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居酒屋さすらい 1098 - 京成沿線のThe!大衆酒場 - 「東菊水」(足立区千住曙町)

2016-12-02 19:10:21 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

心の兄貴、Y澤さんと久しぶりに連絡をとり、酒を飲むことになった。
場所はボクが適当に決めた。京成線の関屋で待ち合わせすることにした。

何故、関屋か。関屋に知っている酒場があるわけではない。
ボクが京成線で唯一降りたことのない駅が、関屋だった。だから、酒場探しも出たとこ勝負である。
でも、ボクには確信があった。いい酒場が確実にあると。

京成線沿線の酒場はほぼ間違いない。京成関屋でY澤さんと合流し、ボクらは酒場を探した。

大衆酒場はいとも簡単に見つかった。
「東菊水」。


こんなに簡単に見つかっていいのかというくらい、手応えのないものだった。もう少し、店を探そうかと思案もしたが、ボクとY澤さんは店に入った。


しかし、この店、読み方が分からない。
ボクは「とうきくすいかな?」とY澤さんに尋ねた。
「いやぁ、これは『あずまきくすい』じゃない?」とY澤さんは返した。
それを聞いていた店のおばちゃんが「そうよ」と口を挟んできた。

 

テーブル席に腰かけ、ボクらははじめに「生ビール」の中(550円)を頼んだ。

おもむろにメニューを見上げると、「まぐろぬた」(550円)、「レバカツ」(450円)の文字が飛びこんできた。

 あぁ、ここは本物だ。

ホンマもんの大衆酒場だ。

ボクの定義では、「ぬた」のある酒場が大衆酒場である。

 

ますば、「もつ煮込み」(450円)で様子を見る。

「『もつ煮込み』ね!」とボクが声を出すと、Y澤さんは必ず、「2つ!」と指を2本たてて補足する。

今夜もばっちり続いてくれた。

 

煮込みは小ぶりの椀だった。

白味噌仕立ての優しい味。

うまい!

 

ボクは生ビールを秒殺して、次の飲みものへ。

「ホッピー」に決めていたのだが、「焼酎ハイボール」の文字を見て、気持ちが揺らいだ。

 「ホッピー」は白黒、各450円。まぁ標準的だ。一方、「焼酎ハイボール」は290円。いや、値段だけの問題ではない。大衆酒場のハイボールは、下町の、いわゆるボールである。

ここは一発、琥珀のボールに命をかけてみるか。

下町には下町のルールがあるのだ。

 

「ポテトサラダ」は思ったとおり、手作りで、ボクらは大いに飲んで食べた。

 

多分、古い店なのだろう。

ところどころ、店がくたびれている。

 

気がつけば、Y澤さんも「焼酎ハイボール」を飲んでいる。

そして、ボクらは何杯も何杯もおかわりした。

 

この店、当たりだった。

さすが、京成線。

すばらしい店。

さぁ、次へ行ってみましょう。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あれ? コメント送信したけど、繁栄されない (Y澤)
2016-12-04 11:54:10
先ほど投稿しましたが、反映されていない?
あとで再投稿してみます。
Unknown (熊猫)
2016-12-04 12:07:52
おはようございます。
今はなくなりましたが、昔は記事もたまに消失したりしました。

せっかく書いたのに、また同じことを書くときのやるせなさったらないですよね。
懐かしの町 (Y澤)
2016-12-04 17:35:46
京成線関屋駅。待ち合わせ時刻より少し早く着いたので、駅近くの町を歩きました。

20代、J社に勤めていたころ、写植版下を請け負っていただいた写植屋さんがあった町です。
当時は印刷の前工程に写植版下を制作してから、印刷所に入稿していました。

DTP全盛の今にあって、写植版下といっても、今の方々には想像すら出来ないものだと思います。
印刷所入稿が近づき、スケジュールが押してくると、出張校正のため写植屋さんにたびたび通ったものです。

頭が付きそうな東武線のガードをくぐって行った先に、その写植屋さんはありました。このガードは今もそのままです。金八先生のドラマシーンにも何度かこのガードが映っていました。
北千住にも近いこの町は、今も昭和の面影がところどころ残っています。

次の機会に入店してみようかと思った酒処が、ひとつふたつありました。

東菊水は初めて入った店でしたが、楽しく呑み、語らったあと、懐かく感じるこの町とこのお店は、やわらかな印象を残してくれました。

また、よろしくお願いいたしますね。
Unknown (熊猫)
2016-12-05 08:26:22
おはようございます。
このエピソードは、この店で聞かせてもらいましたね。
すっかり、失念していました。

懐かしい街を歩くのは、ドキドキするものですね。懐かしさとともに当時の自分を思い出したりして。

ボクにとっては初めて降りる駅でしたが、Y澤さんにとっては、懐かしい街。そんな心のありようで飲む酒は、多分お互いに違う味がしたのかもしれません。

近いうちに忘年会をやりましょう。

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