のものと砲塔のもので大きさが全然違います。砲塔のほうが抜きの関係で小さくなっています。しかも指でなぞっただけでボロボロ剥がれる始末。やむなく砲塔のリベットだけ全て作りかえました。あと前後のフェンダーにある車幅ポールも太くてごっつい感じだったので、ファインモールドの金属製に置き換えました。でも実車写真をみると結構太いようです…。それから私が戦車模型を作る時にかならず行うのが「透明な部分は透明パーツに置き換える」です。このキットもヘッドライトや、バックライトなどはモールドのみの再現で、塗装で透明部分を再現するしかありません。銀塗装で仕上げるのも手軽でいいのですが、どうしてもおもちゃっぽく見えるように感じますので、モデラーズのライトセットやウェーブのHアイズなどを使って置き換えています。簡単な工作ですが効果は非常に高いとおもうんですが、どーでしょうか。(あと目立ちませんが後ろの街灯の電球もガラス玉でクリア化してます)
塗装は付属の塗装例に沿っていますが、個人的な好みで迷彩柄はかなり薄めにした作品が多いんですが、今回はちょっと薄すぎたかもしれません。グリーン、ブラウンのミミズ腫れみたいなやつです。ほかの塗装例で、毒虫みたいなものすごい物もありますがさすがにちょっと…。これだからイタリアはあなどれません。
フィギュアですがホーネットのレジン製のイタリア兵です。ヘッドにフード付のヘルメットを被ってるのはいいんですが、肝心の顔がいまいちの出来に思えます。さすがにフードとヘルメットをのこして顔だけすげ替えるのもしんどそうだったので頭部まるごと同じホーネットの別のヘッドに交換しました。ヘルメットは脇に置いといてリラックスした表情の物に。足元にはのんびりムードを演出する田宮の動物セットの子犬を置きました(って、どれもありがちな内容ですいません)。

4号戦車 D型

2007年07月07日 11時53分19秒 | 大戦ドイツ
トライスターの4号D型です。まったくの素組みです。キットは細かい部品が多く、多少組みづらく感じる部分もありますが、慎重に組んでいけば問題無く完成までこぎつけます。塗装はおろしたてに近い状態を想定して汚しは控えめにしました。そのかわり背景として建物を追加。使用したのはバーリンデンの石膏製ストラクチャーです。その脇にアクセントとしてありがちな樽を置いてみましたが、これがメロンソーダを大量にいれた樽にしか見えません。透明エポキシ接着剤を使ったのですが、クリアーグリーンで色づけしたのがまずかったようです。次はがんばります。フィギュアはこの4号に合わせて発売されたトライスター製。こちらも平野さん原型の安心品質。

TIGER 1

2007年07月04日 07時06分54秒 | 大戦ドイツ
IS-2の次に作った田宮の1/35タイガー1後期型です。くたびれたタイガーのエンジン整備シーンにしました。エンジンはバーリンデンのレジンパーツ。フックやエンジンメッシュ、サイドフェンダーはアベールのエッチング。砲身もアベール。コーティングはキャバリエのレジンシート。キャタはモデルカステン。ペリスコープはファインモールドの透明パーツ。フィギュアはウルフのレジン製。と気が付けばアフターパーツ大量投入でえらいことに…。エッチングや少さなパーツ類は値段がかみさんにバレにくいので何とかクリア。でもタイガーはやはり別格(ミーハーですいません)なのでこれくらいはオゴってやりたいところです。

レジン製のコーティングシートですが、これはいいですね。カッターで切り出してペタペタ貼るだけで簡単にコーティングが再現できます。以前、ポリパテ&ブレードでコーティングした事があったんですが、強烈なニオイがかみさんに大不評!! 普段水性アクリル、エナメル、油彩をおもに使っているのでシンナーの臭いに免疫が無かったんでしょうが…。まあ、同居している人がいて模型を作っている人は必ずといっていいほどブチ当たる問題です。そのうちエポパテ&ローラーも試してみたいと思っとります。

最後はスチレンボードで石畳を作って、ウェーブのTケースLにブチ込んでフィニッシュです。
これもかなり以前に作ったものなので今見ると問題点が多々見つかります。あんまりじっくり見ないで下さい。ごめんなさい。

この後ドラゴンのタイガーも作ってみたのですが、うーむ…。なんか全体的に線が太いというかなんというか…。なんかこうモッタリして見えるような気がします。こんなこと思ってるの私だけでしょうか?? やっぱり今でも田宮タイガーのシャープな感じが好みですね。

IS-2

2007年07月03日 06時01分17秒 | 大戦ソ連
3年ほど前(だっけ?)に完成したIS-2です。っていきなりソ連かよ(ドイツファンの方すいません…)。

キットはドラゴンの1/35。いわゆる鼻がもりあがったやつです。キットは特に何の問題も無かったはず?正直あんまりおぼえてません…(汗)。素組ですがワイヤーをホームセンターで入手したステンレスワイヤーに交換。履帯はモデルカステンです。以前グランドパワーで見た撃破されてフェンダーがほとんど無くなっちゃった車両をイメージして、フェンダーを除去。恐竜の骨みたいな履帯を丸出しにしてみました。今見るとボロボロなわりにウェザリングが控えめすぎたかも。

フィギュアはトライスターのロシア戦車兵。平野さん原型ですっばらしい出来でした。原型がいいと塗りやすいですよ。ほんと。同社のフィギュアシリーズのファンでしたが平野さんが手を引いてから購入していません。ごめんなさい。1人はポーズを変えて鉛シートで作った赤旗を持たせています。
しっかし悪そうな顔してます(特に手前の3人の真ん中のやつ)。こいつは降伏したベルリンで傍若無人のふるまいをしたに違いありません。